わが家の4枚の中で、唯一「誰にでも勧めやすい」のがこのカードです。理由は単純で、年間100万円使えば年会費5,500円(税込)が翌年以降ずっと無料になり、以後は「持っているだけ得」の側に回るから。派手さはありませんが、地方空港に降りるたびに思い出したように活躍する、わが家の縁の下の一枚です。※記載の条件は2026年6月時点です。必ず公式サイトでご確認ください。
地方空港のカードラウンジ要員+夫婦のサブ決済。ANAラウンジがない空港での待ち時間を支える係です。秋田空港と高知龍馬空港で実際に助けられました(体験談は後述)。家族カードが無料なので、夫婦2枚体制で維持コストはゼロです。
こんな人に向いている / 向いていない
- 月8.4万円ほどの生活決済をまとめられる(年100万円達成→ゴールドが実質無料に)
- 家族旅行で地方空港を使う機会がある(ANAラウンジのない空港でもカードラウンジは使えることが多い)
- 年会費の高いカードに踏み出す前に、まず1枚ゴールドを持っておきたい
- マイルを本気で貯めたい → 基本還元0.5%では原資になりません。ANA JCBカード プレミアムのようなマイル特化型へ
- ホテルの上級ステータスが目的 → ヒルトン・マリオットのホテル系カードへ
- 海外旅行保険をカード1枚で済ませたい子連れ家庭 → 治療費用100万円・家族特約なしで、このカード単体では足りません
詳細スペック
| 年会費(2年目以降) | 5,500円 |
|---|---|
| 年会費の備考 | 年間100万円利用で翌年以降永年無料+毎年10,000pt。2026年3月から集計対象外の取引が追加(つみたて投資・各種チャージ等) |
| 家族カード | 無料 |
| 家族カードの備考 | 家族カード無料・本会員同様の特典 |
| 海外事務手数料 | 3.63% |
| ポイント | Vポイント |
| 基本還元率 | 0.5% |
| 還元率の備考 | 対象コンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済7%(条件・対象外あり)。100万円達成年は特典込みで実質1.5% |
| 海外旅行保険 | 利用付帯 |
| 海外治療費用 | 100万円 |
| 家族特約 | なし |
| 家族特約の内容 | 本会員のみ補償対象。「選べる無料保険」で他プランに切替済みの場合、旅行保険は付帯しない |
| 国内空港ラウンジ | あり |
| プライオリティ・パス | なし |
| ラウンジの備考 | 国内主要34空港+ホノルル。同伴者は有料・カード現物の提示が必要 |
最終確認日: 2026年6月18日
メリット・デメリット
メリット: 維持費ゼロになった瞬間、収支が構造的にプラスへ
- 年100万円達成で年会費永年無料+毎年10,000ポイント: 達成年の還元を合計すると実質1.5%相当。「無料のゴールド」としては突出した条件です。ただし2026年3月から、つみたて投資や各種チャージなど集計対象外の取引が追加されました。何が100万円に数えられるかは公式FAQで最新版を確認してください
- 家族カード無料: 夫婦それぞれが持てばラウンジも2名分。追加コストはありません
- 国内主要34空港+ホノルルのラウンジ: 通常1,100円前後のラウンジが無料に。同伴者は有料なので、家族全員なら人数分のカードか追加料金が必要です
維持費0円でどこまで得か(わが家の目安計算)
| 状況 | 受け取る価値(目安) | 差し引き |
|---|---|---|
| 100万円達成済み(永年無料)・夫婦2枚・年3回旅行 | 継続10,000pt+ラウンジ約6,600円 | 維持費0円なので全額プラス |
| わが家の実例: 達成済み+クレカ積立 月10万円 | 継続10,000pt+積立ポイント約12,000pt/年(付与率1.0%・前年100万円以上利用時)+対象店舗7% | 年2万pt超が維持費0円で積み上がる |
| 初年度(達成チャレンジ中) | 年100万円達成で翌年以降の年会費5,500円が永年無料に | 初年度の達成がほぼ必須の関門 |
| 年100万円が届かない | 通常還元0.5%のみ | 年会費5,500円が重い。無料の一般カードの方が合理的 |
達成後は使った分だけ素直にプラスになるのがこのカードの気楽さです。ホテル系・マイル系のような派手さはありませんが、マイナスになる使い方がほぼ無い、という安心感は唯一無二だと思います。
デメリット: 保険は「付いている」が、頼り切ってはいけない
- 海外旅行保険は治療費用100万円・家族特約なし(利用付帯)。海外の医療費を考えると子連れ海外ではまったく足りません。家族特約のあるカードや掛け捨て保険との併用が前提です
- 「選べる無料保険」の落とし穴: 付帯保険を旅行保険からスマホ保険などに切り替えられる仕組みがあり、切り替えたままだと旅行保険はゼロ。旅行前に会員サイトで現在のプランを必ず確認してください
- 海外事務手数料3.63%(2024年11月改定)。海外現地決済のメインには向きません
実際に旅行で使ってみた
このクラスのカードの真価を知ったのは、秋田空港でした。「ANAダイヤモンドだからラウンジでゆっくりしよう」と調べたら、秋田空港にANAラウンジはない。そこで救ってくれたのが、ゴールドカード以上で無料のROYAL SKY LOUNGEでした。航空会社の上級ステータスが地方空港では無力になる——その穴を埋めるのがカードラウンジだ、という学びです。

わが家の使い方も具体的に書いておきます。年間100万円はすでに達成して年会費は永年無料化済み。いまは①SBI証券のクレカ積立を毎月10万円(前年100万円以上利用時の付与率1.0%で年約12,000ポイント。前年10万円以上で0.75%・未満で0%の段階制)、②ふだんの支払いは対象のコンビニやマクドナルドなどスマホのタッチ決済で7%還元になる店を中心に、と役割を固定しています。カードは家族のスマホ(わが家はPixel)のGoogle ウォレットに入れてあり、レジではスマホをかざすだけ。7%還元の条件である「スマホのタッチ決済」を自然に満たせるうえ、複数カードの使い分けもウォレット上で切り替えるだけなので、財布からカードを探す場面がなくなりました。大きな決済はホテル系カードの仕事なので、このカードは「維持費ゼロで毎年2万ポイント超が静かに積み上がる係」。派手さはありませんが、外す理由が見当たらない1枚です。
高知龍馬空港のカードラウンジ「ブルースカイ」でも同じ構図でした。以来、わが家の旅行持ち物リストには「ゴールドカードの現物」が入っています(ラウンジはカード提示が必要で、スマホのウォレットでは入れない場合があります)。地味ですが、家族旅行のたびに確実に効く一枚です。

よくある質問
年間100万円にはどんな支払いが数えられますか?
通常のショッピング利用が対象です。年会費・キャッシング・リボ手数料のほか、2026年3月からはつみたて投資(SBI証券)や一部の電子マネーチャージなども集計対象外になりました。最新の対象外リストは公式FAQでご確認ください。
100万円を達成できなかった年はどうなりますか?
一度達成して永年無料になった後は、その後の利用額にかかわらず年会費はかかりません。達成前の年は通常の年会費5,500円がかかります。
コンビニ7%還元の条件は何ですか?
対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済(またはモバイルオーダー)を使った場合です。カード現物のタッチ決済や差し込みは対象外で、一定金額を超える支払いも対象外になる場合があります。詳細は公式サイトでご確認ください。
空港ラウンジは家族も一緒に入れますか?
同伴者は有料です。家族カード(無料)を人数分持てばその分は無料になります。利用時はカード現物の提示が必要です。
結論: 申し込む価値があるのはこんな家庭
- 月8.4万円ほどの決済をこのカードにまとめられる(年100万円)
- 家族旅行で地方空港を使う機会がある
- 高年会費カードの前に、まず堅実な1枚を持ちたい
達成後は維持費ゼロなので、「とりあえず作って損をする」リスクが構造的に小さいカードです。ここから始めて、旅のスタイルが固まったらマイル系やホテル系に進む——わが家もその順番でした。
マイル系・ホテル系へのステップアップを含めた全体の使い分けは旅行で得するクレジットカード比較まとめで整理しています。
