結論から書きます。コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーションは、「新幹線に乗る前後に、家族で1泊だけ贅沢をしたい」という目的にほぼ完璧にはまるホテルでした。観光の拠点というより、ホテルに泊まること自体が目的になるタイプです。
2026年7月、当日の思いつきで予約して家族3人で泊まってきました。宿泊はMarriott Bonvoyのポイント30,400ポイント、現金の支払いはゼロ。プラチナエリート特典でラウンジと朝食が付き、夕食すらラウンジで済んでしまったので、宿泊にまつわる現金の支出がまるごと消えた滞在になりました。

のんたん新大阪って、これまでずっと「乗り換えて通過する駅」だったんです。あえて泊まってみたら、まったく別の街に見えました。
この記事はホテル全体のまとめです。ラウンジ・朝食・客室はそれぞれ写真多めの詳細記事にしているので、気になるところから読んでみてください。
- エグゼクティブラウンジ編|子供もカクテルタイムOK。牛めしまで出る夕食代わりの実力と、新幹線・在来線・飛行機が同時に見える窓
- 朝食ビュッフェ編|大阪産の総菜コーナー、自分で茹でるきつねうどん、席でオーダーできるエッグステーション
- 客室編|キングルーム高層階から見える線路と、泊まる前に知っておきたい3つの「ない」
新大阪駅から徒歩1分|歩行者デッキで2階に直結
このホテルの一番わかりやすい価値は立地です。新幹線の改札を出て、歩行者デッキを渡るとホテルの2階に着きます。信号を待つ必要がなく、スーツケースを引いたままフラットに移動できます。


JR新幹線なら中央出口改札から北口へ、在来線なら東改札口から北口または西口へ、地下鉄御堂筋線なら北東改札口の1番出口から。どのルートでもデッキ経由で徒歩1分ほどです。





子連れの移動でいちばん体力を削るのが駅からの徒歩なんですよね。ここはそれがほぼゼロなので、着いた時点で余力が残ってます。
車で行くなら駐車場は要検討
一方、車の場合は少し考えたほうがいいです。ホテルの駐車場は宿泊利用で1泊3,000円(入庫後24時間以内、超過は30分400円)。


看板に出ている時間貸の料金(タワーパーク2時間以内800円・当日2,000円、平置き当日最大3,500円)は宿泊以外の利用向けなので、混同しないよう注意してください。
新大阪駅の周辺にはコインパーキングが多く、当日最大料金が安いところも探せばあります。出し入れをしないなら、近くのコインパーキングに停めたほうが安く済む可能性が高いです。荷物の積み下ろしだけホテルで済ませて、車は別に停めるという手もあります。
チェックイン|ウェルカムドリンクと、子供へのお菓子くじ
ロビーは2階。白い波型の壁と、モノトーンの幾何学模様のアートウォールが目を引く空間です。


入ってすぐのところに、レモンを浮かべたウェルカムドリンクのサーバーが置かれていました。夏の移動で汗をかいたあとに、これがありがたい。


そしてチェックインの待ち時間に、スタッフの方がメイにお菓子のくじ引きをさせてくれました。大人が手続きをしている間、子供が退屈する時間をそのまま「楽しい時間」に変えてしまう仕掛けです。
くじ引いていいの!?チェックインするだけで、なんかもらえた!



子供が待てない時間を先回りして潰す設計なんだと思います。親のストレスを下げるほうが、実は満足度に効くんですよね。
客室階の廊下は照明を落とした落ち着いたトーン。生活音が抑えられていて、夜も静かでした。


館内施設|ラウンジ・レストラン・ジム
19階 エグゼクティブラウンジ
今回の滞在で一番の主役はここでした。最上階19階のエグゼクティブラウンジは6:30〜23:00の営業で、17〜18階のエグゼクティブフロア宿泊者とMarriott Bonvoy プラチナエリート以上が利用できます。


時間帯によって提供内容が6段階に変わる仕組みで、フロアに置かれていた案内書に図で示されていました。


特筆すべきは、子供の利用に時間制限がないこと。カクテルタイムに小学生を連れて入っても何も言われず、家族3人でそのまま夕食にできました。窓の外は新大阪駅の線路で、メイはずっと窓に張り付いていました。
▶ 詳細:コートヤード新大阪ラウンジ|子供もカクテルタイムOKの新幹線ビュー
Bar19・鉄板焼き 一花一葉
館内にはほかに、バーと鉄板焼きのレストランがあります。営業時間は館内の案内板に掲示されていました。
| 店舗 | 営業時間 |
|---|---|
| エグゼクティブラウンジ(19階) | 6:30〜23:00 |
| 鉄板焼き 一花一葉 | 17:00〜22:00(21:00ラストオーダー) |
| Bar19(平日) | 17:00〜23:00(22:30ラストオーダー) |
| Bar19(土日祝) | 14:00〜23:00(22:30ラストオーダー) |
今回はラウンジで完結してしまったので、どちらも利用していません。次に泊まる機会があれば鉄板焼きに行ってみたいところです。
フィットネスセンターは1階・24時間無料
ジムは1階にあります。フロントのある2階からエレベーターで一つ下りたところで、ここは少し分かりにくいので覚えておいてください。


24時間無料で使えて、ランニングマシン3台、クロストレーナー2台、バイク1台、それにダンベルとマシン類が置かれています。


都市部のホテルジムとしては十分な規模。時間制限がないので、朝食前でも深夜でも使えるのは出張利用にありがたい設計です。
奥には赤いストレッチマットが敷かれ、バランスボールが置かれたスペースもありました。マシンを使わなくても、体をほぐすだけのために立ち寄れます。


なお、喫煙室は客室階に設けられていました。


ノリスの宿泊ROI決算報告



今回はホテル側が特典の値札を公開してくれているので、感覚ではなく実額で計算できるんですよね。
まず、今回の予約画面がこちらです。


このホテルは、エグゼクティブフロア以外に泊まっている人がラウンジと朝食を付ける場合の料金を公式サイトに出しています。1名あたり8,155円(税・サービス料込)。つまりこれが、ホテル自身がこの特典に付けた値段です。
💰 1泊の決算(家族3人)
①支払総額 Marriott Bonvoyポイント 30,400ポイント(現金支払い 0円)
②ステータス還元の内訳
・ラウンジ+朝食(公式価格) 8,155円 × 大人2名 = 16,310円
・添い寝の子供の朝食 2,150円 → 無料
・カクテルタイムが夕食代わりになり、外食1回分(3人で1万円前後)を回避
③実質コスト ポイントを除けば、この1泊で追加の現金支出はゼロ(車で行く場合は駐車場1泊3,000円が別途かかります)
④相場との比較 新大阪の駅前で30㎡以上・朝食付きの部屋を現金で取れば、繁忙期は1泊3万円台に届くこともある価格帯
⑤最終判定:圧勝 当日予約でアップグレードは付かなかったが、ポイント泊+ラウンジ+朝食+夕食回避の組み合わせで、現金支出をゼロに抑えつつ体験の質は落ちなかった
※子供のラウンジ利用については、電話で問い合わせた際に「4,250円が別途必要」との案内がありました。ただしチェックイン時に確認すると「大丈夫ですよ!」と即答され、請求もされていません。運用が変わる可能性はあるので、子連れの場合はチェックイン時に確認しておくのが確実です。
店舗のオペレーションを見る癖がついているせいか、このホテルは「待たせない」ことに徹底的にコストを割いているのが強く印象に残りました。
チェックインの待ち時間には子供にくじを引かせ、朝食は混雑時間を先に貼り出し、卵料理の注文は行列を作らず席で受ける。ラウンジの入口はスタッフを置かずカードキーで通す。どれも派手な感動を作る施策ではなく、客が「待つ」「並ぶ」「聞く」場面を一つずつ潰していくやり方です。
感動が個人技ではなく仕組みで担保されているので、誰が泊まっても同じ体験になりやすい。ホテルの評価としては、これはかなり信頼できるほうだと思います。



逆に言うと、うわーっと驚くようなサプライズは無いんです。でも子連れだと、驚きより「詰まらないこと」のほうが100倍ありがたいんですよね。
▶ あわせて読みたい:マリオットポイント完全ガイド|損益分岐点・ANAマイル移行・有効期限対策
▶ あわせて読みたい:マリオット・ボンヴォイの仕組みとステータス特典のすべて【完全ガイド2026】
どんな人に向いているホテルか
- 新幹線での移動前後に、駅から歩かずに泊まりたい人
- Marriott Bonvoy プラチナエリート以上で、ラウンジをフルに使いたい人
- 子連れでラウンジに入りたいが、時間制限や年齢制限で諦めてきた人
- 乗り物好きの子供がいる家庭(部屋からもラウンジからも線路が見える)
- ポイントを使って現金支出を抑えたステイケーションをしたい人
- バスとトイレが分かれていないと落ち着かない人(洗い場もありません)
- 大浴場や温泉が目当ての人(館内にはありません)
- 車で来て、何度も出し入れしたい人(駐車場は1泊3,000円で出庫のたびに手間)
- 大阪の観光地を歩き回るのが主目的の人(ミナミ・キタへは乗り換えが必要)
大阪の他のホテルと迷っているなら
大阪はホテルの選択肢が多いので、我が家が実際に泊まった宿とも比べられるようにしておきます。ラウンジの滞在時間の長さならヒルトン大阪、クラブフロアの落ち着きならリーガロイヤル、城ビューが目当てならダブルツリーという住み分けです。
▶ あわせて読みたい:ヒルトン大阪 エグゼクティブラウンジ|利用条件・時間・全時間帯の中身
▶ あわせて読みたい:リーガロイヤルホテル大阪を家族で満喫|クラブフロアの過ごし方 完全ガイド
▶ あわせて読みたい:ダブルツリーbyヒルトン大阪城 宿泊ブログ|ラウンジと城ビューの実力
★ 総合評価:コートヤード・バイ・マリオット新大阪ステーション
客室・設備の質 ★★★★☆(全室30㎡以上でキングベッドに家族3人が収まる。空気清浄機とイオニティのドライヤーが標準。一方でバスタブとトイレが同室、USBポートなし)
朝食・食事 ★★★★☆(朝食は大阪産の総菜と自分で作るきつねうどん、ラウンジのカクテルタイムは牛めしまで出る。セレクトブランドとしては明確に平均以上だが、ライブ調理のような突出した目玉はない)
コスパ(ステータス恩恵込み) ★★★★☆(30,400ポイントで現金支払いゼロ。ラウンジ+朝食の公式価格16,310円分と外食1回分が浮いた。ただし当日予約のためアップグレードはなし)
4項目とも★4で揃いました。これは採点をサボったのではなく、全部が平均より確実に上で、かつ突き抜けた一点はないというこのホテルの性格がそのまま出た結果だと思っています。
逆に言えば、大きく外すところがありません。「今夜どこに泊まるか」で迷ったときに、期待を下回らない選択肢として置いておけるホテルです。唯一★5を付けたのはラウンジ記事の「子連れのしやすさ」で、そこだけは他と比べて明確に抜けていました。
施設情報
【施設名】コートヤード・バイ・マリオット 新大阪ステーション
【所在地】〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原1-2-70
【電話】06-6350-5701
【アクセス】JR新大阪駅から歩行者デッキ経由で徒歩約1分(新幹線中央出口改札→北口)。大阪メトロ御堂筋線 新大阪駅 北東改札1番出口からも徒歩約1分
【客室】全室30㎡以上
【朝食】Dining & Bar LAVAROCK(ロビー階)6:00〜11:00/ビュッフェは10:00まで。大人4,300円・子供(4〜12歳)2,150円
【ラウンジ】エグゼクティブラウンジ(19階)6:30〜23:00。17〜18階宿泊者およびMarriott Bonvoyプラチナエリート以上は無料、それ以外の宿泊者は1名8,155円(朝食込)
【フィットネス】1階・24時間無料
【駐車場】宿泊利用1泊3,000円(入庫後24時間以内、超過は30分400円)
※料金・営業時間・提供内容は変更される場合があります。最新の情報は必ず公式HPをご確認ください。
家族旅行って、遠くに行くほど偉いわけじゃないなと、今回あらためて思いました。近場に1泊しただけなのに、メイは「また泊まりたい」と何度も言っています。移動で疲れない分、その日一日をまるごとホテルで使えるのがステイケーションの良さですね。週末や連休は人気のお部屋から埋まってしまうので、気になった方はぜひ以下のリンクから空室状況や最新のプランを確認してみてくださいね。素敵な旅になりますように!
🏨 コートヤード・バイ・マリオット 新大阪ステーションを予約する
マリオット系は、無料宿泊特典・朝食・アップグレードを活かすなら公式予約が基本です。
マリオット公式サイトで確認する会員料金・ポイント宿泊はこちら›ポイントを使わず現金レートで泊まる場合は、こちらの予約サイトの料金も見比べてみてください。
お使いのポイント経済圏で選ぶとお得になりやすく、上質な宿・タイムセールなら一休.com、楽天ポイントなら楽天トラベル、PayPay・ソフトバンクならYahoo!トラベル、Ponta・dポイントを貯めるならじゃらんnet、会員価格やクーポンを使うならHotels.com、航空券とセットで手配するならエクスペディアが向いています。
▼ 気になるサイトをタップして空室・料金をチェック
料金・在庫は各予約サイトの最終画面が正です。
コートヤード新大阪 よくある質問
新大阪駅からどのくらいですか?雨に濡れますか?
歩行者デッキを渡って徒歩約1分です。新幹線の中央出口改札から北口に出てデッキを進むと、ホテルの2階に着きます。在来線は東改札口から北口または西口、地下鉄御堂筋線は北東改札の1番出口から、いずれもデッキ経由で行けます。ただしデッキには屋根がなく、100mほど雨ざらしの区間があります。降っているときは傘が要ると思っておいてください。
駐車場はありますか?料金は?
あります。宿泊利用は1泊3,000円(入庫後24時間以内、超過は30分400円)です。看板に出ている当日最大3,500円などの表示は宿泊以外の利用向けなので注意してください。周辺にコインパーキングが多いので、車を出し入れしないなら近隣のほうが安く済む場合があります。
エグゼクティブラウンジは誰が使えますか?子供も入れますか?
17〜18階のエグゼクティブフロア宿泊者と、Marriott Bonvoy プラチナエリート以上の会員が対象です。子供も入れて、カクテルタイムを含めて時間制限はありませんでした。料金は電話問い合わせで「子供は4,250円が別途必要」との案内がありましたが、チェックイン時に確認したところ「大丈夫ですよ!」と言われ、請求もされていません。案内と現場の運用に差があるようなので、チェックイン時にひと言確認しておくのが確実です。
家族3人で1部屋に泊まれますか?
泊まれました。全室30㎡以上あり、キングベッドで小学生の添い寝なら大人2人+子供1人がエキストラベッドなしで寝られます。なおポイント宿泊の場合は3名まで無料、有償宿泊でエキストラベッドを使う場合は6,000円という案内でした。
大浴場やプールはありますか?
ありません。館内の共用施設はフィットネスセンター(1階・24時間無料)で、ランニングマシン3台、クロストレーナー2台、バイク1台などが置かれています。客室の浴室はバスタブとトイレが同じ空間にあるユニット構成です。
ホテル内で夕食は取れますか?
取れます。鉄板焼き「一花一葉」が17:00〜22:00(21:00ラストオーダー)、「Bar19」が平日17:00〜23:00・土日祝14:00〜23:00(いずれも22:30ラストオーダー)で営業しています。ラウンジを使える会員なら、カクテルタイム(17:00〜21:30)のオードブルと牛めしで夕食を済ませることもできました。ただ個人的にいちばんおすすめなのは、新大阪駅の構内で食べることです。デッキを渡ればすぐなので、駅ナカの飲食店の選択肢の多さをそのまま使えます。















コメント