ヒルトン・シドニーの朝食は、レベル2(日本でいう3階にあたるフロア)のGlass Brasserie(グラス・ブラッセリー)でいただきます。ヒルトン・オナーズのダイヤモンド特典で、家族3人とも追加料金なし。2泊のあいだに2回利用して、2回とも待ちなしで入れました。

のんたん結論から言うと、ここは「量で殴ってくる朝食」ではありません。品数はしっかりあるのに、詰め込んだ感じがしないんです。この抜け感が心地よかったです!
Glass Brasserieはレベル2|3層のワインタワーと、窓の正面にQVB
この店の顔は、なんといっても壁一面の3層ワインタワーです。天井まで届くガラスケースにボトルがびっしり。朝の光が入ると、そのガラスがきらきら光ります。夜はファインダイニングとして営業している店なので、朝食会場としては明らかにオーバースペックな空間です。


そしてもうひとつ。窓の外を見ると、道を挟んだ真正面にQVB(クイーン・ヴィクトリア・ビルディング)が建っています。砂色の石造りにアーチが並ぶ、19世紀の建物です。朝食を食べながら、ずっとこれを眺めていられます。





夜のファインダイニングを朝食会場に転用すると、席数も内装も朝には過剰なんですよね。ただ、その過剰さがそのまま宿泊者の朝の満足度になって返ってくる。稼働していない時間帯の資産をどう使うかという話で、うまいと思います。


エッグステーション|看板は「シドニー・フィッシュマーケット・オムレツ」
この朝食のいちばんの目玉は、その場で焼いてくれるエッグステーションです。黒板に書かれているのは、オムレツ、ボイルドエッグ、ポーチドエッグ、フライドエッグ(サニーサイドアップかオーバーイージーを選べる)の4種類。


そして隣にもう一枚、看板メニューの黒板がありました。Hilton Signature Omelette =「Sydney Fish Market Omelette」。シーフードミックスにカプシカム(パプリカ)、ハーブとスモークパプリカ、オニオンを合わせたオムレツです。エビとロブスターのイラストまで描いてあって、力の入れ方が伝わってきます。





オムレツに街の名前がついてる!シドニーのお魚市場のオムレツってことでしょ。その町でとれるものが、そのまま料理の名前になるんだね。
これはいい気づきでした。シドニー・フィッシュマーケットは、この街の食を象徴する場所です。ホテルの朝食のオムレツに地名が入っているというだけで、「この街は魚が名物なんだ」ということが伝わる。メニュー名がそのまま地理の授業になる瞬間でした。
ここは正直に書いておきます。このシグネチャーオムレツを頼んだのはマイでした。海鮮が好きなマイは黒板を見て即決で、焼き上がりを待つあいだも楽しそうにしていました。一方の私は貝や甲殻類があまり得意ではないので、具なしのプレーンオムレツ。同じステーションで、一人ずつ好みに合わせて焼き分けてもらえるのが、この方式のいちばんの強みだと思います。


その代わりに満足度が高かったのが本格的なスモークサーモンでした。薄く切られたものがたっぷり用意されていて、レモンとケイパー、ピクルスを添えて自分で組み立てられます。これをサラダに乗せた一皿が、2日間とも私の定番になりました。


エッグステーションのカウンターには、ソースやコンディメントもひととおり揃っています。ケチャップ、マスタード、ホットソース。焼き上がりを待つあいだに、自分の皿の設計を決めておく時間になります。


ビュッフェ台の中身|ホットミールとコールドの両方が手堅い
ホットミールは大きな鋳物鍋に入って並びます。スクランブルエッグ、ベーコン、ソーセージ、グリルドトマト、マッシュルーム、ハッシュブラウン、ベイクドビーンズ。イングリッシュブレックファストの構成が、そのまま揃っている感じです。






コールド側も充実していました。コールドカットのハムとサラミ、チーズ、サラダ、ピクルス。生野菜のバリエーションが多いのは、旅先で野菜が不足しがちな家族旅行にはありがたいところです。




パン類はベーグルが目を引きます。木のトレーにポピーシードのベーグルがきれいに並んでいて、隣にはバゲットやカンパーニュ。トースターの横にはNutella(ヌテラ)の大瓶がどんと置かれていて、これは子どもにとっては事件です。






シリアルとヨーグルトのコーナーも独立してあります。ミューズリー、グラノーラ、コーンフレークが木のボウルに。ヨーグルトはプレーン、フルーツ、ココナッツの3種類に、チアプディングとミックスベリーコンポートまで並んでいました。




フルーツは、バナナとオレンジがそのまま置かれているほか、スイカ・メロン・パイナップル・イチジクなどがカットで用意されています。焼き菓子はマフィンとスコーン、デニッシュ。ここまでくると、正直どこから手をつけるか迷います。






ドリンク|スムージーとフレッシュジュース、そして持ち帰りコーヒー
ジュースはディスペンサー式で、オレンジとアップル、それにトロピカル系。透明なタンクに入っているので、色を見て選べます。


そして地味に嬉しかったのがミックスベリースムージーです。銀のピッチャーにたっぷり注がれていて、これがちゃんと濃い。ジュースとは別枠の満足感がありました。




コーヒーはセルフのマシンが会場内に複数台。そして入口の脇にテイクアウト用のカップとコーヒーマシンが置かれていて、部屋に持ち帰れるようになっています。これは効きました。朝食を終えて部屋に戻り、出発前のもう一杯をゆっくり飲む。この一手間があるだけで、朝の余裕がまったく変わります。







持ち帰りカップを入口に置くのは、席の回転を上げる手でもあるんですよね。「もう一杯飲みたいから居座る」という滞在を、部屋に移してもらえる。混雑対策とサービスが同じ一手で両立しているのが面白いんです。
混雑は?|2日とも待ちなしで入れた
朝食で気になるのは待ち時間だと思います。私たちが行ったのは、滞在2日目の朝が7時20分すぎ、最終日が9時半ごろ。時間帯としては真逆ですが、2日とも待ち行列ゼロで案内されました。
席数が多いこと、そして朝食会場が2階のワンフロアにまとまっていることが効いているのだと思います。ラウンジでは夕方に満席に当たったのに、朝食では一度も並ばなかった。同じホテルでも、混むポイントは意外と偏っています。


ちなみに営業時間は平日6:30〜10:00、週末6:30〜10:30。最終日に9時半に行っても、料理はしっかり補充されていました。閉店間際に台が寂しくなるタイプではありません。
ノリスの朝食ROI決算|ダイヤモンド特典で3人分がゼロになる
💴 朝食のROI決算(家族3人・2日分)
① 今回の支払い
0円。ヒルトン・オナーズ ダイヤモンドの朝食特典で、家族3人とも2日間ともコンプリメンタリーでした。
② 裏づけ
チェックアウト時の追加請求は AU$0.00。2泊のあいだに朝食を3人で2回、ラウンジを3人で2回使って、フォリオに足された飲食チャージは一切ありませんでした。
③ この特典の効き方
シドニーCBDで家族3人がカフェの朝食を取れば、それなりの金額になります。ただし本当に効くのは金額よりも「朝の意思決定が消える」ことのほうでした。どこで食べるか、開店は何時か、子どもが食べられるものはあるか——旅先の朝にいちばん体力を使うこの3つを、エレベーターで2階に降りるだけで全部飛ばせます。
④ 最終判定:圧勝(期待以上)
夜はファインダイニングとして営業している空間で、その場で焼くオムレツ付きの朝食を3人分ゼロ円。しかも2日とも待ちなし。ステータス特典の使いどころとして、これは文句なしの部類です。



客室とラウンジのレポートは別記事にまとめました。あわせて読むと、このホテルの使いどころが見えてくると思います!
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Glass Brasserie(ヒルトン・シドニー)の施設情報
【施設名】Glass Brasserie(グラス・ブラッセリー/ヒルトン・シドニー レベル2)
【所在地】488 George Street, Sydney NSW 2000, Australia(ホテル内 レベル2)
【電話番号】+61 2 9266 2000
【朝食営業時間】平日 6:30〜10:00 / 週末 6:30〜10:30
【朝食の会場】Glass Brasserie(レベル2)またはエグゼクティブラウンジ(レベル1)
【料金目安】ヒルトン・オナーズのダイヤモンド/ゴールド特典、または朝食付きプランの宿泊者が対象。今回は家族3人とも追加料金なし
※最新の営業状況等は、必ず公式HPをご確認ください。
海外旅行の朝って、時差ボケと出発時刻でいちばんバタバタしますよね。その時間に「降りれば食べられる場所がある」のは、想像以上に効きます。メイも「オムレツに街の名前がついてる!」と、黒板の前でずいぶん盛り上がっていました。我が家は、宿はいいところをできるだけ納得できる条件で押さえて、そのうえで現地の体験にもしっかり飛び込む、という組み立てが好きです。朝食が付くかどうかは滞在の体力配分そのものなので、日程が見えてきたら条件ごと見比べておくと選択肢が広がりますよ。素敵な旅になりますように!
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ヒルトン・シドニー 朝食の総合評価
★ 総合評価(朝食編)
料理のクオリティ ★★★★☆(その場で焼くエッグステーションがオムレツ・ボイル・ポーチド・フライドの4種を回し、フライドエッグは焼き加減まで選べる。本格的なスモークサーモンをレモンとケイパーで組み立てられるのも上等。一方でホットミール自体はイングリッシュブレックファストの定番構成で、他では食べられないという水準ではないので★4)
品数・バラエティ ★★★★☆(ホット、コールドカット、サラダ、ベーグルとパン、シリアルとヨーグルト5種以上、カットフルーツ、焼き菓子、ジュースとスムージーまで一周そろっている。ビュッフェとしては明確に平均以上。ただし現地色の強い一皿——オージー名物を前面に出した枠——は限定的だった)
子連れのしやすさ ★★★★☆(Nutellaの大瓶、ベーグル、フルーツ、シリアルと、子どもが自分で選べる導線が揃っている。2日とも待ちなしで入れたので朝の機嫌を損ねずに済んだ。キッズ専用コーナーや低い台といった設備はないため★5にはしない)
コスパ(ステータス恩恵込み) ★★★★★(夜はファインダイニングとして営業している空間で、その場で焼くオムレツ付きの朝食が、ダイヤモンド特典で家族3人とも2日間ゼロ円。フォリオの追加請求もAU$0.00で確認済み。有料なら相応の単価がつく会場の朝食が実質無料になっており、還元の大きさは他の軸とは別格)
ヒルトン・シドニーの朝食についてよくある質問
ヒルトン・シドニーの朝食会場はどこですか?
レベル2のGlass Brasserie(グラス・ブラッセリー)です。夜はファインダイニングとして営業しているレストランで、壁一面の3層ワインタワーが目印。窓の正面にQVBが見えます。エグゼクティブラウンジ(レベル1)で朝食を取ることもできます。
朝食は何時から何時までですか?
平日は6:30〜10:00、週末は6:30〜10:30です。最終日に9時半ごろ入りましたが、料理はしっかり補充されていました。閉店間際でも台が寂しくなるタイプではありません。
ヒルトン・オナーズの特典で朝食は無料になりますか?
今回はダイヤモンド特典で、家族3人とも2日間ともコンプリメンタリーでした。チェックアウト時の追加請求もAU$0.00です。ただし特典の適用範囲は地域やステータスによって条件が変わるので、予約時とチェックイン時に確認するのが確実です。
オムレツはその場で焼いてもらえますか?
焼いてもらえます。エッグステーションでオムレツ、ボイルドエッグ、ポーチドエッグ、フライドエッグ(サニーサイドアップ/オーバーイージー)から選べます。看板メニューはシーフードミックスを使った「Sydney Fish Market Omelette」ですが、具を入れないプレーンオムレツも問題なくお願いできました。
朝食は混みますか?並びますか?
私たちは7時20分すぎと9時半ごろの2回利用しましたが、どちらも待ち行列なしで案内されました。同じホテルでもエグゼクティブラウンジは夕方に満席だったので、混雑するポイントは偏っている印象です。
コーヒーを部屋に持ち帰れますか?
持ち帰れます。会場の入口脇にテイクアウト用のカップとコーヒーマシンが置かれています。朝食を終えてから部屋でもう一杯、という使い方ができるので、出発前の時間にゆとりが生まれます。
このクラスターの全体まとめはヒルトン・シドニー宿泊記|ダイヤ特典で41階・ラウンジ・朝食まででまとめています。あわせてどうぞ。











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