ルナリッチ(ペナン)|ガーニー・パラゴンの子連れランチ実額RM153

飛行機の形をしたキッズプレート。スパゲッティ・ボロネーゼ、りんごとオレンジのスライス、ヤクルトが乗っている

ペナン到着の初日、いちばん最初に決めないといけなかったのが「昼をどうするか」でした。空港から車で40分ちょっと。宿に荷物を預けた時点でもう正午すぎで、屋台の名店を探して炎天下を歩き回る体力は、正直もう残っていません。

そこで向かったのが、すぐ近くのショッピングモール「ガーニー・パラゴン」の2階にあるイタリアン、ルナリッチ(Lunarich Pizza & Pasta)でした。2026年7月、家族3人。結論から言うと、海外旅行の到着日のランチとして、これ以上ないくらい正解でした。

ショッピングモール2階のルナリッチ店舗外観。濃い青の木枠の扉と赤いひさし、白い『Lunarich』の看板。店頭に料理写真の立て看板とテラス席
のんたん

到着日のごはんは「冒険しない」が正解だと思っています。空調とトイレと、座れる椅子。この3つが揃っている時点で、着いたばかりの家族にはもう十分なんですよね。

目次

ガーニー・パラゴンの2階、青い扉の店

モールの2階、フェスティブ・スクエアと呼ばれる一角に、濃い青の木枠のドアと赤いひさしが並んでいます。店頭には料理写真の立て看板。吹き抜けに面したテラス席もあって、モールの中なのに「通りに面した店」の雰囲気が出ています。

ルナリッチの店内。天井から下がる白熱色の吊りランプ、レンガの壁、奥にヨーロッパの街並みの壁画。間隔を広く取ったテーブル席

中に入ると、天井から下がる白熱色のランプ、レンガの壁、奥の壁一面にヨーロッパの街並みの絵。テーブルとテーブルの間隔がしっかり空いているのが、子連れにはいちばんありがたいところでした。平日の昼どきに入りましたが、店内はまだ静かで、待ち時間はゼロです。

ノリス

モール内の飲食は「席の回転」を優先して詰めがちなんですが、ここは通路幅を犠牲にしていないんですよね。荷物とベビーカーが通る前提の設計になっていると思います。

メニューは「TOP 10」のページから選べばいい

渡されたメニューを開くと、見開きまるごとが「TOP 10 Signature Must Try」。マルゲリータ、ハニーガーリック、イカスミのネロ・ディ・セピア、カルボナーラ、スロークックのBBQポークリブ……全部に写真と英語の説明がついています。

メニューの見開き『TOP 10 Signature Must Try』。マルゲリータ、イカスミのネロ・ディ・セピア、カルボナーラ、BBQポークリブ、チョコラバなどが写真付きで並ぶ

写真があるから、読めなくても選べる!

メイの言うとおりで、海外で子どもが自分で決められるメニューかどうかは、家族の食事の満足度をけっこう左右します。ここは写真の面積が大きいので、小学生でも指をさして自分で選べました。

⚠️ ムスリムの同行者がいる方へ

この店はポークリブがメニューに載っていて、ビールもスタウトも置いています。つまりハラル対応の店ではありません。マレーシアはモールの中でもハラル店とそうでない店が混在しているので、同行者に配慮が必要な場合は、入口のメニューで豚肉とアルコールの有無をひと目確認するのが確実です。

セットランチは、主菜の値段のまま一皿増える

大人ふたりはセットランチにしました。仕組みはとてもシンプルで、主菜の値段はそのままに、前菜かスープが無料で付いてくるという形です。伝票でもサラダとスープは0.00と印字されていました。

セットランチの前菜グリーンガーデンサラダ。フリルレタスとルッコラにミニトマトとマンゴー、バルサミコがかかった白い小皿

こちらが前菜のグリーンガーデンサラダ。フリルレタスとルッコラにミニトマトとマンゴー、バルサミコがかかっています。ボリュームは軽めですが、暑い外から入ってきた体にはこの「冷たい葉っぱ」がとにかくありがたい。もう一人はスープ・オブ・ザ・デイを選びました。

アーリオ・オーリオのラムチョップ。骨付きのラム2本にマッシュルームとブラックオリーブ入りのパスタ、ブロッコリーが添えられた白い大皿

メインはアーリオ・オーリオのラムチョップ(RM38=約1,520円)。骨付きのラムが2本、スパイスをまとってしっかり焼かれて、隣にマッシュルームとブラックオリーブ入りのパスタ、ブロッコリーが添えられています。もう一皿はフィッシュ&チップス(RM29=約1,160円)。パスタが付け合わせとして皿に載ってくるあたりが、いかにも「ピザ&パスタの店の定食」でした。

ノリス

昼に来られるならセット一択、というのが分かりやすくていいんですよね。主菜の値段が動かないまま一皿増えるので、こちらが損得を計算して迷う余地がないんです。

キッズセットは、飛行機のお皿でやってきた

そしてメイのキッズセット(SET B・RM29=約1,160円)。運ばれてきたお皿を見て、この日いちばん声が出ました。

飛行機の形をしたキッズプレート。胴体にスパゲッティ・ボロネーゼ、翼に白いスパゲッティ、りんごとオレンジのスライス、尾翼側にヤクルト

飛行機の形をしたプレートです。胴体にあたる部分にスパゲッティ・ボロネーゼ、翼にあたるくぼみに白いスパゲッティ、機首側にりんごとオレンジのスライス、尾翼側にヤクルト。この日の朝まで本物の飛行機に乗っていた子どもが、着陸した先で飛行機のお皿に当たるという偶然です。

ヤクルト、マレーシアにもあるんだ! 同じやつだ!

メイが指したのは、まぎれもなくあの赤いふたのヤクルトでした。日本の家の冷蔵庫で毎週見ているものが、6,000km近く離れた国のキッズセットに、当たり前の顔をして入っている。「日本のものが売られている」ではなく「もうこの国のふつうになっている」という感覚は、実物を前にしないと伝わらないものだと思います。

のんたん

マイも「これは日本の子より嬉しそうな顔してるね」と笑っていました。海外で見つける「知ってるもの」って、大人が思っている以上に子どもの安心材料になるんですよね。

デザートのアイスと、テーブルの上のタングラム

キッズセットには最後にアイスクリームまで付いてきます。紙カップのバニラに、チョコとキャラメルのソース、その上にカラフルなスプレー。

キッズセットのデザート。紙カップのバニラアイスにチョコとキャラメルのソース、カラフルなスプレーがかかっている

ヤクルト、果物、アイスクリームまで込みでRM29。子ども1人分の食事としては、この構成でこの値段はかなり強いと思います。

木のテーブルに置かれたアイスクリームのカップと、木製のタングラム(七巧板)パズル

アイスの隣に写っているのは、木製のタングラム(七巧板)。デザートを待つあいだ、メイはこれをテーブルに広げて三角と四角を並べ替えていました。大人がゆっくりコーヒーを飲める時間は、だいたいこういう小さな道具が作ってくれます

昼からギネスを頼んでみた

旅の初日、しかも移動が終わったあとの昼。ここは正直に書きますが、頼みました。

テーブルに置かれたギネス・スタウトのグラス。クリーム色の泡が立ち、背後に店内の照明が見える

ギネス・スタウトがRM19(約760円)、タイガーがRM17(約680円)。クリーム色の泡が沈んでいく途中のグラスを見ながら、ようやく「旅が始まった」という実感が来ました。

ノリス

マレーシアは酒税が高くて、ビール1本が日本とほぼ同じ値段になります。屋台のノーザン・ビーチ・カフェでも小瓶RM17.20でしたから、店の格ではなく国の制度で決まる価格なんですよね。

会計はいくらだったか

ルナリッチの会計伝票。キッズセットB、セットランチ2組、タイガーとギネス、サービス料10%とSST6%を経て合計RM153.10。日付と伝票番号は黒塗り済み

3人でこれだけ食べて飲んで、合計はRM153.10(約6,100円)でした。内訳は以下のとおりです。

🧾 家族3人ランチの実額(伝票より)

キッズセットB スパゲッティ・ボロネーゼ(ヤクルト+オレンジ+アイス付) RM29.00

セットランチ + グリーンガーデンサラダ(0.00)+ アーリオ・オーリオ ラムチョップ RM38.00

セットランチ + 本日のスープ(0.00)+ フィッシュ&チップス RM29.00

タイガー RM17.00 / ギネス・スタウト RM19.00

小計 RM132.00 + サービス料10% RM13.20 + SST6% RM7.92

合計 RM153.10(約6,100円・端数調整含む)

ここで見ておきたいのが、メニューの表示価格に、サービス料10%とSST(売上サービス税)6%が上乗せされるという点です。単純合計で約16%増える計算になります。

ノリス

予算はメニュー合計の1.16倍で見ておくと、実際の会計とほぼ一致します。屋台は上乗せがない代わりに現金のみのことが多いので、そこで選び分けるのも手だと思います。

この1.16倍の話は、メイにもそのまま伝えました。「書いてある値段と、払う値段が違う国がある」——消費税を10%で覚えている小学3年生には、けっこうな発見だったようです。伝票の数字を指でたどりながら、サービス料とSSTの行を自分で見つけていました。

ここのお店の人にもお金が入るってこと? じゃあチップはいらないの?

食後はモールを一周|ニトリとロレックスとTWG

食べたあとはそのままモールを一周しました。ガーニー・パラゴンはペナンでも上位の高級モールで、ロレックスのような時計店と、日本の「ニトリ」が同じ建物に入っています。ニトリはこのモールが北マレーシア初出店と紹介されていて、売り場の作りは日本の店舗とほとんど同じでした。

そして、この日いちばんの収穫がこちら。

TWG Tea の『TEA TEDDIES』の筒2本。青がブルーベリー、ピンクがラズベリー&バニラで、窓からクマ型のグミが見える

シンガポール発の高級紅茶ブランドTWG Teaの売り場に出ていた特設コーナーで見つけた、「TEA TEDDIES」という紅茶味のグミです。ブルーベリーと、ラズベリー&バニラの2本。筒の窓からクマの形が見えるパッケージで、日本ではなかなか手に入りません。お土産用に、と言いながら1本は自宅用になりました。

のんたん

「日本のヤクルトがマレーシアにあって、シンガポールの紅茶を日本へのお土産に買う」。到着日の2時間で、この行ったり来たりを体験できたのは面白かったです。

お腹も満たされ、両替も済ませ、暑さで溶けかけた体も冷房で復活。ここから市街へ出て、カピタン・クリン・モスクへ向かいました。到着日のモール、想像以上に「立て直しの場所」として機能します

★総合評価

★ ルナリッチ(ガーニー・パラゴン店)総合評価

料理のクオリティ ★★★☆☆(骨付きラムチョップ2本にマッシュルームとオリーブのパスタが付くなど皿の構成はしっかりしていて、価格相応に満足できる。ただし製法・食材で名指せる差別化はなく、専門店の格ではない。旅先で「外さない」水準という意味での★3です)

コスパ ★★★★☆(セットランチは主菜の値段のまま前菜かスープが無料で付く。キッズセットはRM29でヤクルト・果物・アイスまで込み。3人+ビール2本の合計がRM153.10=約6,100円なら、モール内の店として十分お値打ちです)

子連れのしやすさ ★★★★☆(飛行機型プレートのキッズセットにデザートまで付き、写真主体のメニューで子どもが自分で選べる。テーブル間隔も広い。ただしベビーチェアや授乳室など設備面の確認はできていません)

アクセス・利便性 ★★★★☆(ガーニー・パラゴン2階で、モールの空調・トイレ・買い物が地続き。ジョージタウン中心部からGrabで10分ほど。ただし公共交通の軸はなく、基本はGrabか車前提です)

料理だけ★3にしたのは、辛口をやりたいからではありません。「ここでしか食べられない一皿」を挙げられなかったので、正直にそこへ置きました。逆に言えば、残り3軸が★4で揃うこの店は、味で勝負しに行く店ではなく、旅の段取りを助けてくれる店です。到着日・移動日・雨の日にこそ強い。

📖 この旅の全体まとめ(ペナン3泊4日の全行程)はこちら

このクラスターの全体まとめはペナン3泊4日まとめ|空港到着からKLへの陸路移動まで全19記事でまとめています。あわせてどうぞ。

施設情報

【店名】Lunarich Pizza & Pasta(ルナリッチ)ガーニー・パラゴン店

【所在地】Lot 2.33, Level 2, Festive Square, Gurney Paragon Mall, Persiaran Gurney, 10250 George Town, Penang, Malaysia

【営業時間】11:00〜23:00(情報源により差があるため、訪問前に公式・モールの案内で確認してください)

【料金目安】セットランチ RM29〜38、キッズセット RM29、ビール RM17〜19。表示価格にサービス料10%+SST6%が加算されます

【ハラル】非対応(ポーク料理・アルコールの提供あり)

【アクセス】ガーニー・パラゴン・モール2階。ジョージタウン中心部からGrabで約10分。モールの駐車場あり

※営業時間・メニュー・価格は変更される場合があります。最新の情報は必ず店頭またはモールの公式案内でご確認ください。

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