最終更新:2026年7月
クアラルンプール国際空港に深夜0時着|第1ターミナルからT2への移動を実況します
2026年7月、家族3人でマレーシアへ。成田17時40分発のNH815でクアラルンプールに着いたのは現地時間の0時05分でした。到着したのはKLIA 第1ターミナル(KLIA Terminal 1)。ここから、翌朝ペナン行きの国内線に乗るために第2ターミナル(KLIA Terminal 2/klia2)まで移動します。

のんたん深夜0時に、小学生を連れて知らない空港に降り立つ。正直、いちばん緊張していた場面でした。でも結論から言うと、案内表示が驚くほど親切で、迷う場面はほとんどなかったんです!
この記事では、飛行機を降りてから第2ターミナルのホテルに入るまでの流れを、実際に歩いた順番どおりに書いていきます。深夜着の便でマレーシアに入る方の予習になればうれしいです。
飛行機を降りたらまず「エアロトレイン」で本館へ
KLIA 第1ターミナルは、チェックインや入国審査があるメインターミナルと、飛行機が実際に着くサテライト棟が分かれています。日本からの長距離便はサテライト棟に着くので、まずここから本館へ移動しなければいけません。


その移動手段がKLIA Aerotrain(エアロトレイン)。空港の中を走る無人運転の連絡列車です。「Ketibaan / Arrivals」「Pintu Gates A B G H」と書かれたホームドアが並んでいて、案内どおりに進めば自然とたどり着きます。


正直に書くと、最初は「これに乗っていいのかな?」と一瞬迷いました。空港の中に電車があるという発想がなかったからです。でも、到着した乗客がみんな吸い込まれていくので、素直についていけば大丈夫でした。


ホームに掲示されていた運行案内がこちら。5時〜24時は2編成で約3分間隔、24時〜5時は1編成で約6分間隔と明記されていました。私たちが乗ったのはまさに深夜帯。それでも10分待つことはなく、体感では5分ほどで来ました。


車内はこんな感じで、座席は少なめの立ち乗り主体。乗車時間は3分もありません。あっという間に本館に着きます。





このエアロトレインは2025年7月に新型で運行を再開したばかりなんですよね。空港の規模が大きくなるほど、歩かせずに運ぶ仕組みが体験の質を決めると思います。
入国審査はMDAC+自動化ゲートで一瞬|身長120cm以上なら子どもも通れる
本館に着いたら、そのまま入国審査へ。ここが今回いちばん驚いたポイントでした。
マレーシアは外国人向けにMDAC(Malaysia Digital Arrival Card/マレーシア電子入国カード)という事前申請をオンラインで受け付けています。これを出発前に済ませておけば、あとはパスポートをかざすだけの自動化ゲートを使えます。日本のパスポートは対象で、私たちは3人とも行列に並ばずに入国できました。
そして、これが子連れにとって大きかったのですが——メイも自動化ゲートを通れました。マレーシア側の条件は年齢ではなく身長120cm以上。顔認証カメラの高さの都合です。120cmに届かないお子さんは有人カウンターやファミリー優先レーンに回ることになります。
え、身長で決まるの? 年齢じゃなくて背の高さで「機械を使っていい人」が決まるって、なんか変な感じ! でもわたし、自分でパスポート出せたよ
この「年齢ではなく身長」という基準に、メイはずいぶん引っかかっていました。カメラが顔を撮るには一定の高さが要る——理由を説明すると、ものすごく納得した顔をしていたのが印象的でした。



MDACは事前登録がすべてで、出発の3日前から出せます。子どもも1人ずつ必要なので、家族分をまとめて出しておくと当日の詰まりがなくなるんですよね。
手荷物受取は少し長め|深夜でも免税店は開いている
入国審査を抜けたら手荷物受取所へ。正直、荷物が出てくるまでは他の空港より長く感じました。サテライト棟から本館まで荷物も運ばれてくるぶん、距離があるからだと思います。ここは焦らず待つのが正解でした。


受け取った後の税関検査は、並ぶこともなくあっさり通過。そして到着ロビーに出て驚いたのが、深夜0時を回っているのに免税店が煌々と営業していたことです。


「Candy Party」というお菓子の免税店では、HERSHEY’Sが「TRAVEL #SWEET」という撮影スポットまで設置していました。ペトロナスツインタワーとKLタワーのイラストに「LOVE from KUL」の文字。深夜なのに旅の入口の空気がきっちり作られています。





日本の感覚だと、深夜の空港は照明が落ちて静まり返っているイメージなんですよね。ここは真夜中でも普通に買い物ができる。海外の空港のスケールを、いきなり体で感じた瞬間でした!
第2ターミナルへの行き方|無料シャトルバスとKLIAエクスプレスの2択
さて本題の移動です。KLIA 第1ターミナルと第2ターミナルは数km離れていて、歩いて行くことはできません。館内の案内サインに、そのまま答えが書いてありました。


注目したいのが真ん中あたりの2行です。
- Bas Ke Terminal 2 / Shuttle to KLIA Terminal 2 → L1(第2ターミナル行きシャトルバス=レベル1)
- KLIA Ekspres / Transit → L1(空港鉄道=レベル1)
つまり「電車」か「バス」かの2択で、どちらもレベル1(1階)に降りればあります。ちなみにこの看板には「Kabin Tidur & Bilik Mandi(仮眠キャビン&シャワー)」「Hotel Sama-Sama」も並んでいて、第1ターミナル側にも仮眠できる場所があることが分かります。


電車の方は「KLIA ekspres」。第2ターミナルとクアラルンプール市内を結ぶ空港特急で、ターミナル間の移動だけなら4分ほど・RM2程度と安く、速さでは最強です。ただし深夜帯は運行がありません。



時間帯で最適解が入れ替わるのが面白いんです。日中は4分の電車、深夜はバス。片方だけ調べていくと、着いた瞬間に選択肢を失うんですよね。
深夜は無料シャトルバス一択|紫の看板が目印
私たちが使ったのは無料シャトルバスです。1階まで降りて建物の外に出ると、こんな紫の看板が立っていました。


「PICK-UP POINT / FREE SHUTTLE SERVICE TO klia2 & LTCP」。klia2は第2ターミナル、LTCPは長期駐車場のことです。24時間運行で、およそ10分間隔。深夜でもちゃんと動いていました。


やってきたのは紺と白の路線バスタイプ。運賃は本当に無料で、乗るときに何かを見せる必要もありませんでした。車内はこんな感じで、前方にスーツケース置き場がしっかり確保されているのがありがたいところ。


そしておよそ10分で第2ターミナルに到着。降ろされたのは「Pintu 3 / Door 3 / Tingkat 1 / Level 1」と書かれた入口の前でした。


中に入ると、そこはもうgateway@klia2という空港直結のショッピングモール。深夜だというのにファミリーマートが開いていて、フライト情報板が煌々と光っていました。


「Bas」ってバスのことでしょ? 「Teksi」はタクシー、「Pintu」はドア……マレー語って、声に出して読むと意味が分かるのがあるんだね!
これは移動中ずっとメイが続けていた遊びです。マレー語の案内表示には、英語の音をそのまま文字にした単語がたくさんあります。Bas(バス)、Teksi(タクシー)、Limosin(リムジン)、Aras(レベル)、Kaunter(カウンター)。読めない文字列だと思っていたものが、声に出した瞬間に意味を持つ——空港の看板が、そのまま言葉の教材になっていました。
今回の「おもしろ発見(旅育)」まとめ
- マレー語は「声に出すと分かる」言葉がある。Bas、Teksi、Limosin、Kaunter、Aras——英語の音をそのまま綴った単語が案内表示にあふれています。メイが自分で法則を見つけて、以降ずっと看板を読み上げていました。文字が読めなくても意味にたどり着けるという発見です。
- 「機械を使っていい人」の条件は年齢ではなく身長だった。自動化ゲートの条件は身長120cm以上。顔認証カメラの高さという物理的な理由で線が引かれていることを知って、メイは「ルールには理由があるんだ」という顔をしていました。
- 空港が大きすぎて、中に電車とバスが走っている。ターミナル内はエアロトレイン、ターミナル間は無料シャトルバス。「空港=建物ひとつ」だと思っていたメイが、地図を見ながら「これ、もう街だね」と言ったのが今回のいちばんの一言でした。
KLIAの乗り継ぎ情報とアクセスまとめ
【空港名】クアラルンプール国際空港(KLIA/KUL)
【所在地】マレーシア・セランゴール州セパン(Sepang, Selangor)
【ターミナル構成】第1ターミナル(KLIA Terminal 1/フルサービス系)と第2ターミナル(KLIA Terminal 2=klia2/LCC中心)の2つ。両ターミナルは離れており徒歩移動は不可
【ターミナル内の移動】第1ターミナルはメインターミナルとサテライト棟をKLIA Aerotrainが結ぶ(無料・所要3分弱/5時〜24時は約3分間隔、24時〜5時は約6分間隔・現地掲示より)
【T1⇄T2の移動】①無料シャトルバス:24時間運行・約10分間隔・所要約10分。第1ターミナルはレベル1の屋外、紫の「FREE SHUTTLE SERVICE TO klia2 & LTCP」看板が目印 ②KLIA Ekspres/Transit:所要約4分・RM2程度(深夜帯は運休)
【入国手続き】MDAC(電子入国カード)の事前オンライン申請が必要。子どもも1人ずつ登録。日本のパスポートは自動化ゲート利用可(身長120cm以上)
【第2ターミナルの施設】gateway@klia2(空港直結モール)にコンビニ・飲食店・ホテルが集まり、深夜も営業している店舗あり
※運行時間・料金・入国要件は変更されることがあります。最新情報は必ずMalaysia Airports公式サイトおよびMDAC公式サイトをご確認ください。
子連れでの深夜到着って、着く前がいちばん不安ですよね。でも実際に歩いてみると、KLIAは案内表示がとても親切で、「電車」と「バス」の2つさえ覚えておけば迷う場面はほとんどありませんでした。メイも到着ロビーの明るさに目を丸くして、疲れよりワクワクが勝った顔をしていました。深夜着の便を取るなら、空港内・空港直結の宿を先に押さえておくのが最大の安心材料です。気になった方は、早めに空室状況と最新のプランを確認してみてくださいね。素敵な旅になりますように!
★ 総合評価(KLIA 第1ターミナル到着〜第2ターミナル移動/深夜着・子連れ)
移動体験のわかりやすさ ★★★★☆(エアロトレイン→入国審査→シャトルバスの動線が案内表示だけで完結。マレー語と英語の併記が徹底していて読み違えようがない)子連れのしやすさ ★★★☆☆(正直枠。自動化ゲートは身長120cm以上が条件で小さい子は有人レーンへ。手荷物受取も長め、深夜0時着で移動が続くのは素直にしんどい)
コスパ ★★★★☆(T1→T2のシャトルバスが24時間無料、エアロトレインも無料。鉄道を使ってもRM2程度で、移動コストはほぼゼロに近い)
アクセス・利便性 ★★★★☆(24時間動くシャトルが約10分間隔。深夜でも移動手段が途切れないのは大きい。ただし鉄道は深夜運休で選択肢が1つに絞られる)
KLIAの到着・乗り継ぎに関するよくある質問
KLIA第1ターミナルから第2ターミナルへの移動方法と所要時間は?
無料シャトルバスとKLIA Ekspres/Transitの2つがあります。シャトルバスは24時間運行で約10分間隔、所要約10分。鉄道は所要約4分でRM2程度と速いですが、深夜帯は運行していません。深夜到着の便なら実質シャトルバス一択になります。
無料シャトルバスの乗り場はどこですか?
第1ターミナルではレベル1(1階)まで降りて建物の外に出たところです。「PICK-UP POINT / FREE SHUTTLE SERVICE TO klia2 & LTCP」と書かれた紫の看板が目印で、そこで待っていれば10分ほどでバスが来ます。館内の案内サインにも「Bas Ke Terminal 2 / Shuttle to KLIA Terminal 2 → L1」と表示されています。
マレーシアの入国審査は子どもも自動化ゲートを使えますか?
身長120cm以上であれば使えます。顔認証カメラの高さの都合で年齢ではなく身長が条件になっており、小学3年生の娘も自分で通れました。120cmに満たない場合は有人カウンターやファミリー優先レーンを利用します。いずれの場合も、事前にMDAC(電子入国カード)を家族全員分オンライン申請しておく必要があります。
KLIAのエアロトレインは深夜でも動いていますか?
動いています。現地の掲示によると5時〜24時は2編成で約3分間隔、24時〜5時は1編成で約6分間隔での運行でした。深夜0時過ぎに乗りましたが、待ち時間は体感で5分ほど。乗車時間自体は3分もかかりません。
深夜にKLIAへ到着したとき、空港内で買い物や食事はできますか?
できます。第1ターミナルの到着ロビーでは0時を過ぎても免税店が営業していましたし、第2ターミナルのgateway@klia2にはファミリーマートなど深夜も開いている店舗があります。日本の空港の感覚より、はるかに「起きている」空港でした。
このクラスターの全体まとめはクアラルンプール国際空港 乗り継ぎ完全ガイド|深夜0時着から翌朝のLCCまででまとめています。あわせてどうぞ。









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