先に、いちばん大事なことを書いておきます。ザ・ミレン・ペナンには、いわゆるクラブラウンジ(エグゼクティブラウンジ)がありません。マリオットのプラチナエリートやチタンエリートで「ラウンジ目当て」に予約しようとしている方は、ここを先に知っておいてください。

ただし、代わりがあります。1階(ロビー階)のカフェバー「Good Society(グッド・ソサエティ)」で、上級会員向けの特典としてドリンクをいただけます。2026年7月に家族3人で2泊して、実際にどう使えたのかを書きます。
のんたん「ラウンジないの!?」って最初は正直がっかりしたんです。でも実際に使ってみたら、これはこれで悪くないな、と考えが変わりました。
ホテルの公式回答|Good Societyで11時〜20時、お酒は18時〜20時
チェックイン前にMarriott Bonvoyアプリのメッセージ機能でホテルに直接聞いてみたところ、日本語で明確な回答が返ってきました。


💬 ホテルからの回答(原文どおり)
当ホテルにはエグゼクティブラウンジはございませんが、1階の「Good Society(グッド・ソサエティ)」にて特典をご利用いただけます。営業時間は午前11時から午後8時までで、アルコール類は午後6時から8時までご提供しております。
整理すると、こうなります。
- 特典として利用できる時間は11:00〜20:00
- アルコールが出るのは18:00〜20:00の2時間
- 現地で確認したところ、アルコールは1部屋につき2杯まで
なお、Good Society自体は特典時間とは別に、朝7時から深夜0時まで(バー営業は11時から)通しで営業しています。特典が使えるのはそのうちの一部の時間帯、という理解が正確です。



ラウンジを持たないと決めた判断そのものは、けっこう合理的だと思うんです。146室の規模で専用フロアを一つ潰すより、ロビーのカフェバーを一日中回して、そこに特典を乗せたほうが席の稼働率が上がります。空けておく時間がない設計なんですよね。
ロビー階のGood Society|「待つ場所」ではなく「居る場所」
Good Societyは、チェックインカウンターのすぐ横にあります。ホテルによっては「ロビーラウンジ=人待ちの場所」になりがちですが、ここは違いました。


窓沿いに、木とガラスで区切られた半個室のようなブース席が並んでいます。天井が高く、外光がよく入る。座ってしまうと、ロビーにいる感じがしません。
そして接客がとても良かった。席まで来て注文を取り、飲み物も席まで運んでくれます。「特典分だからセルフで」ということが一切なく、有料のお客さんと同じ扱いでした。



スタッフさんがみんなフレンドリーなんです。メイにも普通に話しかけてくれて、彼女も最後は自分で「ホットチョコレート、プリーズ」って言えるようになりました。
何が飲めるのか|通常の有料メニューから選ばせてもらえる
ここが今回いちばん驚いたところです。特典用の限定メニューが出てくるのではなく、通常の有料メニューの中から選ばせてもらえました。


コーヒーはちゃんとバリスタが淹れるもの。ラテアートまで入って出てきます。ペナンのローカル焙煎豆を使ったブレンドで、しっかり濃いのに後味が軽い。


ソフトドリンクも同じで、ジュース・スムージー・ホットチョコレートなどから選べました。メイはホットチョコレートを頼んで、大満足の顔をしていました。
そして18時を過ぎると、アルコールが解禁されます。


「赤か白か」と聞かれたので赤をお願いしたら、わざわざボトルを持ってきて銘柄を見せてくれました。これがハウスワインの扱いではなく、きちんと説明が入るのが嬉しいところです。




カクテルもお願いできます。バタフライピー(青いハーブティー)を使った紫のカクテルは、このホテルのウェルカムドリンクにも使われている素材。マレーシアらしい一杯でした。
ビールもメニューにあります。マレーシアはお酒が高い国なので、これが2杯無料になるのは思っているより大きいです。
カクテルタイムなのに、ほぼ貸し切りだった
そしてもうひとつ、行ってみて驚いたことがあります。アルコールが出る18時台に行っても、他のお客さんは2組ほどしかいませんでした。2泊とも同じで、席を探す必要がまったくありません。
都市部のホテルでクラブラウンジのカクテルタイムに行くと、たいてい混んでいます。開始時刻に合わせて人が集まり、席を確保できるかどうかから始まる。あの緊張感が、ここには一切ありませんでした。



好きな席にどうぞ、という感じで通してもらえるんです。子連れだと「うるさくしないかな」がいつも頭にあるので、これが本当にありがたくて。
理由は分かりません。ただ、ペナンはクアラルンプールやシンガポールに比べると日本人観光客がそれほど多い土地ではありませんし、上級会員として特典を使いに来る宿泊者の比率も、都市部のホテルほど高くないのかもしれません。開業してまだ日が浅いホテルであることも関係している気がします。



空いていることって、特典表には絶対に載らないんですよね。でも実際の満足度にはかなり効いていると思います。スタッフの手が空いているから席まで来て説明してくれるわけで、さっき書いた「接客が丁寧」も、この空き具合とセットの話なんです。
裏を返せば、混雑を前提に「早めに行って席を取る」といった立ち回りは不要です。18時に観光から戻れさえすれば、あとは座るだけ。この気楽さは、正直ラウンジがあるホテルより快適でした。
ノリスのROI決算報告|「ラウンジがない」の実額を出す



「ラウンジがない」を感情で語っても仕方ないので、いくら分もらえたのかを出しておきますね。
同じ滞在中、館内のレストランLiliでビールを3杯頼んだときの伝票が101.86リンギット(税込)でした。1杯あたり約34リンギット、日本円で1,350円前後です(1リンギット=約40円換算。以下同じ)。
📊 Good Society 特典の実額(2泊・1部屋)
◆ アルコール特典:1部屋につき2杯 × 2泊 = 合計4杯
◆ 館内のドリンク単価(実績値):ビール1杯 約34リンギット ≒ 約1,350円
◆ アルコール分の還元額:34 × 4 = 約136リンギット ≒ 約5,400円
◆ 加えて、日中(11:00〜18:00)のコーヒー・ソフトドリンクも特典対象
判定:適正(価格相応)。クラブラウンジのある同格ホテルなら、朝食+軽食+カクテルタイムで1泊1万円超の価値になることを思えば、これは明確に見劣りします。ただし本ホテルは2名分の朝食が別枠でプランに付き、さらにUSD100のホテルクレジットが別に付くため、ラウンジの不在は事実上そちらで埋め合わされている構造です。
つまり、「ラウンジがない=損」ではありません。ラウンジという箱に集約されていた価値が、朝食・クレジット・ロビーバーの3つに分解されているだけです。合計額でいえば、むしろこちらのほうが自由度は高いと思います。



ラウンジって、使う人はとことん使うけれど、使わない人には固定費でしかないんですよね。それを解体して「朝食」「クレジット」「バー2杯」に振り直したと考えると、使い切れる人の割合は確実に上がる設計だと思います。
使い方のコツ|18時に一度ホテルに戻る
実際に2泊して分かった、いちばん実用的なコツを書いておきます。
✅ Good Society 特典を取りこぼさない立ち回り
① 18:00〜20:00の2時間が勝負。観光から18時前後にいったん戻る動線を組む
② 夕食を外で食べるなら、その前に1杯。ジョージタウンの屋台街に出る前の休憩にちょうどいい
③ 日中に立ち寄れる日は、コーヒーだけでも使う。11時から対象なので、チェックイン前の待ち時間にも効く
④ 子供のソフトドリンクも通常メニューから選べた。家族全員で座る場所として使える
ペナンは夕方の日差しがまだ強くて、18時ごろに一度ホテルへ戻るのは体力的にも理にかなっています。シャワーを浴びる前にここで1杯、というリズムが、結果的にいちばん快適でした。
おそとはあつくてベタベタなのに、ここに入ったとたん、すーってなる。ここでジュース飲むのが、いちばんすきな時間かも。
★総合評価(Good Society編)
★ Good Society(ラウンジ特典)総合評価
ドリンク・提供内容 ★★★☆☆(通常の有料メニューから選べるのは良い一方、アルコールは1部屋2杯・提供は18〜20時の2時間限定で、フードの提供はなし。クラブラウンジの代替としては範囲が狭い)
接客・空間の居心地 ★★★★☆(席まで来て注文を取り、ワインは銘柄を見せて説明してくれた。半個室のブース席で、ロビー階なのに落ち着ける。18時台でも他に2組ほどで、席の取り合いが起きない)
子連れのしやすさ ★★★★☆(ソフトドリンクも通常メニューから選べ、子供にも同じ接客。ただし専用の子供メニューやキッズスペースはない)
コスパ(特典価値) ★★★☆☆(アルコール2杯×2泊で約5,400円相当。朝食とUSD100クレジットが別に付くため全体では十分だが、この特典単体では相場並み)
★3が2つ並びましたが、これは低評価ではありません。「ラウンジの代わり」として期待すると足りず、「ロビーバーで2杯おごってもらえる特典」と理解すれば十分に良い——その線引きをそのまま点数にしました。
ラウンジで夕食を済ませたい方には向きません。逆に、夕食は外の屋台やレストランで食べたい方にとっては、むしろこの形のほうが噛み合います。ジョージタウンは食の街なので、後者の使い方をする人のほうが多いはずです。
このクラスターの全体まとめはザ・ミレン・ペナン宿泊記|ホテラックス×マリオットで特典を二重取りでまとめています。あわせてどうぞ。
施設情報
【施設名】Good Society(グッド・ソサエティ)/ザ・ミレン・ペナン, オートグラフ コレクション 1階
【所在地】55, Jalan Sultan Ahmad Shah, 10050 George Town, Penang, Malaysia
【電話】+60 4-565-8888
【営業時間】7:00〜24:00(バー営業は11:00〜24:00)
【上級会員特典の利用時間】11:00〜20:00。アルコールは18:00〜20:00、1部屋につき2杯まで(滞在時にホテルへ確認した内容)
【メモ】本ホテルにエグゼクティブラウンジ(クラブラウンジ)はありません。USD100のホテルクレジットはGood Societyでも利用可能
【公式HP】https://themillenhotel.com/
※料金・営業時間・提供内容は変更される場合があります。特典の範囲は会員資格や時期によって変わるため、最新の情報は必ず公式HPまたはホテルへご確認ください。
暑い国での家族旅行って、歩く時間より「涼しいところで座り直す時間」の設計がうまくいくかどうかで、その日の機嫌が決まりますよね。メイも「ここに入ったとたん、すーってなる」と言って、毎日この席を目指して帰ってきました。人気の時期は早めに部屋が埋まってしまうので、気になった方はぜひ以下のリンクから空室状況や最新のプランを確認してみてくださいね。素敵な旅になりますように!
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マリオット系は、無料宿泊特典・朝食・アップグレードを活かすなら公式予約が基本です。
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ザ・ミレン・ペナンのラウンジ よくある質問
クラブラウンジ(エグゼクティブラウンジ)はありますか?
ありません。ホテルからの回答も「当ホテルにはエグゼクティブラウンジはございません」でした。代わりに1階のカフェバー「Good Society」で上級会員向けの特典を利用できます。
お酒は何杯まで無料ですか?
滞在時に確認したところ、1部屋につき2杯まででした。提供時間は18:00〜20:00の2時間です。ソフトドリンクやコーヒーは11:00から対象になります。
軽食やビュッフェは出ますか?
特典としてのフード提供はありませんでした。ドリンクのみです。食事はホテル内のLili(2階)やBlacklinen(9階)、あるいはルームサービスを使うことになります。夕食をラウンジで済ませたい方には向かない構成です。
子供も一緒に入れますか?
入れました。小学生の娘も一緒にテーブルにつき、ソフトドリンクを通常メニューから選ばせてもらえました。バー営業と同じ空間ではありますが、夕方の時間帯は家族連れも普通に過ごしていました。
USD100のホテルクレジットはここで使えますか?
使えます。ホテルからのウェルカムレターには、クレジットの利用先として「Lili レストラン」「Good Society」「ルームサービス(in-room dining)」「スパのトリートメント」の4つが明記されていました。館内にあってもBlacklinen(9階のグリルレストラン)は直営ではないため対象外です。










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