ペナン ザ・ミレン 客室編|59㎡からスイートへ無料アップグレード

結論から書きます。ザ・ミレン・ペナンの窓際に置かれたバスタブは、このホテルに泊まる理由になります。海に面したガラスの真横で、朝焼けを見ながらお湯に浸かる。それだけのために、もう一度予約してもいいと本気で思いました。

窓際に設置されたバスタブ。ガラス越しに朝焼けの海が広がり、水面に光の帯が伸びている

2026年7月、家族3人でペナン島に泊まりました。予約したのは59㎡のゲストルーム(キング・シティビュー)だったのですが、Marriott Bonvoyのプラチナエリート特典とHoteLuxプランのアップグレード特典が両方効いて、2泊ともスイートにアップグレードされました。この記事は、その客室の中身を引き出しの中まで開けて回った記録です。

のんたん

ドアを開けた瞬間、リビングの奥にもう一部屋見えて。マイと二人で「え、これ入っていい部屋?」って顔を見合わせました。

目次

リビングと寝室が分かれている|スイートの間取り

入ってすぐがリビングです。オレンジのソファ、大きなテレビ、そして窓際にダイニングテーブル。奥に寝室がつながる1ベッドルームスイートの構成でした。

スイートのリビング。オレンジ色のソファと大型テレビ、奥の窓際にダイニングテーブルが見える

子連れにとって、この「リビングと寝室が分かれている」というのが想像以上に効きます。メイが寝たあとに、リビング側で明かりをつけたまま荷物の整理ができる。これは1部屋タイプのホテルでは絶対にできないことでした。

窓際のダイニングテーブル。ペンダントライトの向こうに海と街並みが広がっている

窓際のダイニングテーブルは、丸みのある2人がけ。ここに座ると、正面にペナンの海が広がります。テイクアウトを買ってきて広げるのにもちょうどいいサイズで、実際わが家は買ってきた果物をここで切って食べました。

客室の一角に置かれた青いアームチェアと衝立、フロアランプ

リビングの隅には、衝立と青いアームチェアの読書コーナー。「使わないだろうな」と思っていたのに、結局ここが荷物置き場兼、メイが絵を描く席になりました。

スイートの寝室。キングサイズのベッドと黒いヘッドボード、木製の床

寝室はキングベッド。大人2人+小3のメイの3人で、エキストラベッドなしで寝られました。マットレスは硬すぎず柔らかすぎず、時差ボケの体でもすんなり眠れる寝心地です。

ノリス

予約したのは59㎡のゲストルームなんですよね。そこからスイートに上がったので、体感としては「もう一部屋もらった」に近いです。上級会員の特典って、こういう「使う時間が伸びる」形で返ってくるのが一番効くと思っています。

照明のシーン切り替えが賢い

細かいところですが、感心したのが照明のスイッチです。「Bright」「Mood」「Night」「Wall feature」「Shower」「Reading」と、用途ごとにシーンが分かれています。

客室の照明スイッチパネル。Bright、Mood、Night、Wall feature、Shower、Readingと用途別に分かれている

海外のホテルでよくある「どのスイッチがどれか分からず全部押す」問題が、これで起きません。夜中にトイレへ行くときは「Night」を押せば足元だけ淡く点く。子連れには地味にありがたい設計でした。

木目のカウンターに置かれた黒いサウンドバー

テレビの下にはサウンドバー。Bluetoothで自分のスマホの音楽も流せます。夕方、部屋で少し休むときにこれがあると、一気に「自分の部屋」の感じが出ます。

客室のシェルフに置かれた鳥のオブジェと本
黒い壁面に飾られた金色の人物モチーフのアートと台座

置いてある小物やアートも、ひとつずつ意味がありそうな顔をしています。オートグラフ コレクションはブランド全体で「同じ内装のホテルを作らない」のが方針なので、この土地の記憶を拾ったモチーフが選ばれているのだと思います。

海を見ながら入るバスタブ|この部屋の主役

そして主役です。バスタブが、バスルームの奥ではなく窓のすぐ横に置かれています

窓際に置かれた黒い独立型バスタブ。ガラスの向こうに海と対岸が見える

昼間はこの景色。そして早朝、まだ暗いうちにお湯を張って浸かっていると、水平線がゆっくりオレンジになっていきます。旅の途中でこんな時間を持てるとは思っていませんでした。

おふろから海が見えるのって、へん!でもすごい!お船がゆっくり動いてるのが、ずーっと見えるよ!

メイは湯船から動かなくなり、水平線を通る貨物船を数えていました。ペナンはマラッカ海峡に面した島で、目の前を通る船は世界の物流そのもの。「あの船、どこに行くの?」から始まって、海峡・港・貿易の話になりました。世界遺産の街を歩くより、湯船の30分のほうが地理の授業になっていたかもしれません。

ノリス

眺望って、窓の外にあるだけでは資産にならないんですよね。「どの姿勢で、何分間、それを見るか」まで設計して初めて価値になります。バスタブを窓際に持ってきた時点で、この部屋は滞在時間そのものを設計しにきていると思います。

水回り|洗面はツーボウル、シャワーは独立

洗面台はツーボウル(2つ並び)。家族3人が同じ時間に身支度をする朝、これがあるかないかで出発時刻が変わります。

大理石調のバスルーム。ツーボウルの洗面台と大きな鏡、ゴールドの水栓
トイレと洗面のスペース。壁にアートが飾られている

トイレは独立。シャワーブースも独立していて、バスタブと動線が分かれています。「誰かがお風呂に入っていると誰も入れない」という子連れ最大のボトルネックが、構造的に消えている作りでした。

大理石調のシャワーブース。ガラス張りで広さに余裕がある
レインシャワーとハンドシャワーが備わったシャワーブースの壁面

シャワーはレインシャワーとハンドシャワーの2種類。水圧も十分で、髪を洗ったあとに待たされる感じがありません。

壁掛けのバスアメニティ。THE MILLENのロゴが入った黒いボトルが3本並ぶ

バス用品はホテルオリジナルの壁掛けディスペンサー式。小分けボトルではありませんが、中身の質は高くて、髪がきしみませんでした。

洗面台に置かれたハンドソープと2つのグラス、固形石けん
木製の歯ブラシ、カミソリ、ヘアブラシのアメニティセット

歯ブラシ・カミソリ・ヘアブラシは木の柄。マレーシアの上位ホテルでは歯ブラシが置かれていないこともあるので、ここは素直に助かりました。

クローゼットに掛けられたグレーのバスローブ

バスローブも上質。プールが同じ館内の9階なので、これを羽織って行き来する人も見かけました。

引き出しを全部開けてみた|設備とアメニティ

ここからは細かい話です。「泊まってから気づく」ものを、写真で先に出しておきます。

THE MILLENのポーチに入ったスチームアイロン

アイロンはスチームアイロン。長距離移動でスーツケースの中がしわだらけになっていても、これで復活します。

引き出しの中に設置されたテンキー式のセーフティボックス
引き出しを開けたところ。便箋やフォルダなどの備品が整然と並んでいる

セーフティボックスも文具類も、引き出しの中にきれいに収まっています。表に物を出さない設計なので、部屋がずっと片付いて見えました。

ネスプレッソのコーヒーマシンとカプセルのセット

コーヒーマシンはネスプレッソ。カプセルも数種類そろっていて、朝いちばんに部屋で飲めます。

引き出しの中に整理されたティーバッグとスティックシュガー、ハサミ
引き出しに収められた銅色の急須とカップ
引き出しに収納された電気ケトル

紅茶のセットも、急須も、電気ケトルも、全部引き出しの中。ここまで徹底して隠すホテルは珍しいと思います。

THE MILLENのトレイに並んだ4本のミネラルウォーターのボトル

そして地味にいちばん助かったのが、これ。ミネラルウォーターが4本置かれていたことです。マレーシアの水道水は飲用向きではないので、歯みがきもこの水でやりました。3人で2泊、追加で買い足す必要がありませんでした。

のんたん

海外で子連れだと、水の心配がずっと頭の片隅にあるんですよね。4本あると「じゃあ歯みがきもこれで」と気軽に決められて、そこだけ日本にいるみたいに過ごせました。

ミニバーの菓子が入った2つのガラス瓶と、革表紙のメニュー
ミニバーメニュー。ドリンクとスナックの価格が記載されている
引き出し式の冷蔵庫。ソフトドリンクや瓶が並んでいる

ミニバーは有料です。冷蔵庫は引き出し式で、上から見下ろす形。中身が一目で分かるので「開けてしばらく眺める」がなくなります。

THE MILLENのロゴ入りランドリーバッグと洗濯伝票

ランドリーバッグは布製。1週間を超える旅程だったので、ここで一度洗濯物を整理できたのは大きかったです。

ウェルカムフルーツが2セット届いた話

部屋に入ると、テーブルの上にウェルカムアメニティのフルーツが置かれていました。ただ、よく見るとプレートが2セットあります。

窓際のテーブルに置かれた2セットのウェルカムフルーツ。木のトレイに南国のフルーツと小鉢が並ぶ

今回はHoteLux経由でマリオットのこのホテルを予約していて、マリオット側の会員特典と、HoteLux側のプラン特典が両方適用されていました。ウェルカムアメニティも、それぞれの特典分が別々に用意されていたわけです。

ふたつある!これ、まちがえて2回きたんじゃないの?全部食べていいの?

ノリス

間違いではなくて、特典が2系統走っているだけなんですよね。同じ1泊に、別々の理由で別々のアメニティが立つ。これがこの予約方法のいちばん分かりやすい効き目だと思います。

マンゴー、ドラゴンフルーツ、りんご、ぶどう。南国の果物がしっかり熟していて、メイは「ホテルのくだもの、なんでこんなに甘いの」と言いながら両方たいらげました。

🌏 この部屋での旅育ポイント

① 湯船から見えるマラッカ海峡の船を数えるうちに、「なぜこの島に大きな港があるのか」を自分から聞いてきた

② 蛇口の水は飲まない・歯みがきもボトルの水を使う、という日本と違うルールを、理由から理解して実行できた

③ ウェルカムフルーツが2つ届いた理由を「特典が2つあるから」と説明したら、「がんばって集めるとサービスが増えるんだね」と自分の言葉に置き換えた

荷物を預かってもらえた|2泊を分割したときの実務

今回わが家は、このホテルに1泊 → 別のビーチのホテルに1泊 → 戻ってもう1泊という泊まり方をしました。理由は後述のまとめ記事に書きますが、この泊まり方だと荷物が問題になります。

結論、まったく問題になりませんでした。フロントに相談したところ、ビーチで必要なもの以外はそのまま預かってくれて、しかも戻ってきたときには2泊目の部屋の中に運び入れておいてくれました。スーツケースを転がして再チェックインする手間が、まるごと消えました。

ノリス

「預かる」で止めずに「部屋まで入れておく」まで踏み込んでいるのが上手いなと思うんです。手間としては数分の差なのに、受け取る側の体験は別物になります。こういう最後のひと工程を仕組みで持っているかどうかが、ホテルの格の差になって出るんですよね。

★総合評価(客室編)

★ ザ・ミレン・ペナン 客室(スイート)総合評価

ホスピタリティ・スタッフ対応 ★★★★★(2泊を分割した中日の荷物を預かるだけでなく、戻る日に2泊目の部屋へ運び入れてくれた。頼んだのは「預かってほしい」だけ)

客室・設備の質 ★★★★★(バスタブが窓際にあり、湯船から海と朝焼けが正面に見える。ツーボウル洗面・独立シャワー・シーン切替照明まで揃い、同価格帯で代替が思いつかない)

子連れのしやすさ ★★★★☆(リビングと寝室が分かれていて子の就寝後も動ける。ミネラルウォーター4本で水の不安が消える。一方でキッズアメニティ類は特になし)

コスパ(ステータス恩恵込み) ★★★★☆(59㎡の部屋の料金でスイートに滞在。公式アプリのスイート料金はRM1,593〜のため差額の実額は大きいが、そもそもの支払いが1泊813〜867リンギットなので「相場の半額以下」とまでは言い切らない)

「客室・設備の質」を★5にしたのは、窓際バスタブという明確な差別化点があるからです。眺望のいいホテルはたくさんありますが、湯船に浸かった目線の高さで海が正面に来る部屋は、そう多くありません。

一方で子連れのしやすさは★4止まりです。空間としては完璧に近いのですが、子供向けのアメニティや貸し出し品が特に用意されているわけではありませんでした。ベビー連れの場合は事前にリクエストしておいたほうがいいと思います。

📖 ザ・ミレン・ペナン 宿泊記まとめ(総合レビュー)はこちら

このクラスターの全体まとめはザ・ミレン・ペナン宿泊記|ホテラックス×マリオットで特典を二重取りでまとめています。あわせてどうぞ。

施設情報

【施設名】ザ・ミレン・ペナン, オートグラフ コレクション(The Millen Penang, Autograph Collection)

【所在地】55, Jalan Sultan Ahmad Shah, 10050 George Town, Penang, Malaysia

【電話】+60 4-565-8888

【客室】全146室。今回宿泊したゲストルーム(キング・シティビュー)は59㎡

【チェックイン/アウト】15:00/12:00(今回はアーリーチェックインと16:00までのレイトチェックアウトに対応いただきました。いずれも空室状況次第)

【客室設備】ネスプレッソ、電気ケトル、ミニバー(有料)、セーフティボックス、スチームアイロン、バスローブ、レインシャワー、無料ミネラルウォーター、USB電源

【料金目安】1ベッドルームスイートの公式料金は1泊RM1,593〜(税・手数料込/同時期のマリオット公式アプリ表示)

【公式HP】https://themillenhotel.com/

※料金・営業時間・提供内容は変更される場合があります。最新の情報は必ず公式HPをご確認ください。

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