KLIA第2ターミナル直結ホテル エアロテル|深夜到着の子連れに最適だった理由

エアロテル クアラルンプールのツインルーム。ベッド2台とデスク、水上集落のモノクロ写真

最終更新:2026年7月

目次

エアロテル クアラルンプール宿泊記|KLIA第2ターミナル直結、3人で1万円ちょっと

2026年7月、家族3人でのマレーシア旅行。日本からの便がクアラルンプールに着くのは深夜0時05分、そして翌朝には同じ空港からペナン行きの国内線に乗ります。この日だけは市内のホテルに行く選択肢がありませんでした。

そこで選んだのが、KLIA 第2ターミナル(klia2)の館内にある「Aerotel Kuala Lumpur(エアロテル クアラルンプール)」です。結論から書くと、この旅でいちばん「選んで正解だった」と思った宿泊でした。

gateway@klia2の通路から見たAEROTEL AIRPORT HOTELの大きな看板
のんたん

深夜0時に着いて、小学生を連れて知らない街へタクシーで1時間——さすがに厳しいですよね。「今日は移動しない」と決めた瞬間、旅の設計がぐっと楽になりました!

場所はgateway@klia2の2M階|出発ゲートのほぼ真下

エアロテルはPlaza Premium Groupが展開する空港トランジットホテルのブランドで、クアラルンプールでは第2ターミナル併設のモール「gateway@klia2」のLevel 2M(中2階)に入っています。保安検査の外側(landside)なので、出発前でも到着後でも普通に出入りできます。

エアロテル入口の看板と、出発・到着それぞれへの徒歩時間が書かれた館内案内表示

モールの通路にこの大きな「AEROTEL | AIRPORT HOTEL」のサインが出ているので、まず見落とすことはありません。看板の下にある案内表示には「Perlepasan / Departures → L3 徒歩3.5分」「Ketibaan / Arrivals → L2 徒歩1.5分」と、出発・到着それぞれへの所要時間まで書かれていました。

ノリス

ホテルの入口に「出発ホールまで3.5分」と書いてあるのが象徴的なんですよね。ここが売っているのは部屋そのものより、朝の余白の時間だと思います。

バスを降りたのはLevel 1(1階)でしたが、お店が集まっているのはLevel 2。そしてホテルのフロントはその中2階にあります。エスカレーターで一つ上がるだけなので、スーツケースを持っていても迷いませんでした。

チェックインは1分|宿泊税だけは現地払いが必要

フロントロビーはこんな感じ。黒とグレーで統一された落ち着いた空間で、空港の中とは思えない静けさでした。

エアロテル クアラルンプールのフロントロビー全景。銅色のペンダントライトとPLAZA PREMIUM LOUNGEの案内柱

カウンターにはセルフのスマートチェックイン端末もあり、私たちは有人カウンターで手続き。宿泊代は事前にオンラインで決済済みだったので、パスポートを出して1分ほどで完了しました。

エアロテルのレセプションカウンター。観光税に関する掲示板とセルフチェックイン端末が並ぶ

ここで一つだけ注意点があります。カウンターに「TOURISM & SUSTAINABILITY TAX NOTICE」という掲示が出ているとおり、マレーシアの観光税(Tourism Tax)は現地で支払う必要があります。対象は外国人旅行者で、今回チェックイン時に請求されたのは1泊あたりRM5でした。マレーシアの観光税は公式には1室1泊RM10と案内されていることが多いのですが、実際の請求額は宿泊プランや施設によって変わることがあるようです。いずれにせよ事前決済プランでも、この分だけは別会計になります。深夜チェックインでも現地通貨かカードが要るので、両替ゼロで到着しないほうが安心です。

客室エリアへの入口はルームキーをかざす方式。そして通路の途中に、うれしい設備がありました。

客室エリアへ続く廊下。黄色い椅子のラウンジスペースとKELUAR(出口)のサイン
ロビーに置かれた無料のバタークッキー。ガラス瓶2つとAEROTELのWelcomeカード

ガラス瓶に山盛りのウェルカムクッキーです。「We’ve prepared some complimentary snacks for your enjoyment.」の札とともに、バタークッキーが自由に取れるようになっていました。深夜1時、機内食から時間が経ってお腹が空きかけていた家族には、これが本当にありがたかったです。

クッキー、取り放題なの!? しかもトングまである。ホテルなのにおうちの戸棚みたいで、ちょっと安心する〜

客室はツイン2台+独立シャワー|広さも清潔感も十分

そして部屋がこちらです。

エアロテル クアラルンプールのツインルーム。ベッド2台とデスク、水上集落のモノクロ写真

「トランジットホテル」と聞いて想像していたカプセル型の仮眠室とはまったく違い、ちゃんとしたビジネスホテルの客室でした。ベッドが2台、デスクと椅子、荷物置き、ハンガーラック。ベッドヘッドには水上集落を撮ったモノクロ写真が飾られていて、内装にも手が入っています。壁も床も、空港の建物内とは思えない静けさでした。

ベッドサイドのナイトテーブル。固定電話、メモ、ユニバーサルコンセントとスイッチ

ベッドサイドには固定電話、メモ帳、ペン、そしてスイッチ付きのユニバーサルコンセントが左右に1口ずつ。マレーシアはイギリス式のBFタイプ(3本足)ですが、この部屋のコンセントは日本のプラグもそのまま挿せる形状でした。

客室のコンセント。マレーシア式のBFタイプと、日本のプラグも挿せるユニバーサル形状

デスク側にもコンセントが並んでいて、家族3人ぶんのスマホとタブレットを同時に充電しても足りました。翌朝すぐ移動する日ほど、充電の余裕はそのまま気持ちの余裕になります

デスクの上の電気ケトルとマグカップ、ティーバッグ、無料のミネラルウォーター2本

電気ケトル、マグカップ2つ、ティーバッグ、そしてミネラルウォーターが2本。マレーシアは水道水が飲めないので、無料の水が置いてあるのは地味ですが大事なポイントでした。

水回りは独立シャワー+洗い場|手すりまで付いている

水回りは想像以上にしっかりしていました。

白いサブウェイタイルのバスルーム。トイレとハンドシャワー、スリッパとタオル
客室の洗面台。大きな洗面ボウルと広い鏡、ドライヤーとアメニティトレイ

白いサブウェイタイルで仕上げられた清潔なバスルーム。洗面ボウルは大きく、鏡も広い。トイレの横にはマレーシアでおなじみのハンドシャワー(ビデ用のノズル)が付いています。

ガラスで仕切られた独立シャワーブース。壁に長い手すりが付いている

シャワーはガラスで仕切られた独立ブース。しかも壁に長い手すりが付いています。子どもが滑って転ぶ心配がある家族連れにとって、これは想像以上に安心材料でした。

シャワーブースの壁付けアメニティ。urban skincare co.のボディバームとハンド&ボディクレンザー

バスアメニティは「urban skincare co.」のCITYSCAPEシリーズ。ボディバームとハンド&ボディクレンザーが500mlのボトルで壁付けされていて、シトラス・ガーデニア・ジャスミンの香り、100% VEGANという表記。空港ホテルのアメニティとしては、かなり気合いが入っている部類だと思います。

洗面台のアメニティトレイ。デンタルキット、バニティキット、シャワーキャップの紙袋とグラス
洗面台下の棚に並ぶバスタオル、フェイスタオル、スリッパ、予備のトイレットペーパー

洗面台にはデンタルキット・バニティキット・シャワーキャップが袋入りで、下の棚にはバスタオル、フェイスタオル、スリッパ、予備のトイレットペーパー。3人分がきちんと揃っていました

バスルームの壁付けドライヤーとシェーバー用コンセント

ドライヤーは壁付けタイプ。風量は強くありませんが、髪を乾かして寝るには十分でした。

のんたん

正直、値段を考えると「シャワーが浴びられて横になれれば十分」と思って予約していました。実際に入ったら想像の2段階くらい上で、家族全員が「これなら普通に泊まれるね」と笑っていました!

ノリスの宿泊ROI|「空港内に泊まる」で何が浮いたのか

深夜着+翌朝の国内線という条件での比較

今回:空港内ホテルに1泊
宿泊費は3名で日本円にして1万円ちょっと(+観光税RM5)。深夜0時05分に到着 → 入国と手荷物受取 → 無料シャトルで第2ターミナルへ → チェックイン。移動はターミナル間の10分だけ。翌朝は部屋から出発ホールまで徒歩3.5分

もし市内のホテルに泊まっていたら
空港⇄市内は片道1時間前後。深夜の移動と早朝の再移動で往復2時間前後が消え、その分だけ睡眠時間が削れます。加えて往復の交通費も発生します。

結論:このホテルが売っているのは部屋ではなく「移動しなくていい」という状態です。宿泊費そのものは市内の同グレードと大差なくても、睡眠時間と翌朝の余裕という形でリターンが返ってくる——深夜着+早朝発という条件のときだけ、この宿は圧倒的に強くなります。

ノリス

面白いのは、時間単位の予約もできることなんですよね。乗り継ぎ4時間だけシャワーと仮眠に使う——泊まるかどうかではなく、何時間必要かで選べる設計だと思います。

なお第2ターミナルには、Level 1に「Capsule Transit」というカプセルタイプのトランジットホテルもあります。一人旅で「横になれてシャワーが浴びられればいい」ならこちらも十分に選択肢になると思います。私たちは3人だったので、ツインの部屋があるエアロテルを選びました。

正直に書いておきたいこと

  • 窓はありません。空港の建物の中にある以上、外の景色は望めません。朝日で目覚めるタイプの部屋ではないので、目覚ましは必須です。
  • 観光税は現地払い。事前決済でも、チェックイン時に別途かかります。今回の請求は1泊RM5でした(公式の案内は1室1泊RM10。金額はプランや施設で変わることがあるようです)。
  • 保安検査の外側です。乗り継ぎで制限エリアから出られない場合は利用できません。マレーシアに入国してから泊まる前提の宿です。
  • 朝食は付けていません。私たちは翌朝、同じターミナル内のレストランで食べる計画にしていました。館内のモールに飲食店が集まっているので、食事に困る場面はありませんでした。
📖 クアラルンプール国際空港の乗り継ぎまとめはこちら

このクラスターの全体まとめはクアラルンプール国際空港 乗り継ぎ完全ガイド|深夜0時着から翌朝のLCCまででまとめています。あわせてどうぞ。

施設情報

【施設名】Aerotel Kuala Lumpur (Airport Hotel) – Gateway@klia2
【所在地】Level 2M, gateway@klia2, KLIA Terminal 2, Kuala Lumpur International Airport, 64000 Sepang, Selangor, Malaysia
【立地】KLIA第2ターミナル直結(保安検査の外側/landside)。出発ホールまで徒歩約3.5分、到着ホールまで徒歩約1.5分(館内表示)
【客室】ツインルームほか。エアコン、シャワー(独立ブース・手すり付き)、電気ケトル、ミネラルウォーター、ユニバーサルコンセント、ドライヤー、無料Wi-Fi
【料金目安】今回は3名1泊で日本円にして1万円強。時間単位の予約プランもあり
【別途必要】マレーシア観光税(Tourism Tax)※外国人旅行者・現地払い。今回の請求は1泊RM5(公式の案内は1室1泊RM10)
【運営】Plaza Premium Group
※料金・プラン・設備は時期により変わります。最新情報は必ずエアロテル公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

関西在住の40代。妻マイ・娘メイとの家族旅行を「旅育」として綴る、ブログ「のんたん家のはなし」の筆者です。夫婦そろって大手小売・流通グループのフルタイム管理職。ANAプラチナ(SFC)・ヒルトンダイヤモンド・マリオットプラチナの上級ステータスを活かしたVIP体験と、47都道府県制覇の旅の記録を、パパ目線でお届けしています。現在はANAダイヤモンドへの復帰を目指して修行中です。

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