結論から書きます。ダブルツリー リゾート by ヒルトン ペナンは、ヒルトンのポイントを持っている家族が「一日ホテルから出ない日」を作るために泊まる宿でした。今回は24,000ポイント、現金の支払いはゼロ。それでスイート・朝食・夕方のフリードリンクまで付いてきます。

2026年7月、家族3人でペナン島に1泊しました。ジョージタウンのホテルに泊まった翌日、ビーチ側のここに移動して1泊し、また戻るという行程の中日です。
のんたん正直、移動のついでに1泊するだけのつもりだったんです。着いてみたら、メイが「ここに全部ある!」と大興奮で、結局ほとんど外に出ませんでした。
この記事はホテル全体のまとめです。客室・朝食・ラウンジはそれぞれ写真多めの詳細記事にしているので、気になるところから読んでみてください。この記事ではプールとジム、ビーチへの動線、そしてポイント宿泊のROIを扱います。
ノリスの宿泊ROI決算報告|24,000ポイントで何が乗るか
まず数字から。予約したのは「ソファベッドを備えたツインルーム(スタンダードルーム特典)」で、合計24,000ポイントでした。


そして同じ時期に、同じアプリで現金レートを見るとこうなります。


バルコニー付きデラックスも、ツイン+ソファベッドも1泊RM362(ヒルトン・オナーズ割引・サービス料10%込/税別)。他のプランは「RM300〜」の表示でした。
📊 ダブルツリー ペナン 宿泊ROI決算(家族3人・1泊)
■ 支払総額
ヒルトン・オナーズ 24,000ポイント/現金支出 0円
■ 同条件の現金レート
1泊 RM362 ≒ 約14,500円(1リンギット=約40円換算。以下同じ)
→ ポイント単価は 約0.6円/ポイント
■ ここに上乗せされたダイヤモンド特典
◆ スイートへのアップグレード(チェックイン時にフロントから提案)
◆ 朝食無料(makan KITCHEN。子どもの分も請求なし)
◆ DIAMOND HOURS(17:30〜19:30、アルコール込みでおかわり自由)
■ 最終判定:圧勝。現金なら約14,500円の部屋が起点で、そこからスイートに上がり、朝食と夕方のフリードリンクまで乗りました。0.6円/ポイントという数字は、これらを一切勘定に入れていない相当に控えめな評価です。



ポイントの価値って「1ポイント何円」で語られがちなんですが、実際に効くのはそのポイントに何が乗るかなんですよね。同じ24,000ポイントでも、上級会員資格が乗る宿と乗らない宿では戻ってくるものが違います。ステータスを持っている人ほど、ポイントは特典が手厚い宿に使ったほうがいいと思います。
バトゥ・フェリンギ|ジョージタウンとは別の顔のペナン


このホテルがあるのはバトゥ・フェリンギ。世界遺産の街ジョージタウンから北の海岸沿いに車で30〜40分ほど走った、リゾートホテルが並ぶエリアです。
同じペナン島でも、こちらは完全にビーチリゾートの空気。街歩きの島と、海辺で過ごす島が、車で40分の距離に同居しているのがペナンの面白いところです。
夜になるとホテルの目の前の通りにバトゥ・フェリンギ・ナイトマーケットが立ちます。衣類や雑貨、屋台グルメが並ぶので、夕食を外で済ませたい日はここを歩くだけで十分でした。
チェックインの一杯目は、あの焼きたてクッキー


ダブルツリーといえばこれ。チェックインで渡されるチョコチップクッキーです。世界中のダブルツリーで同じものがもらえる、ブランドの象徴のような1枚。
あ!これ知ってる!前のホテルでももらったやつ!やっぱりおいしい〜!
メイはこれが本当に好きで、ペナンでも変わらない味に安心していました。袋には「CONTAINS WALNUTS(くるみ入り)」の表記があるので、ナッツのアレルギーがある方は要注意です。



世界中どこでも同じものを出すって、実はものすごくコストがかかるんですよね。それでもやめないのは、これが「ダブルツリーに来た」という合図として機能しているからだと思います。子どもが国をまたいで覚えている時点で、投資として完全に回収できています。
プール|大人用とキッズ用が別にある
ここが今回いちばん時間を使った場所です。プールは大人も泳げる大きなプールと、子ども専用の浅いプールが別々に用意されています。


これが全景。ヤシの木に囲まれた、いかにも南国のリゾートという景色です。奥に見える丘の緑と、青いパラソルのコントラストがきれいでした。


そしてキッズプール。滑り台と水の遊具があって、深さも子ども向け。ここだけで小さい子は延々遊べます。


別角度から。人工芝のスペースが横に広がっていて、遊具から上がってすぐ寝転がれます。


大人用のプールは十分な広さと深さがあり、しっかり泳げます。


客室のバルコニーからだとこう見えます。部屋からプールの様子が見えるので、「そろそろ空いてきたかな」を確認してから降りられるのが地味に便利でした。
🏊 プールを使ってわかったこと
◆ 大人用の大きなプールと、滑り台・水遊具付きのキッズプールが別々にある
◆ 利用者はかなり多い。プールサイドのソファ(サンベッド)は埋まりやすい
◆ ただしハンモックがいくつか吊るされていて、こちらは空いていた。マイはここに寝そべって、のんたんとメイがプールへ、という分担になった
◆ 客室からバスローブで降りられる。プール上がりはロビー階の売店でアイスクリームが買える



ソファが取れなくて一瞬「うわ」と思ったんですが、ハンモックが空いていて。むしろこっちのほうが当たりでした。マイは木陰で揺られながら本を読んで、こっちは娘とずっとプール。全員が自分のペースで過ごせた時間でした。
ビーチへは連絡橋で。ただし泳げません
ここは事前に知っておいたほうがいいポイントです。


プールのエリアから、ホテルの前を走る道路をまたぐ屋根付きの連絡橋が架かっています。「ゲストの安全のために架けた」という趣旨の案内板が入口に立っていました。


渡るとこんな感じ。屋根があるので日差しも雨も気になりません。信号を待たずにビーチへ行けるのは、子連れには本当にありがたい設計です。


橋を渡った先のゲート。ここに「BEACH NOTICE」の掲示があります。


そしてビーチがこれ。砂浜と岩、その先にアンダマン海。景色は素晴らしいのですが——
⚠️ 目の前のビーチでは泳げません
ホテルの前のビーチには監視員がいません。ゲートの掲示にも注意事項が並んでおり、遊泳はできない前提で考えてください。
「ビーチフロントのリゾート=海で泳げる」と思って来ると、ここでズレます。泳ぐのはプール、ビーチは散歩と景色——そう割り切っておくと、がっかりせずに済みます。


とはいえビーチには海の家があって、パラセーリングやジェットスキーといったアクティビティの料金表が出ています。ちょっとしたお酒や飲み物も買えるので、夕方に散歩して1杯、という使い方が合っていました。



橋をわざわざ架けているのに、その先で泳げない。一見ちぐはぐなんですが、逆に言えば「安全に行き来はさせるが、責任の持てない水域では泳がせない」と線を引いているということなんですよね。曖昧にせず掲示で明示しているのは、むしろ誠実な運営だと思います。
ジムは24時間|窓の外は本当に海です


「FITNESS by DoubleTree」のジム。24時間利用できます。


そしてここが素晴らしかった。窓の外に海が広がっていて、マシンからそのまま見えます。海を見ながら走れるジムというのは、そう多くありません。


クロストレーナーやバイクも窓沿い。眺めは海と、丘に建つ家並みです。




ウェイト系のマシンも一通り揃い、タオルと水は入口に用意されています。ホテルのジムにありがちな「マシン数台だけ」ではない規模でした。


入口はカードキーで開けるタイプ。時差で早朝に目が覚めてしまったとき、24時間使えるのは本当に助かります。
館内には博物館まであります


ロビーにこれが立っています。TeddyVille Museum(テディビル・ミュージアム)——テディベアの博物館が、ホテルの館内にあります。
雨が降った日や、日差しが強すぎてプールに出られない時間帯の逃げ場として、これは想像以上に強い設備です。「今日は外に出たくないな」という日に、ホテルの中だけで一日が成立してしまいます。


卓球台などが置かれたキッズエリアもあります。屋根の下なので、日中の暑い時間でも遊べます。


ロビーは天井が高く、風が通る開放的な作り。手前がAxis Lounge、その先がフロントという配置です。


館内の壁には大きな壁画が描かれています。これはジョージタウンの街並み。トライショー(三輪自転車のタクシー)や自転車が描かれていて、ペナンのストリートアート文化がそのままホテルの中に持ち込まれています。


こちらも壁画。手前には水槽が置かれていて、メイはここで足を止めていました。
この絵、きのう歩いた町だ!自転車の絵、本物も町にあったよね!
前日にジョージタウンでストリートアートを見て回っていたので、壁画とすぐに結びついたようです。同じ島の2つの顔を1泊ずつ見たからこそ、絵と実物がつながった——行程を分けた甲斐がありました。


スパは「eforea spa」。ヒルトン系列のスパブランドで、受賞歴のプレートが壁に並んでいました。今回は子連れで時間が取れず利用していませんが、大人だけの滞在なら選択肢に入ると思います。
🌏 このホテルで見つけた旅育ポイント
① 館内の壁画と、前日に歩いたジョージタウンの街並みが自分の中でつながり、「絵は本物を見て描かれている」ことに気づいた
② 目の前に海があるのに泳げない理由(監視員がいない)を掲示で知り、「安全は誰かが見ていて初めて成り立つ」ことを考えた
③ 世界中のダブルツリーで同じクッキーが出ることを思い出し、「同じ名前のホテルは同じことをする」というブランドの仕組みに自分で気づいた
誰に向いていて、誰に向かないか
✅ 向いている人
・ヒルトンのポイントを持て余している人(24,000ポイントでこの内容)
・小さい子連れで、プールと館内だけで一日過ごしたい家族
・ジョージタウンの街歩きとビーチリゾートを1回の旅で両方味わいたい人
・朝食のバラエティを重視する人(マレー・インド・中華・洋が並びます)
🚫 向かない人
・目の前の海で泳ぎたい人(監視員がおらず遊泳不可です)
・ジョージタウンの世界遺産エリアを拠点にしたい人(車で30〜40分あります)
・ラウンジで夕食まで済ませたい人(ラウンジは無く、特典はドリンク中心です)
・新しくデザイン性の高いホテルを求める人(設備は充実していますが内装は新しくありません)
★総合評価
★ ダブルツリー リゾート by ヒルトン ペナン 総合評価
ホスピタリティ・スタッフ対応 ★★★★☆(こちらから頼む前にフロントからスイートへのアップグレードを提案。混雑した朝食会場では上級会員用の別フロアへ案内。虫の注意も口頭で先に説明があった)
客室・設備の質 ★★★★☆(リビングと寝室が分かれ、バルコニーにデッキチェア。バスタブと独立シャワーの両方あり。一方で内装そのものは新しくない)
館内施設(プール・ジム・その他) ★★★★★(大人用とキッズ用のプールが別建て、24時間ジムは窓の外が海、道路をまたぐ屋根付き連絡橋でビーチへ、さらに館内にテディベア博物館とスパ。雨の日でも一日を館内で完結できる設備密度は同価格帯で頭一つ抜けている)
コスパ(ステータス恩恵込み) ★★★★★(現金レートRM362=約14,500円の部屋を24,000ポイントで確保し、そこからスイート・朝食無料・2時間のフリードリンクが上乗せ。現金支出はゼロ)
★5を2つ付けました。館内施設は「プールが2つ・24時間ジム・ビーチへの専用連絡橋・館内に博物館」と具体的に名指しできる密度があり、コスパは現金レートRM362に対して支出ゼロという数字で示せます。どちらも感想ではなく事実です。
一方で客室とホスピタリティは★4です。対応は終始丁寧でしたし部屋も広かったのですが、「ここでしか味わえない」という突出した一点があったかというと、そこまでではありませんでした。正直に書いておきます。
このクラスターの全体まとめはペナン3泊4日まとめ|空港到着からKLへの陸路移動まで全19記事でまとめています。あわせてどうぞ。
施設情報
【施設名】ダブルツリー リゾート by ヒルトン ペナン(DoubleTree Resort by Hilton Penang)
【所在地】56, Jalan Low Yat, Batu Ferringhi, 11100 Penang, Malaysia
【電話】+60 4-892 8000
【客室】300室を超えるビーチフロントリゾート
【アクセス】バトゥ・フェリンギ。ジョージタウンの世界遺産エリアから車で約30〜40分、ペナン国際空港からは約1時間
【プール】大人用の大きなプールと、滑り台・水遊具付きのキッズプール。サンベッドは混雑時に埋まりやすく、ハンモックもあり
【ビーチ】道路をまたぐ屋根付きの連絡橋で徒歩すぐ。監視員がいないため遊泳は不可。海の家でアクティビティやドリンクの購入は可能
【フィットネス】FITNESS by DoubleTree・24時間。窓際のマシンから海が見える
【スパ】eforea spa
【館内施設】TeddyVille Museum(テディベア博物館)、卓球などのキッズエリア、ロビー階の売店(アイスクリーム・菓子・軽食)
【朝食】makan KITCHEN(ロビーの1つ下・プールと同じ階)月〜金 6:30〜10:30/土日祝 6:30〜11:00
【ラウンジ】エグゼクティブラウンジは無し。Axis Lounge にてダイヤモンド会員向け DIAMOND HOURS 17:30〜19:30
【料金目安】同時期のヒルトン公式アプリ表示で1泊RM362〜(オナーズ割引・サービス料10%込/税別)。ポイント宿泊は1泊24,000ポイントから
【公式HP】https://www.hilton.com/en/hotels/penmbdi-doubletree-resort-penang/
※料金・営業時間・提供内容は変更される場合があります。アップグレードは空室状況次第で保証されるものではありません。最新の情報は必ず公式HPをご確認ください。
海外の家族旅行って、あれもこれも詰め込みたくなって、結局みんな疲れて帰ってくることがありますよね。今回はあえて「移動の中日」に何もしない一日を置いてみたら、それがいちばん記憶に残る日になりました。メイはプールと滑り台とクッキーだけで「今日がいちばん楽しかった」と言っています。人気の時期はビーチ側の部屋から埋まってしまうので、気になった方はぜひ以下のリンクから空室状況や最新のプランを確認してみてくださいね。素敵な旅になりますように!
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ダブルツリー ペナン よくある質問
ホテルの前のビーチで泳げますか?
泳げません。監視員がいないため、遊泳はできない前提で考えてください。ゲートにも注意事項の掲示があります。泳ぐのはプール、ビーチは散歩と景色——と割り切っておくと期待とのズレがありません。海の家でアクティビティやドリンクの購入はできます。
ビーチへはどうやって行きますか?
プールのエリアから、ホテル前の道路をまたぐ屋根付きの連絡橋が架かっています。信号を待たずに渡れるので、子ども連れでも安心でした。徒歩数分です。
プールは子どもでも大丈夫ですか?
大丈夫です。大人用の大きなプールとは別に、滑り台と水遊具が付いたキッズプールがあります。ただし利用者は多く、プールサイドのサンベッドは埋まりやすいです。ハンモックが空いていることが多いので、そちらも狙ってみてください。
ジムは何時から使えますか?
24時間利用できます。カードキーで入室するタイプで、有酸素系のマシンは窓沿いに並び、走りながら海が見えます。ウェイトマシンも一通り揃っていました。
ヒルトンのポイントは何ポイントで泊まれますか?
今回は1泊24,000ポイントでした(ソファベッドを備えたツインルーム・大人2名)。同じ時期の現金レートは1泊RM362=約14,500円の表示だったので、ポイント単価にすると約0.6円です。ポイント数は時期や部屋タイプで変動します。
ジョージタウン観光の拠点になりますか?
拠点にするには少し離れています。世界遺産エリアまで車で30〜40分です。街歩きを主目的にするならジョージタウン側に宿を取り、こちらはビーチリゾートを楽しむ日に1泊挟む、という組み立てがおすすめです。わが家もその形にしました。










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