シドニー空港ニュージーランド航空ラウンジ体験記|ANA指定・無料の実力

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ニュージーランド航空ラウンジは「ANA指定」の無料ラウンジ

シドニー空港のラウンジめぐり、いよいよ本命です。プライオリティパスで入れるザ・ハウスやレストラン特典のペローニ・バーを回ったあと、最後に向かったのがニュージーランド航空ラウンジ。ここはANA便を利用する上級会員(スターアライアンス・ゴールド)やビジネスクラス搭乗者が無料で使える、ANAの“指定ラウンジ”です。

のんたん

ニュージーランド航空はスターアライアンスの仲間。だからANAのステータスやビジネスクラスがあれば、追加料金なしでこの本格ラウンジに入れるんです。これは使わない手はありません!

ひとつ知っておきたいのが、すぐ隣にあるシンガポール航空の「シルバークリス・ラウンジ」との違いです。ANAのシドニー発は夜遅い便が多いのですが、その時間帯はシルバークリス・ラウンジが営業時間外で閉まっていることがあります。一方、指定のニュージーランド航空ラウンジは深夜便に合わせて開いているので、遅い時間でも安心して過ごせました。

隣接するシンガポール航空シルバークリス・ラウンジの入口(シャッターが閉まった状態)
ノリス

「隣が閉まっていても指定ラウンジは開いている」——これ、深夜便が多いシドニー発だと地味に効くんですよね。どこが自分の便の時間に開いているかで、旅の最後の質が変わると思います。

広くて上質な空間——さすがの本命ラウンジ

中に入ってまず感じるのは、とにかく広いこと。ニュージーランドの雄大な湖と山々を映した大きなスクリーンが空間の軸になっていて、旅の余韻にひたるのにぴったりの雰囲気です。

ラウンジ内装。ニュージーランドの湖と山を映した大きなランドスケープスクリーン

席のバリエーションも豊富で、テーブル席のほかに、ゆったりと体を預けられる一人がけのラウンジチェアもあります。窓際の席からは滑走路の夜景も見えて、一人でぼんやり過ごすには最高の環境でした。充電まわりも文句なしで、各席にUSBタイプAとタイプCの両方の差込口があるので、変換アダプターを探し回る必要もありません。もちろんWi-Fiも完備です。

設備面では、シャワールームも用意されています。夜行便で日本へ帰る前にさっと汗を流せるので、体のコンディションが全然違います。個室のキッズスペースもあり、小さなお子さん連れでも過ごしやすい配慮がされていました。

ラウンジ内のシャワースイートが並ぶ廊下
Showersと表示されたシャワールームの案内サイン

無料とは思えないドリンク——Villa Mariaのスパークリングと一番搾り

このラウンジで感動したのが、ドリンクの充実ぶりです。目玉は、ニュージーランドの名門ワイナリーヴィラ・マリア(Villa Maria)のスパークリング。マールボロ産のシャルドネとピノ・ノワールを使った「リザーブ メソッド・トラディショネル」という辛口の本格派で、瓶内二次発酵で造られる、いわゆるシャンパンと同じ製法のスパークリングです。ニュージーランドではNZ$40ほどする一本が、ここでは無料でいただけます。

ヴィラ・マリア リザーブ メソッド・トラディショネルのスパークリングワインのボトル
グラスに注がれたヴィラ・マリアのスパークリングワイン
のんたん

キリッとした辛口で、泡もきめ細かくて本当に美味しい!これが無料で飲めるなんて、ちょっと得した気分になりました。

ビールのラインナップもうれしくて、日本のキリン一番搾りの瓶まで置いてありました。海外のラウンジで見慣れた日本のビールに出会うと、なんだかホッとします。ほかにもニュージーランドのスタインラガーやオーストラリアのクラフトビール、各州のワイン、ウイスキーやスピリッツまで幅広く揃っています。

冷蔵ケースのキリン一番搾りとヴィラ・マリアのスパークリング
冷蔵ケースのビールとニュージーランドのロゼワイン
バーのスピリッツとワインの棚。メーカーズマークやスキャップグレイス

圧巻だったのが、壁一面にずらりと並んだワインのディスプレイ。バーカウンターの背後がまるごとワインセラーのようになっていて、見ているだけでも気分が上がります(※他の利用客はプライバシー保護のためぼかし処理をしています)。

壁一面のワインディスプレイとバーカウンター(利用客はぼかし処理)

お酒が飲めない時間帯や、フライト前に控えたいときも大丈夫。ソフトドリンクのディスペンサー(コーラやファンタ、ジンジャーエール)や、トマト・オレンジ・アップルのジュース、ディルマの紅茶も揃っています。コーヒーはセルフのバリスタマシンで、フラットホワイトなどをボタンひとつで淹れられました。

ソフトドリンクのディスペンサー。コーラ・ファンタ・スプライト・ジンジャーエール
セルフのバリスタコーヒーマシンとカップ、ディルマの紅茶
トマト・オレンジ・アップルジュースのディスペンサーと紅茶コーナー

フードも本格的——トリュフマッシュはお代わり必至

フードは、ラウンジのビュッフェとしてはかなり充実していました。中でも私が一番気に入ったのが、このトリュフ風味のクリームマッシュポテト。トリュフの香りがしっかり効いていて、なめらかで濃厚。あまりに美味しくて、思わずお代わりしてしまいました。

トリュフ風味のクリームマッシュポテト(Truffle creamed potato mash)

温かい料理も種類豊富で、レモンマートルとチポトレBBQでじっくり煮込んだビーフブリスケット、きのことほうれん草のパルメザンクリームペンネ、味噌を効かせた蒸し野菜など、しっかり食事になるメニューが並びます。ビーフスライダー(ミニバーガー)やサンドイッチ、サラダ、チーズの盛り合わせもあって、軽くつまむのにも困りません。

スローブレイズドビーフブリスケット(レモンマートルとチポトレBBQ)
きのことほうれん草のパルメザンクリームペンネと塩バター
お皿に並んだビーフスライダー(ミニバーガー)
サンドイッチとペストリーのビュッフェ。シュニッツェルロールやティラミス
サラダのビュッフェ。スロー・ポテトレンティルサラダ・野菜スティック
チーズの盛り合わせ。ブリーとハラペーニョ・モントレージャック

温かいスープや、焼きたてのスコーンにクリームとジャムを添えるデヴォンシャーティー風のコーナーまであって、甘いものからしっかり系まで隙がありません。ちょっとしたホテルの朝食ビュッフェのような充実ぶりでした。

地中海風レンズ豆のスープと焼きたてパン、ロースト豆・クルトン
焼きたてスコーンとクリーム・ジャム、奥にデザート各種

私は、お気に入りのトリュフマッシュに、ペンネやチーズ、グリッシーニを少しずつ。窓際の席で、ヴィラ・マリアのスパークリングを片手に、滑走路の夜景を眺めながらいただく——オーストラリアの旅を締めくくるのに、これ以上ない時間でした。

自分で取り分けた皿。トリュフマッシュ・ペンネ・ブリー・グリッシーニ
窓際の席で、取り分けた皿とヴィラ・マリアのスパークリングと滑走路の夜景

ノリスのROI分析|ANAステータスで入る本命ラウンジの価値

ノリス

このラウンジの価値を、数字で整理してみますね。ポイントは「ANAのステータスやビジネスクラスがあれば全部タダ」という一点なんですよね。

ニュージーランド航空ラウンジ|ANA利用時のROI決算

① 利用条件:ANA便利用+スターアライアンス・ゴールド、またはビジネスクラス搭乗で追加料金ゼロ
② 主な中身の市場価値:ヴィラ・マリア リザーブのスパークリング(NZ$40≒約3,600円相当)が飲み放題/キリン一番搾り・各州ワイン・バリスタコーヒー/トリュフマッシュ等の温かい料理/シャワー
③ 比較軸:同じフロアのザ・ハウス(プライオリティパスで入場、ウォークインならA$42相当)と比べても、無料でこの中身は頭一つ抜けている
④ 時間帯リスク:隣のシルバークリス・ラウンジは深夜便だと閉まることがあるが、指定のこのラウンジは深夜便に対応
⑤ 最終判定圧勝(ANAステータス保有者にとってシドニー空港の第一候補)

プライオリティパスで入るザ・ハウスも、レストラン特典のペローニ・バーも、それぞれ良さがあります。でも、ANAの上級会員資格やビジネスクラスがあるなら、まずここを本命に据えるのが正解だと感じました。広さ・静けさ・ドリンクの質・フードの満足度、そしてシャワーまで、無料で全部そろってしまうからです。

ニュージーランド航空ラウンジ(シドニー)の基本情報

【施設名】Air New Zealand Lounge(ニュージーランド航空ラウンジ)/シドニー国際空港
【所在地】Sydney Kingsford Smith International Airport, Terminal 1(国際線)出国審査後・エアラインラウンジエリア
【利用条件】ニュージーランド航空・ANA等スターアライアンス便利用時のスターアライアンス・ゴールド会員、またはビジネス/上位クラス搭乗者
【設備】バー・軽食&ホットミールのビュッフェ・バリスタコーヒー・シャワールーム・キッズスペース・各席USB充電(Type-A/Type-C)・Wi-Fi
【営業時間】発着便に合わせて運営(深夜便に対応)
※利用条件・営業時間は変更されることがあります。最新情報はANA・ニュージーランド航空の公式でご確認ください。

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