最初に、混同しやすいところを整理します。ANAアメリカン・エキスプレスに「プラチナ」という券種はありません。最上位はANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードです(「プラチナ」はアメックスのプロパーカード側の名前です)。ANAアメックスの一番上を探してこのページにたどり着いた方は、このカードで合っています。
年会費は187,000円(税込)。2026年9月2日のリニューアルで165,000円から上がりました。ネット上にはまだ改定前の情報が残っているので、このページは改定後の内容で書きます。そして、このカードにはANAの上級会員資格を持っている人ほど価値が下がるという、ほかのカードにはない特徴があります。そこも正直に書きます。
① 特典・メリットの一覧(何が受けられるか・条件つきで一覧表に)
② 入会キャンペーンの内訳(ご紹介経由252,000/公式サイト242,000マイル相当)
③ 2026年9月2日の改定で変わったこと(利用ボーナスマイルの移行期間に注意)
④ 「すでにSFC・上級会員」の方には何が重複するのか
⑤ 申し込みルート3つの比較と、紹介での入会が「危険」かどうか
このカードの核心は「買えるANAラウンジ」です。国内線のANAラウンジは本来、上級会員(プラチナ・ダイヤモンド・SFC)でなければ入れません。このカードは年会費でそこに入れます。逆に言うと、すでにSFCや上級会員資格をお持ちの方には、この最大の売りが丸ごと重複します——私自身、まさにその理由でこのカードを手放しました(詳しくは次の見出しで)。
入会特典:ご紹介経由は合計252,000マイル相当、公式サイトのカードページは242,000マイル相当。達成条件はどちらもご入会後3ヶ月以内に合計350万円以上の利用で、期限も同じ2026年11月4日(水)お申し込み分まで。差は10,000マイル相当です(いずれも2026年9月3日に公式サイトで確認)。
2年目以降に残るもの:継続ボーナス10,000マイル、カード継続だけでもらえる無料宿泊券(1泊2名分・年間利用金額の条件なし)、ダイニング20%キャッシュバック(年間最大40,000円)、プライオリティ・パス(利用料無料・同伴1名無料)、家族カード4枚無料。
壁は「3ヶ月で350万円」:月あたり約116.7万円です。当ブログでご案内できるカードの中で、いちばん重い条件です。
特典一覧——年会費187,000円で何が受けられるか
判断の前に、付いてくるものを一箇所で確認できるようにまとめます。数字と条件はすべて公式サイトの記載です(2026年9月3日確認)。「条件・注意」の列まで見ていただくと、自分に効く特典かどうかが分かりやすいと思います。
| 特典 | 内容 | 条件・注意 |
|---|---|---|
| 空港(このカードの本体) | ||
| 国内線ANAラウンジ | カードで利用可 | 3券種でこのカードだけ。上級会員(プラチナ・ダイヤ・SFC)なら資格で入れるので重複します |
| プライオリティ・パス | 回数制限なし 同伴者1名まで無料 |
同伴2名以降は1名35米ドル(ゴールドは年2回まで・同伴は毎回有料) |
| POWER LOUNGE PREMIUM (羽田空港第2ターミナル国際線) |
無料・回数制限なし 同伴者1名まで無料(通常4,400円) |
2026年9月2日から。ANAラウンジとは別の施設。出国エリア3階・6:30〜25:30 |
| 優先チェックイン・手荷物無料宅配 | 優先チェックインあり 宅配は2個まで(出国・帰国とも) |
ゴールド・一般は帰国時のみ1個 |
| 毎年もらえるもの | ||
| 継続ボーナスマイル | 10,000マイル(毎年) | 入会時にも10,000マイル。年会費を期日までに支払うことが条件(ゴールドは2,000/一般は1,000) |
| 無料宿泊券 (プレミアム フリー・ステイ・ギフト) |
国内対象ホテルの1泊2名分 | カードのご継続のみが条件(年間利用金額の条件なし)。プロパー・プラチナは2泊目に年500万円が必要 |
| 利用ボーナスマイル | 年600万円で30,000マイル | 新プログラムは2027年1月開始。2026年は移行特別期間(9/2〜12/31に150万円で10,000マイル)。年会費・分割/リボ手数料は対象外 |
| ダイニングキャッシュバック | 対象店で20% 年間最大40,000円 |
2026年10月29日から。事前登録が必要・家族カード会員は登録不可・持ち越し不可。KIWAMI Diningも対象カード |
| マイルの貯まり方・出口 | ||
| フライトボーナスマイル | 区間ごとに+50% | ゴールド+25%/一般+10% |
| ANAグループでの利用 | ボーナスポイント通常の2.5倍 ANAでの航空券購入は100円=合計4.5マイル相当 |
ゴールド3マイル相当/一般2.5マイル相当 |
| マイル移行 | 年間上限なし・手数料無料 ポイントの有効期限も無期限 |
1,000ポイント→1,000マイル。プロパーカードは年40,000マイル上限+年5,500円のコース登録 |
| 家族・保険 | ||
| 家族カード | 4枚まで無料 | ゴールドは1枚21,450円。家族の利用分は本会員に合算されます(マイルもステータス条件の決済額も) |
| 旅行傷害保険(海外・国内) | 付帯 | ⚠2026年11月1日から自動付帯→利用付帯に変更(旅行代金のカード決済が条件に。補償内容は変更なし) |
| プロテクション各種 | スマートフォン/ショッピング/オンライン/リターン/キャンセル | 海外旅行時の航空便遅延費用補償もあり |
この表を上から「自分が毎年使う/使わない」で塗り分けると、判断はかなり早くなります。すでにSFCや上級会員資格をお持ちの方は、いちばん上の行(国内線ANAラウンジ)が丸ごと重複します——そこがこのカードの評価を大きく左右します。私が手放した理由も、まさにその1行です。
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私はこのカードを、修行のために作って、修行が終わってから手放しました
立場を先に書きます。私は過去にこのカードを保有していました。そして今は持っていません。順番はこうです。
- 入会特典を取るために作った:まとまったマイルが手に入る入口として、このカードを選びました
- ステータス修行を走った:ANAの上級会員資格を取るために、搭乗を積み上げる時期をこのカードと一緒に過ごしました
- 修行を終えたところで、年会費の安いカードに乗り換えた:資格を取ってしまうと、このカードの最大の特典が自分には不要になったからです
なぜ不要になったか。国内線のANAラウンジは、上級会員資格を持っていれば、カードを持たなくても入れるからです。私は修行を終えてSFC(スーパーフライヤーズカード)の本会員になったので、ANAラウンジは以後ずっと使えます。そこにもう一度、年会費で同じ権利を買い足す理由がなくなりました。
ノリスこのカードは、持ち続けるものというより使い切って降りるものだったんだと思います。入会特典とラウンジがいちばん効くのは修行の期間で、資格を取った瞬間にラウンジの価値が自分の中で消える。だから「何年持つか」ではなく「どの時期に持つか」で考えるカードなんですよね。
この経験があるので、このページでは「高いから駄目」とも「最上位だから良い」とも書きません。書けるのは、どの時期のどんな人に効いて、どうなったら降りどきなのか、という順番の話です。
ですので、SFCを持っていない方、これから修行を考えている方にとっては、このカードは十分に検討する価値があります。搭乗実績を積まなくてもANAラウンジに入れて、修行期間中の空港の過ごし方が変わります。SFC修行にかかる費用と時間を考えたとき、これを「高い」と切り捨てるのは早計だと、実際に通った側として思います。
逆に、すでにSFCや上級会員資格をお持ちの方は、いちばん高い部分の対価を二重に払うことになります。同じ187,000円が、その人がすでに何を持っているかで高くも安くもなる、というのがこのカードの本質です。以下の数字は、自分がどちら側なのかを決めてから読んでいただくのが早いと思います。
このカードは2026年9月2日に年会費と特典が改定されており、私が持っていた当時とは条件が変わっています。ですので、このページに載せている年会費・入会特典・継続特典の数値は、体験の記憶からではなくすべて2026年9月3日時点の公式サイトで確認し直したものです。体験として書くのは「どういう順番で効いたか」だけに限定します。
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2026年9月2日のリニューアルで変わったこと
| 項目 | 改定前(〜2026年9月1日) | 改定後(2026年9月2日〜) |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 165,000円 | 187,000円 |
| 家族カード | 4枚まで無料 | 4枚まで無料(変更なし) |
| 利用ボーナスマイル | — (ANA SKY コイン獲得プログラム) |
年間600万円以上で30,000マイル (新プログラムは2027年1月開始) |
| 空港ラウンジ | — | POWER LOUNGE PREMIUM 同伴者1名まで無料・回数制限なし |
| ダイニング | — | 20%キャッシュバック (年間上限40,000円) 2026年10月29日から |
年会費は22,000円上がりましたが、新設のダイニングキャッシュバックだけで年間最大40,000円です。使い切れる生活かどうかで、この改定は増額にも実質的な減額にもなります。
改定前のプレミアムには「年間500万円以上のご利用でANA SKY コイン30,000コイン」という特典がありました。このANA SKY コイン獲得プログラムは2026年12月31日で終了し、2027年1月から「利用ボーナスマイル」に切り替わります。公式の書き分けはこうです。
・2026年9月1日までにお持ち・お申し込み … 2026年は従来どおりANA SKY コイン獲得プログラム(年500万円以上で30,000コイン)
・2026年9月2日以降にお申し込み(=これから入る方) … 移行特別期間として2026年9月2日〜12月31日に150万円以上で10,000マイル
・2027年1月1日から(全員) … 毎年1月1日〜12月31日に600万円以上で30,000マイル(進呈は翌年3月末まで)
他サイトの解説では旧特典と新特典が並記されていることがありますが、これから申し込む方が2026年内に見るべきなのは「150万円で10,000マイル」です。年会費や分割・リボの手数料などは集計の対象外と明記されています。
もうひとつ、新年会費が請求されるタイミングを補足します。公式の案内にある「2026年11月以降のご請求分から順次適用」は、2026年9月1日までにカードをお持ち・お申し込みだった方の話です。これから申し込む方は、最初から187,000円になります。なお、この改定はANAアメックス・スーパーフライヤーズ・プレミアム・カードも対象と明記されています。
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ご紹介経由の入会特典と、その期限
入会特典のマイル数・達成条件・年会費は、アメリカン・エキスプレスによって予告なく改定されます。実際にこのカードは2026年9月2日に年会費と特典が改定されたばかりです。当ページの数字は「2026年9月3日時点で公式サイトに掲載されていた内容」であり、将来を保証するものではありません。お申し込み時点で申込画面に表示される条件が、常に最終的な正です。必ずご自身の目でご確認ください。
ご紹介経由:合計 252,000マイル相当
公式サイトのカードページ:合計 242,000マイル相当
達成条件(共通):ご入会後3ヶ月以内に合計350万円以上のカード利用
申し込み期限(共通):2026年11月4日(水)お申し込み分まで
252,000マイル相当の内訳
「合計◯◯マイル相当」という書き方は、いくつもの特典を足し上げた数字です。中身を分解しないと、自分が全部取れるのかどうかが判断できません。公式のご紹介プログラムのページに書かれている内訳はこうです。
| 内訳 | 条件 | 獲得数 |
|---|---|---|
| ご入会ボーナスマイル(カード付帯) | 入会・年会費の支払い | 10,000マイル |
| ボーナスポイント① | 3ヶ月以内に合計150万円 | 50,000ポイント |
| ボーナスポイント② | 3ヶ月以内に合計300万円 | 70,000ポイント |
| ボーナスポイント③ | 3ヶ月以内に合計350万円 | 55,000ポイント |
| 通常ご利用ポイント | 350万円を利用した場合 | 35,000ポイント |
| ANA新規入会特典 | 3ヶ月以内に合計350万円 | 最大32,000マイル |
| 合計 | 252,000マイル相当 | |
読み方で大事なのは3点です。ひとつめ、「マイル相当」はポイントをANAマイルに移行した場合の数字です(1,000ポイント→1,000マイル)。ふたつめ、ボーナスポイントは150万・300万・350万の3段階を全部通過して初めて満額になります。3ヶ月で350万円に届かなくても、150万円で50,000ポイントまでは取れる設計です。みっつめ、通常ご利用ポイントは満額前提の計算で、公式の注意事項にも「年会費などの加算対象外、または200円=1ポイントとなる場合があります」と書かれています。税金や一部の支払いを寄せて350万円を作った場合、ここは目減りします。
紹介経由と公式サイト、どちらが得か
公式サイトのカードページに掲載されている入会特典は242,000マイル相当で、条件は同じく3ヶ月以内に350万円、期限も同じく2026年11月4日です(2026年9月3日確認)。ご紹介経由は252,000マイル相当なので、差は10,000マイル相当です。
もうひとつ、ご紹介プログラムのページには「ベストオファー」という表示があり、その定義が「表示されているご入会特典が本日時点で最も高い特典です(ただし、その他の入会方法と同一の場合がございます)」と明記されています。ANAアメックス・プレミアムにはこの表示が付いています。つまり紹介経由が他の入会ルートを下回ることはない、けれど常に上回るとも限らない——アメックス自身がその書き方をしている、というのが正確なところです。今回に限れば公式ページ側が242,000だったので10,000マイル相当だけ上、という結論になります。



10,000マイルを大きいと見るか小さいと見るかは、350万円という条件の重さの前ではあまり意味がないかもしれません。ここで効いてくるのは金額そのものより順番で、期限が11月4日、達成の窓が入会から3ヶ月。つまりいま申し込むと、年末年始の出費がまるごと窓の中に入るんですよね。同じカードでも、いつ申し込むかで達成率がまったく変わってくると思います。
なお、アメックスが不定期に出す「特別入会キャンペーン」は、そのキャンペーンページ経由の申し込みだけが対象と明記されるのが通例で、紹介経由とは併用できません。どちらか一方になるので、そのときどきで内容を見比べてください。
ちなみに、紹介した側(当ブログ運営者またはその家族)にもポイントが入ります。金額も隠さずに書いておくと、このカードはご紹介お一人につき35,000ポイントです(公式ページに、2026年4月1日から30,000ポイントより引き上げられたと明記されています)。券種ごとに年間の上限があるため、家族名義のカードからご案内することがあります。利益関係があることは先に開示しておきます。
・ご紹介経由の入会特典・内訳・申し込み期限・「ベストオファー」の定義・紹介者ボーナス … <ご紹介プログラム>期間限定キャンペーン一覧
・公式サイト経由の入会特典(242,000マイル相当・3ヶ月350万円・2026年11月4日まで)と年会費 … ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
・2026年9月2日のリニューアル内容(年会費・新特典) … ANAアメックスの提携カード 2026年9月2日リニューアル
・カードのサービス一覧(ラウンジ・ボーナスマイル・無料宿泊券) … ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのサービス
・入会/継続ボーナスマイル・利用ボーナスマイル … ANAカードの継続特典
・フライトボーナスマイル(カード別) … ANAのボーナスマイル
・無料宿泊券の付与条件 … フリー・ステイ・ギフト
・マイル移行の条件と上限 … ANAカードのポイント / よくあるご質問(移行上限)
・プライオリティ・パスの利用条件 … プライオリティ・パス
キャンペーンは予告なく改定されます。お申し込み時点で申込画面に表示される条件が最終的な正です。
2年目以降に残るもの
入会特典は1回きりです。年会費187,000円を毎年払い続けるかどうかは、継続したときに何が残るかで決まります。
① 無料宿泊券(カード継続のみ・利用金額の条件なし)
カード継続時に、国内対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券がもらえます。ここは地味に効くポイントで、ANAアメックス・プレミアムは「カードのご継続」だけが条件で、年間利用金額の条件がありません。
比較すると、アメックスのプロパー・プラチナは1泊目が継続、2泊目に年間500万円という条件が付きます。ゴールド・プリファードにいたっては年間200万円以上を使わないと1泊ももらえません。使う金額が読めない年でも宿泊券が確定するのは、このカードの静かな強みです。
② 継続ボーナス10,000マイル
入会時に10,000マイル、以降は継続ごとに10,000マイルが付きます。ANAアメックス・ゴールドが2,000マイル、一般カードが1,000マイルなので、ここは明確に上位です。毎年黙って10,000マイル積まれる、というのは長く持つほど効いてきます。
③ ダイニングキャッシュバック(20%・年間最大40,000円)
2026年9月2日の改定で新設されました。対象の利用代金の20%が毎回キャッシュバックされ、年間最大40,000円です。年会費の増額分(22,000円)を、この枠だけで上回れる計算になります。ただし使い切れなければ意味がないので、外食の頻度が高くない方は年会費の実質額を見誤らないようにしてください。
④ 空港ラウンジ(このカードの本体)
- 国内線ANAラウンジ:本来は上級会員でなければ入れない場所に、カードで入れます
- プライオリティ・パス:ラウンジ利用料が無料で、同伴者1名まで無料(2名以上は1名につき35米ドル)。プロパーのプラチナと同条件です。ANAアメックス・ゴールドは年2回まで無料・同伴者は毎回有料なので、ここは大きな差です
- POWER LOUNGE PREMIUM(羽田空港第2ターミナル):同伴者1名まで無料・回数制限なし



家族そろって移動するとき、ラウンジに全員で入れるかどうかで空港の時間はまるで変わります。家族カードが4枚まで無料というのは、単に年会費が浮くという話ではなくて、家族全員分のラウンジ動線が確保できるという意味なんですよね。ここは実際にラウンジを家族で使ってきた立場から、価値を過小評価してほしくないところです。
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マイルの貯まり方
- フライトボーナスマイル:搭乗時に区間ごとの割増50%(ゴールドは25%、一般カードは10%)。ANA便に乗る回数が多いほど差が開きます
- ANAグループでの利用:ボーナスポイントが通常の2.5倍。ANAでの航空券購入は100円=合計4.5マイル相当(ゴールドは3マイル相当、一般カードは2.5マイル相当)
- マイル移行は登録不要:ゴールドとプレミアムは「登録不要で、ANAのマイルに移行できます」と明記されています(一般カードは年6,600円の移行コース登録が必要)
- 移行レート:1,000ポイント → 1,000マイル
- 年間の移行上限なし:公式FAQの表記は「999,000ポイント/日」。プロパーカード(ゴールド・プリファード/プラチナ等)の年40,000マイル上限とは設計が違います
この最後の一点は、ANAアメックス・ゴールドのページでも同じことを書いています。マイルを本気で貯めるなら、プロパーではなくANA提携を選ぶ理由がここにあります。
⚠ マイルとプレミアムポイントは別物です
年会費が高いカードほど誤解されやすいので、はっきり書きます。カード決済で貯まるのは「マイル」であって、上級会員資格の判定に使う「プレミアムポイント(PP)」ではありません。252,000マイル相当を獲得しても、それでANAプラチナやダイヤモンドになれるわけではありません。
このカードが提供するのは「上級会員資格そのもの」ではなく「上級会員が受けている待遇の一部(ANAラウンジ)」です。私自身、このカードを持っている期間もプレミアムポイントは搭乗で積みました。カードは修行を楽にしてくれますが、修行の代わりにはなりません。ここを取り違えると、目指していたものに近づかないまま年会費だけが出ていきます。ステータス取得のほうに関心がある方は、先にこちらを読んでいただくほうが遠回りになりません。
- SFC修行2026年版|ANAプラチナ取得の全手順と関西発着対応
- ANA上級会員をカード決済で目指す|ライフソリューション活用で必要PPが半分に
- ANA SFC・プラチナの全特典とメリット|「永続ステータス」を目指す理由
- プレミアムポイント(PP)とは|ANA修行に必要な計算式と仕組み——PPの数え方
- 関西(伊丹・関空)発SFC修行ルート|那覇タッチのPP効率比較2026年版——修行の実路線
- OKAタッチ修行の完全ガイド|那覇でANAラウンジ+グルメを楽しむ手順——このカードのラウンジが効く現場



SFC修行にかかる費用と、このカードの年会費を並べてみると面白いんです。修行は一度やれば資格が残りますが、まとまった時間と旅費が要ります。カードは払い続ける必要がありますが、来月から使えます。どちらが正解というより、時間と現金のどちらを差し出せるかという選択なんだと思います。
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「3ヶ月で350万円」は現実的か
月あたり約116.7万円。当ブログでご案内できるカードの中で、いちばん重い条件です。生活費を寄せる程度では届きません。ここに手が届く可能性があるのは、次のような状況です。
- 家族カード4枚の合算:4枚まで無料で、家族の決済も本会員の利用額に合算されます。この年会費帯では最大の武器です
- 3ヶ月以内に大きな支出が確定している:車、リフォーム、学費、保険の一括払い、税金の大口納付など。もともと出ていく予定の支出が窓に収まるかどうかが全てです
- 事業・フリーランスの経費が個人カードに乗る:ここが乗る方は一気に現実的になります
- 旅行費の前倒し:航空券・宿泊の事前決済。ANAでの航空券購入は100円=合計4.5マイル相当なので二重に効きます
そして、いつもと同じことを書きます。条件達成のために不要なものを買うのは本末転倒です。数えて届かないなら、ANAアメックス・ゴールド(3ヶ月200万円)のほうが現実的ですし、それでも重ければ今はカードを変えるタイミングではない、という結論でいいと思います。
申し込みルートは3つ。入口はひとつしか選べません
同じカードでも、どこから申し込むかで受け取れるものが変わります。選択肢は大きく3つです。
| ルート | もらえるもの | 注意 |
|---|---|---|
| ① 公式サイト | 公式サイトに掲載されている入会特典 | いちばん手数がかからない基準の水準です |
| ② ポイントサイト経由 | 公式の入会特典+ポイントサイト独自のポイント | 掲載の有無・還元額は日々変わり、カード発行案件が出ていない時期もあります。サイト側にも独自の成果条件(発行後の利用など)が付くことがあるので、そちらの条件も読む必要があります |
| ③ ご紹介プログラム | 入会特典そのものが上乗せされます(紹介限定のボーナス) | 既存会員から個別にURLを受け取るひと手間がかかります |
ここで大事なのは、3つを足し合わせることはできないということです。アメックスの案内には「お申し込み時にご確認いただいたページに記載されているご入会特典が適用されます。お申し込み後に他の特典へのご変更はできません」と明記されています。つまり最後に通った入口の条件でその後が決まり、あとから乗り換えられません。不定期に出る「特別入会キャンペーン」も、そのキャンペーンページ経由の申し込みだけが対象と明記されるのが通例です。
選び方はシンプルで、「紹介限定で上乗せされる分」と「ポイントサイトの還元額」を、申し込む時点で見比べるだけです。当ブログでご案内できるカードでは、紹介限定の上乗せがポイントサイトの還元を上回っていることが多いのですが、これは時期によって逆転します。断定はしないので、申し込む直前にご自身で並べてみてください。
利用条件を無理なく達成するには
入会特典でいちばん多い脱落は、ポイント数ではなく期限内に利用金額が届かないことです。考え方はひとつで、新しい支出を作るのではなく、もともと出ていく支出を期間の中に寄せられるか。順番に見ていきます。
まず「予定されている支出」を数える
- 年払いにできるもの:保険料、通信費、サブスク、各種会費。月払いを年払いに変えるだけで窓の中の金額が増えます
- 時期が決まっている大口:車検、タイヤ交換、家電の買い替え、リフォーム、学費、引っ越し
- 税金の納付:固定資産税・自動車税など。国税のカード納付は1万円ごとに決済手数料がかかるので、手数料と獲得ポイントを見比べて判断してください
- 旅行費の前倒し:航空券・宿泊の事前決済。旅程が決まっているなら、支払いのタイミングだけを窓に合わせられます
- 家族カードの合算:家族会員の利用分は本会員の利用額に合算されます(家族カードが無料の券種なら、ここがいちばん効きます)
ギフトカードや電子マネーで嵩上げする方法について
Amazonギフトカードや百貨店ギフトカードの購入、電子マネーへのチャージで金額を積み上げる方法が紹介されているのを見かけます。手段としては存在しますが、当ブログはおすすめしていません。理由は2つです。
- 対象外になることがある:入会特典の注意事項には「年会費など一部対象とならないご利用分があります」と書かれており、換金性の高い商品や電子マネーへのチャージは、ポイント加算やボーナスの集計から外れる場合があります。実際にANAのステータス判定では、カード付帯の電子マネー(楽天Edy・PASMO・Suica等)へのチャージが対象外と明記されています
- 失敗が静か:決済自体は普通に通るため、対象外だったことに気づくのは特典が付かなかったときです
やるとしても、使い道が確実に決まっている範囲だけにとどめてください。条件を満たすために不要なものを買うのは本末転倒です。数えて届かないなら、それは「今は申し込むタイミングではない」というだけの話だと思います。
期限の数え方にも注意
達成期間の起算はカードの承認日です(申し込んだ日でも、カードが届いた日でもありません)。また利用金額の集計はカード会社に決済データが到着した日が基準で、加盟店によっては到着が1ヶ月以上あとになることがあります。締め切り間際の大口決済は当てにしないのが安全です。
向いている人・向いていない人
- ANAの上級会員資格を持っておらず、修行の予定もない
- ANA便によく乗り、ラウンジを使いたい
- 家族で移動することが多い(家族カード4枚無料)
- 3ヶ月350万円を、予定の支出で組める
- 外食が多く、年40,000円のキャッシュバック枠を使い切れる
- すでにSFC・ANA上級会員である(最大の特典が重複します。私が手放した理由です)
- 3ヶ月で350万円に届かない
- 上級会員資格(PP)そのものを取りたい
- ANA便にあまり乗らない
- ポイントを年会費充当やホテルにも回したい
ANAアメックス3枚と、プロパーの比較
| 比較項目 | ANAアメックス プレミアム |
ANAアメックス ゴールド |
プラチナ (プロパー) |
|---|---|---|---|
| 年会費(税込) | 187,000円 | 42,900円 | 165,000円 |
| 入会特典 (紹介経由/公式サイト) |
紹介 252,000マイル相当 公式 242,000マイル相当 (3ヶ月350万円) |
紹介 148,000マイル相当 (3ヶ月200万円) 公式 128,000マイル相当 |
紹介 250,000 pt (3ヶ月100万+6ヶ月250万) 公式 225,000 pt |
| 国内線ANAラウンジ | 利用可 | — | — |
| プライオリティ・パス | 無料・同伴1名無料 | 年2回まで無料 同伴者は毎回有料 |
無料・同伴1名無料 |
| 継続ボーナスマイル | 10,000マイル | 2,000マイル | — |
| 無料宿泊券 | 継続で1泊 (利用金額の条件なし) |
— | 継続で1泊 +年500万円で2泊目 |
| フライトボーナスマイル | 区間割増50% | 区間割増25% | — |
| ANAマイルの年間移行上限 | 上限なし | 上限なし | 年40,000マイル |
| 家族カード | 4枚まで無料 | 21,450円 | 4枚まで無料 |
ANAマイルとANAラウンジに寄せるならプレミアム、マイルだけならゴールド、ポイントを年会費充当やホテルにも回したいならプロパーのプラチナやゴールド・プリファード。どのページも、確認できた数字だけで書いています。
紹介での入会は「危険」なのか——規約を読んで整理します
「アメックスの紹介は危険」と書かれているのを見て不安になった方へ。ご紹介プログラムはアメリカン・エキスプレスが公式に提供している制度です。ただし利用規約にルールがあり、それを守っていない紹介のほうが危険、というのが実際のところです。当ブログがどうしているかも含めて書きます。
・ご家族・ご友人・お知り合いなど、連絡可能な状態にある方へのご紹介であること
・ご紹介を受けることについて、ご本人の同意が得られていること
当ブログは、お問い合わせページからご連絡をいただき、メールのやりとりをしたうえでご案内しています。この2つを満たす形です。
逆に「危険な紹介」はこちらです
ご紹介プログラム利用規約の禁止事項には、ブログ・SNSなど不特定多数が閲覧できる場所に紹介URLやコードを公開することが挙げられています。ペナルティはポイントの没収から会員資格の停止まで。note・X・Instagramにコードが直接貼られているのを見かけますが、あれは紹介する側がリスクを負っている状態です。当ページにご案内用のURLを載せていないのは、この理由です。
お送りするURLについて
ご案内用のURLは、上に書いた理由からページには載せず、ご依頼をいただいた方へ個別のメールでお送りしています。券種によっては手配が必要になるため、お時間をいただくことがあります(いつまでに、というお約束はしていません)。
また、キャンペーンが切り替わったあとの古いURLをお送りしないよう、取得から一定の期間を過ぎたものは使わない運用にしています。とはいえ入会特典の内容は予告なく改定されますので、最終的にはお申し込み画面に表示される条件をご確認ください。適用されるのは申し込み時に表示されていた条件で、あとから変更できません。
こちらの個人情報は、紹介者に伝わりますか
伝わりません。氏名・住所・電話番号・年収・審査の内容が紹介者に共有されることはありません。当ブログがいただくのもニックネームとメールアドレスだけです。
ご入会が成立したときにアメリカン・エキスプレスから当ブログに届くのは、「ポイントが加算されました」という通知だけです。お申し込みになった方のお名前も、ご連絡先も含まれていません。つまりどなたがご入会されたかを、当ブログが確認する手段はありません(同じ時期のご依頼が1件だけであれば時期から見当がつくことはありますが、分かるのはそこまでです)。否決だった場合に、その理由が伝わることもありません。
紹介した側にも特典があります(利益開示)
あります。ご紹介から入会いただくと、当ブログ運営者またはその家族(紹介者)にポイントが付与されます。券種ごとに年間の紹介人数・獲得ポイントに上限があるため、家族名義のカードからご案内することがあります。隠す話ではないので先に書いておきます。
すでにアメックスをお持ちの方へ(プロパーと提携カードは別枠です)
ご紹介プログラム利用規約 第5条5項が対象外として挙げているのは、①家族カード・追加カードでの入会 ②いま持っているカードからの切り替え ③グリーン・カード/ゴールド・カード/プラチナ・カードを現在お持ちの方、または過去にお持ちで再入会される方の3つです。③で名前が挙がっているのはプロパーカードだけ(申込画面の募集条件では、これにゴールド・プリファードが加わります)。
ヒルトン・マリオット・ANA・デルタなどの提携カードは、この名指しの一覧に入っていません。提携カードはブランドごとに別のカードとして扱われるため、たとえばプロパーカードをお持ちの方がマリオットやヒルトンのアメックスに入会する場合、そのカードの特典は別に受けられます(逆も同じです)。一方で同じブランドの中でのグレード違い(一般↔ゴールド↔プレミアム)は同じカードとみなされることがありますので、そこは注意が必要です。心当たりのある方は、申し込む前に申込画面の表示かアメックスのカスタマーサービスでご確認ください。お申し込みの資格(年齢・収入の条件)も、申込画面でご確認いただくのが確実です。
ご紹介用URLの受け取り方
ここで、どうしてもワンクッション必要になります。ご案内用のURLは規約でブログなどに掲載できないため、このページに貼っておくことができません。お手数ですが、ご希望の方には個別にお送りする形をとらせてください。
お問い合わせフォームからご連絡いただければ、ご案内用URLを個別にメールでお送りします。お名前欄はニックネームで構いません。住所・電話番号はいただきませんし、お聞きすることもありません。審査の内容や、否決だった場合のことが紹介者に伝わることもありません(ご入会が成立した際にアメックスから届くのはポイント加算の通知だけで、お名前・ご連絡先は含まれません)。券種によっては手配が必要になるため、返信までにお時間をいただくことがあります。
ANAアメックスは一般・ゴールド・プレミアムの3種類があり、いずれもご案内できます。ご希望のカードが違う場合は、お問い合わせ本文の「ご希望のカード」を書き換えてください。プロパーカード(グリーン/ゴールド・プリファード/プラチナ)、マリオット ボンヴォイ、デルタ スカイマイル、ビジネスカード(グリーン/ゴールド/プラチナ)も対象です。迷っている段階のご相談も、同じ欄に書いていただければ分かる範囲でお答えします。
・本ご紹介により、当ブログ運営者またはその家族(紹介者)に特典(ポイント等)が付与されます。利益関係がありますので、あらかじめ開示します。
・当ページの筆者は過去に本カードを保有し、現在は保有していません。体験に関する記述は保有当時のものです。カードの内容はその後改定されているため、年会費・入会特典・継続特典の数値は当時の記憶ではなく、2026年9月3日時点の公式サイトで確認し直したものを記載しています。
・記載の特典内容・年会費・入会条件は2026年9月3日時点で公式サイト等で確認した情報です。改定される場合があるため、お申し込み前に必ず公式サイトおよび申込画面の最新条件をご確認ください。
・カード決済で貯まるのはマイルであり、上級会員資格の判定に用いるプレミアムポイントではありません。
・当ページは特定のカードへの申し込みを強制するものではありません。ご自身の利用額・生活スタイルに照らしてご判断ください。