2025年8月の改定でマリオット・アメックスプレミアムは年会費が82,500円に上がり、プラチナ維持のハードルも年500万円決済へと重くなりました。正直、のんたん家でも「そろそろ解約かな」と一度は本気で迷ったカードです。ところが2026年7月のJAL連携で、プラチナを持ち続ける意味が一つ増えました。「プラチナ=毎年20,000FOP」という、修行勢にとっては無視できない新しい価値です。解約すべきか、FOP単価の視点で考え直します。
のんたん年会費が49,500円から82,500円に上がったときは、正直「これは重いな…」と家族で顔を見合わせました。無料宿泊は嬉しいけれど、それだけで33,000円の値上げ分を毎年ペイし続けられるのか——と。解約も選択肢に入れて、更新月に一度立ち止まって考えたんです。
改定で「持つ理由」が一度揺らいだ
まず、揺らいだ理由を正直に整理します。改定でこのカードは「軽く持つ」が成立しなくなりました。



改定後は年会費82,500円、無料宿泊も年400万円決済+継続、プラチナは年500万円決済と、どれも「決済を寄せられる家庭専用」に振れたんですよね。届く年は黒字・届かない年は回収困難の二択。だから持ち続ける理由を点検し直す必要があったんです。
JAL連携で増えた新しい価値——プラチナ=年20,000FOP
そこに2026年7月のJAL連携です。マリオットのステータスに応じて、飛行機に乗らなくてもJALのFLY ONポイント(FOP)が毎年もらえるようになりました。プラチナエリートなら年20,000FOP。これはプラチナを維持している人にとって、これまで存在しなかった上乗せ価値です。
プラチナ維持で得られるもの(JAL連携後・改定後)
従来からの価値
・無料宿泊特典(FNA): 最大75,000P分 → 現金換算50,000〜80,000円
・朝食無料(本会員+同伴1名): 年4〜5泊で28,000〜42,000円の節約
・16時レイトチェックアウト確約・ラウンジアクセス
JAL連携で新たに加わった価値
・毎年20,000FOP(飛行機に乗らずに積算)
→ JALクリスタル(30,000FOP)まであと10,000FOP
→ サファイア(50,000FOP・JGC入会資格)まであと30,000FOP
「FOP単価」で考える——修行するなら継続が効いてくる
ここが今回いちばん言いたいところです。JAL修行を少しでも考えているなら、このカードは「FOP単価を下げる装置」として見直せます。



修行でFOPを積むと、路線にもよりますが1FOPあたりの実コストはおおむね10円前後と言われます。連携でプラチナが年20,000FOPを生むなら、ゼロから搭乗で買えば数十万円規模の修行に相当する——という見方ができるんですよね。



もちろん本来の出口は宿泊特典で、FOPは「ついでの下駄」です。でも修行するなら、ゼロから30,000FOP積むのと、20,000下駄を履いて残り10,000を積むのとでは、必要な搭乗量が段違いなんです。
FOP単価で見た「継続が効く/効かない」シナリオ
修行しない年(FOPを使い道にしない)
20,000FOPは翌年に繰り越せず消えるだけ。この年はFOPを判断材料に入れない(宿泊特典で元を取る通常の損益で考える)。
クリスタルを狙う年
下駄20,000FOP+残り10,000FOPを実搭乗で。ゼロから30,000積むより搭乗量が1/3で済む。カードの継続がそのまま修行費の圧縮になる。
サファイア(JGC入会資格)を狙う年
下駄20,000FOP+残り30,000FOP。50,000をゼロから積むより4割軽い。ここまで来ると「カードを持っていること自体が修行の一部」になる。
正直な注意——FOPはJGC生涯資格には直結しない
ここは盛らずに書きます。連携でもらえるのはFOP(その年のステータス判定用)で、JGC(生涯資格)に必要なLife Status Pointに算入されるかは公式に明記されていません。「カード継続だけで一生モノのJGCが手に入る」わけではない点は、期待の置きどころとして押さえておいてください。
過度な期待をしないためのチェック
✅ もらえるのは年間ステータス用のFOP(毎年リセット・繰り越し不可)
✅ プラチナの20,000FOP単体ではクリスタル(30,000)に届かない
✅ JGC生涯資格への算入可否は公式明言なし(過度な期待は禁物)
✅ 提携条件は両社が変更・終了できる(恒久保証ではない)



この「盛らない」姿勢が結局いちばん大事だと思っています。FOPがもらえると聞くと一気にお得に見えますが、繰り越せないし、生涯資格に効くとは限らない。だからこそ「自分が来年、修行するのかしないのか」をまず決めてから、カードの継続を考えるのが順番だと感じています。
のんたん家の結論——こういう人は継続、こういう人は解約
継続か解約か——判断軸
継続が効く人
✅ 年400万円の決済集約ができ、マリオット宿泊も年4泊以上ある(そもそも黒字圏)
✅ そのうえでJAL修行(クリスタル・サファイア)を考えている
→ プラチナ維持が宿泊特典と修行FOPの二重取りになり、継続の合理性が増す
解約・格下げを検討していい人
❌ 決済が年400万円に届かない(FNAが出ず、FOPをもらってもカードの本体回収ができない)
❌ JALに一切興味がなく、ANA一本(FOPは繰り越せないので価値ゼロ)
→ FOP20,000は「解約を思いとどまる決定打」にはならない。本体の損益で判断を



我が家の結論は「継続」です。年5〜6泊のマリオット利用と決済集約ができていて、しかもダイヤ復帰を目指してANAで修行している身としては、JAL側のFOPも将来の選択肢として持っておいて損はない、と判断しました。ただ何度も書いたとおり、FOPだけを理由に持つカードではありません。「もともと黒字圏で回せているか」が先。そこが崩れた年は、FOPに未練を残さず更新月に見直すつもりです。
よくある質問
FOP20,000がもらえるなら、赤字でもカードを持つ価値はありますか?
おすすめしません。FOPは毎年リセットされ繰り越せないうえ、修行しない年は使い道がありません。年会費82,500円を宿泊特典(FNA)で回収できているかがまず先で、FOPはその上に乗る「おまけ」と位置づけるのが安全です。
プラチナを維持しなくても、ゴールドのままFOPはもらえますか?
もらえます。ゴールドエリートは年10,000FOP、プラチナは年20,000FOPです。プレミアムカードはゴールドが自動付帯なので、プラチナまで上げなくても連携すれば年10,000FOPは確保できます。修行の「下駄」を厚くしたい場合にプラチナ維持が効いてくる、という関係です。
▶ 提携の全体像とステータスマッチの全対応表は「JAL×マリオット提携を完全解説」で。プラチナ維持のための決済設計は「マリオットプラチナ最短ルート|400万・500万決済とAmex損益分岐点」、クラスターの入口は「マリオット・ボンヴォイの仕組みとステータス特典のすべて【完全ガイド2026】」からどうぞ。







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