Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードは、2025年8月21日に特典が拡充され、年会費が82,500円(税込)に改定されました。改定前から持ち続けているわが家の立場から言うと、「とりあえず持つ」カードではなくなったというのが正直なところです。数字と条件を、公式で確認できたものだけ並べます。
① 特典・メリットの一覧(何が受けられるか・条件つきで一覧表に)
② 年会費82,500円を何で回収するか(毎年もらえるものだけで数える)
③ 入会キャンペーンの内訳(公式サイト経由と、ご紹介経由の差)
④ 申し込みルート3つの比較と、利用条件の達成のしかた
⑤ 紹介での入会が「危険」かどうか(規約ベースで整理)
このカードの本体は「無料宿泊特典」と「エリート資格の前借り」です。入会するだけでゴールドエリート、そして毎年15泊分の宿泊実績がもらえます。泊まらずに15泊が積まれるので、上位資格までの距離がその分だけ縮みます。
入会特典:ご紹介経由は合計111,000ポイント、公式サイト経由は100,000ポイント。条件はどちらもご入会後6ヶ月以内に合計150万円以上の利用で、期限も同じ2026年10月5日(月)お申し込み分まで。差は11,000ポイントです(2026年9月3日確認)。
壁は年間400万円:無料宿泊特典(1泊・交換レート75,000ポイントまで。手持ちポイントを最大25,000P足せば100,000Pの宿まで届きます)の条件です。月あたり約33万円。ここに届かない年は、年会費82,500円の回収がかなり厳しくなります。
年会費:82,500円(税込)。家族カードは1枚無料(2枚目以降41,250円)。⚠お申し込みには事前にMarriott Bonvoyの会員番号が必要です(無料で作れます)。
2025年8月の改定で、このカードは「とりあえず持つ」カードではなくなりました。年会費は49,500円から82,500円(税込)へ。先に、改定前から持ち続けているわが家の結論を書きます。年間400万円の決済を寄せられて、マリオット系列によく泊まる家庭なら今でも強い。その条件を外れるなら、更新月に立ち止まるべきカードです。※記載の条件は2026年6月時点です。必ず公式サイトでご確認ください。
マリオット系列の宿泊と、ポイントをマイルに変える変換口。ヒルトンと二刀流なのは、旅先によって「ある方のチェーン」が変わるからです。改定後は「今年は400万円ペースに乗っているか」を更新月に確認し、乗らない年は見直す——持ち続ける前提をやめた運用にしています。
こんな人に向いている / 向いていない
- シェラトン・ウェスティンなどマリオット系列が、よく行く旅先・出張先にある
- 年間400万円(月33万円ペース)の決済集約が現実的にできる。生活決済だけでは届かない家庭が多く、旅行代金・保険の年払い・家電など大きな支出も寄せて初めて見える水準です
- 貯めたポイントを「ホテルにもマイルにも」使い分けたい(約40社へ3:1で移行可)
- 年間利用が400万円に届かない → 無料宿泊が受け取れず、年会費82,500円の回収はほぼ不可能です。ハードルの低いヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムとの比較をおすすめします
- 事業用の決済も混ぜたい → 改定後、事業用決済はポイント付与の対象外です
- ホテルチェーンに縛られたくない → まず三井住友カード ゴールド(NL)のような低コスト帯からが安全です
詳細スペック
| 年会費(2年目以降) | 82,500円 |
|---|---|
| 年会費の備考 | 2025-08-21改定で49,500円→82,500円に増額 |
| 家族カード | 無料 |
| 家族カードの備考 | 1枚目無料、2枚目以降41,250円(2025年8月改定・2026年6月時点) |
| 海外事務手数料 | 3.5% |
| ポイント | Marriott Bonvoy ポイント |
| 還元率の備考 | 通常100円=3pt、マリオット系列100円=6pt。公共料金・税金は200円=1pt、事業用決済はポイント付与対象外(2025年8月改定) |
| 海外旅行保険 | 利用付帯 |
| 海外治療費用 | 300万円 |
| 家族特約 | あり |
| 家族特約の内容 | 配偶者・生計を共にする子など親族が対象。治療費用は本会員300万円・家族200万円(規定集PDF・2026年6月確認) |
| 国内空港ラウンジ | あり |
| プライオリティ・パス | なし |
| ラウンジの備考 | 国内主要空港+ホノルル。同伴者1名無料(2026年6月時点) |
| ホテルプログラム | Marriott Bonvoy |
| エリートステータス | ゴールドエリート自動付帯。年間500万円利用でプラチナエリート(2026年1月以降適用) |
| 無料宿泊特典 | 年間400万円利用+カード継続で1泊(75,000ptまで)。手持ちポイント合算で最大100,000ptまで利用可 |
最終確認日: 2026年9月5日
特典一覧——このカードで何が受けられるか
申し込むかどうかを決める前に、付いてくるものを一箇所で確認できるようにまとめます。数字と条件はすべて公式サイトの記載です(2026年9月3日確認)。「条件・注意」の列まで見ていただくのが、判断を間違えないコツだと思います。
| 特典 | 内容 | 条件・注意 |
|---|---|---|
| ステータス(このカードの本体) | ||
| ゴールドエリート | 入会で自動的に付与 | 基本カード会員のみ。アメックスとMarriott Bonvoyの登録情報の照合が完了した時点で有効になります |
| エリート達成に向けた宿泊実績 | 毎年15泊分(入会時・カード更新時) | 基本カード会員のみ。2年目以降は年会費の支払いから1〜2ヶ月後を目処に付与。1アカウントにつき年間合計15泊分が上限(他のカード特典と重複しません) |
| プラチナエリート | 年間500万円以上の利用でアップグレード | 集計は1月1日〜12月31日の暦年。家族カードの利用分も合算。基本会員のみ。⚠このルートで得たプラチナは年間チョイス特典の対象外です |
| 毎年もらえるもの | ||
| 無料宿泊特典 | 1泊分・交換レート75,000ポイントまで(手持ちポイントを最大25,000P合算すれば100,000ポイントの宿まで) | 年会費の支払い+プログラム期間中に合計400万円以上の利用が条件。プログラム期間は入会日・切替日から1年(暦年ではありません)。発行から1年間有効。基本会員のみ・家族カード分は合算。サービス料・税金・チップは含みません |
| 100米ドルのプロパティクレジット | ザ・リッツ・カールトン/セントレジスで1予約あたり最大100米ドル | 2連泊以上+対象プランでの予約が条件。予約は基本会員名義で、チェックアウト時にこのカードで支払う必要があります。家族カード会員は対象外 |
| ポイント | ||
| 通常のポイント | 100円=3ポイント Marriott Bonvoy参加ホテルでの対象利用は100円=6ポイント |
一般カードは100円=2ポイント/参加ホテルで5ポイント。年会費など一部対象外の利用があります |
| 入会ボーナスポイント | 入会後3ヶ月以内に30万円以上の利用で10,000ポイント | 下の入会キャンペーンの内訳に含まれるカード付帯分です |
| 家族・旅行・日常 | ||
| 家族カード | 1枚無料(2枚目以降41,250円) | 家族カードの利用分は本会員に合算されます(ポイントも、400万円・500万円の判定額も)。ただしエリート資格・宿泊実績・無料宿泊は基本会員のみ |
| ダイニング | ポケットコンシェルジュ ダイニング20%キャッシュバック | 2025年8月の改定で追加された特典です。対象店舗・上限は公式でご確認ください |
| 空港・旅行まわり | 空港ラウンジ(同伴者1名まで無料)/手荷物無料宅配/空港クローク/無料ポーターサービス/旅行傷害保険 | 空港ラウンジはカードと当日の搭乗券の提示が必要。プライオリティ・パスは付きません |
プラチナエリートの500万円は1月〜12月の暦年で数えます。一方無料宿泊特典の400万円はカードの入会日(切替日)から1年間が集計期間です。同じカードなのに締めが別々なので、「あと少しで届く」と思って年末に駆け込んでも、無料宿泊のほうは期間外ということが起こります。達成状況はアメックスのアプリで確認できます。
紹介なら公式より+11,000ポイントお得に作る場合はこちら→
いまの入会キャンペーンの水準が「待ち」か「入りどき」かは、過去の増額実績と見比べるのが確実です。入会キャンペーン情報(定期更新中)で判断材料を整理しています。
メリット・デメリット
メリット: 手持ち合算で100,000ポイントまで届く無料宿泊と「マイルへの逃げ道」
- 無料宿泊の上限が大きい: 年間400万円+継続で75,000ポイントまでの1泊。手持ちポイントを足せば最大100,000ポイントのホテルまで届くので、夏休みなど宿泊費が跳ね上がる時期の高単価ホテルにぶつけられます(1泊5〜8万円相当になることも)
- ゴールドエリート自動付帯: 子連れに一番効くのは14時までのレイトチェックアウト。チェックアウト前に子どもを昼寝させられるかどうかで、帰路の平和度が変わります
- マイルへの逃げ道: ポイントは3:1で約40社のマイルへ。60,000ポイント移行ごとに5,000ボーナスマイルが付き、実質約1.25%のマイル還元。ホテルに使わない年も価値が腐りません
自動付帯のゴールドエリートと、年500万円(または年50泊)で届くプラチナエリートの差はここです(2026年6月時点)。
| ゴールド(持つだけ) | プラチナ(年500万円) | |
|---|---|---|
| 朝食(ウェルカムギフト) | なし(ポイント等) | 朝食を選択可 |
| ラウンジアクセス | なし | あり |
| レイトチェックアウト | 14時まで | 16時まで |
| アップグレード | スイート除く | スイート含む(空室状況による) |
「旅の過ごし方が変わる特典」はプラチナから揃う、というのが正直なところです。ランク制度の全体像はマリオット・ボンヴォイの解説にまとめています。
年会費82,500円の元は取れるのか(わが家の目安計算)
| 1年の使い方 | 受け取る価値(目安) | 年会費との差し引き |
|---|---|---|
| 400万円達成+無料宿泊を繁忙期に消化 | 無料宿泊 約5〜8万円+約12万pt(マイル約4万相当の原資) | 黒字圏が現実的 |
| 400万円に未達(例: 300万円) | 約9万ptのみ・無料宿泊なし | 回収はほぼ不可能 |
| 公共料金・事業決済が中心 | ポイント半減/付与対象外 | そもそも不向き |
達成年は強く、未達年は弱い——「400万円の二択」がこのカードの本質です。中間がありません。受け取った無料宿泊を高単価の時期に活かす使い方は無料宿泊特典の使い方にまとめています。
デメリット: ライト層を切り捨てた改定
- 年会費82,500円は国内の一般向けカードで最高水準です
- 無料宿泊の条件が年150万円→400万円へ(2.6倍超)。「軽く使って無料宿泊だけもらう」という旧来の持ち方は成立しなくなりました
- 公共料金・税金は200円=1ポイントに半減、海外事務手数料も3.5%(2025年8月改定)。「何でもこの1枚」の時代は終わっています。海外の現地決済は手数料1.6%のANA JCBカード プレミアムに分けるのが現実的です
海外旅行保険は利用付帯で、傷害・疾病治療費用は本会員300万円・家族特約の対象家族200万円です(2026年6月・規定集確認)。治療費用としては控えめな水準のため、家族旅行で頼る予定なら不足分を別の保険で補う前提が現実的です。基本の考え方は家族特約とはへ。
ひとつ補足すると、ヒルトンのアメックスのような系列レストランでの常設の会員割引・高還元は、マリオット側にはありません。マリオットの強みは無料宿泊とマイルへの交換で、飲食はポイント獲得が中心です(ダイニングのプロモは時期・地域で変動)。ホテル内レストランを普段使いしてお得を取りたいなら、ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムの方が向いています。
一般カードとプレミアム、どこで分かれるのか
| 項目 | Marriott Bonvoy アメックス | 同 プレミアム |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 34,100円 | 82,500円 |
| 家族カード | 1枚無料(2枚目以降17,050円) | 1枚無料(2枚目以降41,250円) |
| ポイント還元 | 100円=2pt 参加ホテルで5pt |
100円=3pt 参加ホテルで6pt |
| 宿泊実績のプレゼント | 年5泊分 | 年15泊分 |
| 無料宿泊特典 | 年250万円で1泊 | 年400万円で1泊 (75,000pt+手持ち25,000ptで最大100,000pt) |
| プラチナエリート | —(カード決済では到達できない) | 年500万円で到達 |
| 入会特典(紹介経由/公式) | 紹介 65,000pt/公式 55,000pt (6ヶ月100万円) |
紹介 111,000pt/公式 100,000pt (6ヶ月150万円) |
分岐点は年400万円を寄せられるかの一点です。届くならプレミアム、届かないなら一般カード。「プラチナを狙うから」という理由だけでプレミアムを選ぶのは、500万円が現実的に見えてからで十分だと思います。ゴールドとプラチナで何が変わるかはマリオットプラチナ最短ルートとマリオット・ボンヴォイの仕組みにまとめています。
実際に旅行で使ってみた
改定の知らせを見たとき、わが家でも「解約か、継続か」を本気で考えました。続けている理由は2つあります。ひとつは旅先の選択肢。47都道府県を回っていると、ヒルトンがない地方都市にマリオット系列だけはある、という場面が実際にあるんです。もうひとつはポイントの潰しの利きやすさで、ホテルに使わない年はマイルに逃がせる安心感があります。
一方で、「400万円ペースを外れた年は降りる」と家族で決めました。持ち続けることを前提にせず、毎年の更新月に数字で判断する——改定後のこのカードとは、それくらいドライな距離感がちょうどいいと思っています。宿泊レポートと写真は今後追記していきます。
わが家でのこのカードの役割
立場を書いておきます。私はこのカードを、年会費が改定される前から持ち続けています。役割ははっきりしていて、マリオット系列の宿泊と、ポイントをマイルに変える出口です。ヒルトンと二刀流にしているのは、旅先によって「ある方のチェーン」が変わるからで、どちらか一方に寄せきれていません。
改定後の運用も正直に書くと、「今年は400万円ペースに乗っているか」を更新月に確認し、乗らない年は見直すという形に変えました。年会費82,500円は、無料宿泊を受け取れなかった年には重すぎます。持ち続ける前提をやめた——これが改定に対するわが家の答えです。
実際の使い方は、公開済みの記事に分けて書いています。
- マリオット ボンヴォイ アメックス・プレミアムのレビュー——スペックと損益分岐点
- マリオットプラチナ最短ルート|400万・500万決済とAmex損益分岐点
- マリオットポイント完全ガイド|損益分岐点・ANAマイル移行・有効期限対策
- マリオット無料宿泊術|FNA最強施設と5連泊1泊無料活用
- マリオット家族3名の壁|13歳朝食有料化と確認チェックリスト——家族構成で効き方が変わります
- JAL×マリオット連携のやり方|手順と最大4万FOPの受け取り方
- コートヤード新大阪ステーション宿泊記|ポイント泊で家族3人ラウンジ——ポイントの出口の実例
入会キャンペーンの中身(2026年9月3日確認)
入会特典のポイント数・達成条件・年会費は、アメリカン・エキスプレスによって予告なく改定されます。当ページの数字は「2026年9月3日時点で公式サイトに掲載されていた内容」であり、将来を保証するものではありません。お申し込み時点で申込画面に表示される条件が、常に最終的な正です。必ずご自身の目でご確認ください。
ご紹介経由:合計 111,000ポイント
公式サイト経由:合計 100,000ポイント
達成条件(共通):ご入会後6ヶ月以内に合計150万円以上のカード利用
申し込み期限(共通):2026年10月5日(月)お申し込み分まで
111,000ポイントの内訳
| 内訳 | 条件 | 獲得ポイント |
|---|---|---|
| 入会ボーナス(カード付帯) | 3ヶ月以内に合計30万円以上 | 10,000ポイント |
| ボーナスポイント | 6ヶ月以内に合計150万円以上 | 56,000ポイント |
| 通常ご利用ポイント | 150万円を利用した場合 | 45,000ポイント |
| 合計(ご紹介経由) | 111,000ポイント | |
読み方の注意を2つ。ひとつめ、通常ご利用ポイントは満額前提の計算です。公式の注意事項にも「年会費などの加算対象外、または100円=3ポイントとならない場合があります」と書かれているので、支払いの中身によってここは目減りします。ふたつめ、公式サイト経由との差は11,000ポイント。条件も期限も同じなので、同じ150万円を使って受け取る量だけが変わるということです。
ちなみに、紹介した側(当ブログ運営者またはその家族)にもポイントが入ります。金額も隠さずに書いておくと、このカードはご紹介お一人につき15,000ポイントです(公式ページに、2026年4月1日から10,000ポイントより引き上げられたと明記されています)。券種ごとに年間の上限があるため、家族名義のカードからご案内することがあります。利益関係があることは先に開示しておきます。
・ご紹介経由の入会特典・内訳・申し込み期限・紹介者ボーナス …
<ご紹介プログラム>期間限定キャンペーン一覧
・公式サイト経由の入会特典・年会費・家族カード・ポイント還元 …
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
・入会ボーナス・宿泊実績15泊・サービス一覧 …
カードのサービス
・エリート会員資格(500万円・暦年集計) …
Marriott Bonvoyエリート会員資格
・無料宿泊特典(400万円・75,000ポイント/手持ち合算で最大100,000ポイント・プログラム期間) …
無料宿泊特典
・100米ドルのプロパティクレジット …
プロパティクレジット
特典内容・年会費・到達条件は予告なく改定されます。お申し込み時点で申込画面に表示される条件が最終的な正です。
申し込みルートは3つ。入口はひとつしか選べません
同じカードでも、どこから申し込むかで受け取れるものが変わります。選択肢は大きく3つです。
| ルート | もらえるもの | 注意 |
|---|---|---|
| ① 公式サイト | 公式サイトに掲載されている入会特典 | いちばん手数がかからない基準の水準です |
| ② ポイントサイト経由 | 公式の入会特典+ポイントサイト独自のポイント | 掲載の有無・還元額は日々変わり、カード発行案件が出ていない時期もあります。サイト側にも独自の成果条件(発行後の利用など)が付くことがあるので、そちらの条件も読む必要があります |
| ③ ご紹介プログラム | 入会特典そのものが上乗せされます(紹介限定のボーナス) | 既存会員から個別にURLを受け取るひと手間がかかります |
ここで大事なのは、3つを足し合わせることはできないということです。アメックスの案内には「お申し込み時にご確認いただいたページに記載されているご入会特典が適用されます。お申し込み後に他の特典へのご変更はできません」と明記されています。つまり最後に通った入口の条件でその後が決まり、あとから乗り換えられません。不定期に出る「特別入会キャンペーン」も、そのキャンペーンページ経由の申し込みだけが対象と明記されるのが通例です。
選び方はシンプルで、「紹介限定で上乗せされる分」と「ポイントサイトの還元額」を、申し込む時点で見比べるだけです。当ブログでご案内できるカードでは、紹介限定の上乗せがポイントサイトの還元を上回っていることが多いのですが、これは時期によって逆転します。断定はしないので、申し込む直前にご自身で並べてみてください。
利用条件を無理なく達成するには
入会特典でいちばん多い脱落は、ポイント数ではなく期限内に利用金額が届かないことです。考え方はひとつで、新しい支出を作るのではなく、もともと出ていく支出を期間の中に寄せられるか。順番に見ていきます。
まず「予定されている支出」を数える
- 年払いにできるもの:保険料、通信費、サブスク、各種会費。月払いを年払いに変えるだけで窓の中の金額が増えます
- 時期が決まっている大口:車検、タイヤ交換、家電の買い替え、リフォーム、学費、引っ越し
- 税金の納付:固定資産税・自動車税など。国税のカード納付は1万円ごとに決済手数料がかかるので、手数料と獲得ポイントを見比べて判断してください
- 旅行費の前倒し:航空券・宿泊の事前決済。旅程が決まっているなら、支払いのタイミングだけを窓に合わせられます
- 家族カードの合算:家族会員の利用分は本会員の利用額に合算されます(家族カードが無料の券種なら、ここがいちばん効きます)
ギフトカードや電子マネーで嵩上げする方法について
Amazonギフトカードや百貨店ギフトカードの購入、電子マネーへのチャージで金額を積み上げる方法が紹介されているのを見かけます。手段としては存在しますが、当ブログはおすすめしていません。理由は2つです。
- 対象外になることがある:入会特典の注意事項には「年会費など一部対象とならないご利用分があります」と書かれており、換金性の高い商品や電子マネーへのチャージは、ポイント加算やボーナスの集計から外れる場合があります。実際にANAのステータス判定では、カード付帯の電子マネー(楽天Edy・PASMO・Suica等)へのチャージが対象外と明記されています
- 失敗が静か:決済自体は普通に通るため、対象外だったことに気づくのは特典が付かなかったときです
やるとしても、使い道が確実に決まっている範囲だけにとどめてください。条件を満たすために不要なものを買うのは本末転倒です。数えて届かないなら、それは「今は申し込むタイミングではない」というだけの話だと思います。
期限の数え方にも注意
達成期間の起算はカードの承認日です(申し込んだ日でも、カードが届いた日でもありません)。また利用金額の集計はカード会社に決済データが到着した日が基準で、加盟店によっては到着が1ヶ月以上あとになることがあります。締め切り間際の大口決済は当てにしないのが安全です。
紹介での入会は「危険」なのか——規約を読んで整理します
「アメックスの紹介は危険」と書かれているのを見て不安になった方へ。ご紹介プログラムはアメリカン・エキスプレスが公式に提供している制度です。ただし利用規約にルールがあり、それを守っていない紹介のほうが危険、というのが実際のところです。当ブログがどうしているかも含めて書きます。
・ご家族・ご友人・お知り合いなど、連絡可能な状態にある方へのご紹介であること
・ご紹介を受けることについて、ご本人の同意が得られていること
当ブログは、お問い合わせページからご連絡をいただき、メールのやりとりをしたうえでご案内しています。この2つを満たす形です。
逆に「危険な紹介」はこちらです
ご紹介プログラム利用規約の禁止事項には、ブログ・SNSなど不特定多数が閲覧できる場所に紹介URLやコードを公開することが挙げられています。ペナルティはポイントの没収から会員資格の停止まで。note・X・Instagramにコードが直接貼られているのを見かけますが、あれは紹介する側がリスクを負っている状態です。当ページにご案内用のURLを載せていないのは、この理由です。
お送りするURLについて
ご案内用のURLは、上に書いた理由からページには載せず、ご依頼をいただいた方へ個別のメールでお送りしています。フォームを送信すると自動でお送りする仕組みなので、通常はすぐに届きます(URLの更新時期などは、お時間をいただくことがあります)。
また、キャンペーンが切り替わったあとの古いURLをお送りしないよう、取得から一定の期間を過ぎたものは使わない運用にしています。とはいえ入会特典の内容は予告なく改定されますので、最終的にはお申し込み画面に表示される条件をご確認ください。適用されるのは申し込み時に表示されていた条件で、あとから変更できません。
こちらの個人情報は、紹介者に伝わりますか
伝わりません。氏名・住所・電話番号・年収・審査の内容が紹介者に共有されることはありません。当ブログがいただくのもニックネームとメールアドレスだけです。
ご入会が成立したときにアメリカン・エキスプレスから当ブログに届くのは、「ポイントが加算されました」という通知だけです。お申し込みになった方のお名前も、ご連絡先も含まれていません。つまりどなたがご入会されたかを、当ブログが確認する手段はありません(同じ時期のご依頼が1件だけであれば時期から見当がつくことはありますが、分かるのはそこまでです)。否決だった場合に、その理由が伝わることもありません。
紹介した側にも特典があります(利益開示)
あります。ご紹介から入会いただくと、当ブログ運営者またはその家族(紹介者)にポイントが付与されます。券種ごとに年間の紹介人数・獲得ポイントに上限があるため、家族名義のカードからご案内することがあります。隠す話ではないので先に書いておきます。
すでにアメックスをお持ちの方へ(プロパーと提携カードは別枠です)
ご紹介プログラム利用規約 第5条5項が対象外として挙げているのは、①家族カード・追加カードでの入会 ②いま持っているカードからの切り替え ③グリーン・カード/ゴールド・カード/プラチナ・カードを現在お持ちの方、または過去にお持ちで再入会される方の3つです。③で名前が挙がっているのはプロパーカードだけ(申込画面の募集条件では、これにゴールド・プリファードが加わります)。
ヒルトン・マリオット・ANA・デルタなどの提携カードは、この名指しの一覧に入っていません。提携カードはブランドごとに別のカードとして扱われるため、たとえばプロパーカードをお持ちの方がマリオットやヒルトンのアメックスに入会する場合、そのカードの特典は別に受けられます(逆も同じです)。一方で同じブランドの中でのグレード違い(一般↔ゴールド↔プレミアム)は同じカードとみなされることがありますので、そこは注意が必要です。心当たりのある方は、申し込む前に申込画面の表示かアメックスのカスタマーサービスでご確認ください。お申し込みの資格(年齢・収入の条件)も、申込画面でご確認いただくのが確実です。
ご紹介の案内を受け取る
ひとつだけ先にご準備をお願いします。このカードのお申し込みには、事前にMarriott Bonvoyの会員番号が必要です。会員登録は無料なので、まだの方は先に作っておくと申し込みがスムーズです。
マリオット以外のアメックス(ヒルトン・オナーズ、ANAアメックス、プラチナ、ゴールド・プリファード等)をご希望の場合も、同じ窓口からご相談いただけます。ヒルトン・ANAゴールド・ANAプレミアム・プラチナ・ゴールド・プリファードのページもあわせてどうぞ。
・本ご紹介により、当ブログ運営者またはその家族(紹介者)に特典(ポイント等)が付与されます。利益関係がありますので、あらかじめ開示します。
・当ページの筆者は本カードを保有しています。運用に関する記述は実際の使い方に基づくものです。
・記載の年会費・特典内容・到達条件は2026年9月3日時点で公式サイトで確認した情報です。改定される場合があるため、お申し込み前に必ず公式サイトおよび申込画面の最新条件をご確認ください。
・当ページは特定のカードへの申し込みを強制するものではありません。ご自身の利用額・宿泊スタイルに照らしてご判断ください。
よくある質問
2025年8月の改定で何が変わりましたか?
年会費が49,500円から82,500円に、無料宿泊の条件が年間150万円利用から400万円利用に変わりました。一方で無料宿泊の上限ポイントは拡大されています。詳細は公式サイトの改定案内をご確認ください。
プラチナエリートはどうすれば取れますか?
年間500万円以上のカード利用で獲得できます(2026年1月以降適用の条件)。また、カード継続ごとに15泊分のエリートナイトクレジットが付与されるため、実宿泊35泊との合算で年間50泊のプラチナ条件を満たすルートもあります(2026年6月時点・公式確認)。適用時期はカード年度により異なる場合があるため、会員サイトでご確認ください。
無料宿泊はどのホテルまで使えますか?
交換レート75,000ポイントまでが対象で、手持ちポイントを最大25,000ポイント合算して100,000ポイントのホテルまで使えます。空室・除外日の条件は公式サイトでご確認ください。
ヒルトンアメックスとどちらがいいですか?
無料宿泊・上位ステータスのハードルが低いのはヒルトン、ポイントのマイル転用や参加ブランドの多さはマリオットです。「よく泊まる方のチェーン」で選ぶのが、結局いちばん失敗しません。
結論: 申し込む価値があるのはこんな家庭
- 年間400万円の決済集約が現実的にできる
- マリオット系列(シェラトン・ウェスティン等)が旅先の選択肢に入っている
- ポイントをホテルにもマイルにも使い分けたい
3つ揃うなら、改定後の年会費82,500円でも回収は現実的です。400万円が見えないなら、このカードは選択肢から外してください——条件のゆるいヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムとの比較が先です。
ヒルトンとの詳しい比較はヒルトン・アメックス vs マリオット・アメックスで、朝食・上級ステータスの取りやすさ・無料宿泊・海外手数料などを表で整理しています。全体の使い分けは旅行で得するクレジットカード比較まとめへ。
