クアラルンプール空港T1からT2へ|深夜着でも迷わない移動の実況ガイド

ホームに停車したKLIAエアロトレインの車両。車体番号203とマレーシア航空のラッピング

最終更新:2026年7月

目次

クアラルンプール国際空港に深夜0時着|第1ターミナルからT2への移動を実況します

2026年7月、家族3人でマレーシアへ。成田17時40分発のNH815でクアラルンプールに着いたのは現地時間の0時05分でした。到着したのはKLIA 第1ターミナル(KLIA Terminal 1)。ここから、翌朝ペナン行きの国内線に乗るために第2ターミナル(KLIA Terminal 2/klia2)まで移動します。

KLIA第1ターミナル サテライト棟の吹き抜け。曲線を描く鉄骨の屋根と木目の天井が広がる
のんたん

深夜0時に、小学生を連れて知らない空港に降り立つ。正直、いちばん緊張していた場面でした。でも結論から言うと、案内表示が驚くほど親切で、迷う場面はほとんどなかったんです!

この記事では、飛行機を降りてから第2ターミナルのホテルに入るまでの流れを、実際に歩いた順番どおりに書いていきます。深夜着の便でマレーシアに入る方の予習になればうれしいです。

飛行機を降りたらまず「エアロトレイン」で本館へ

KLIA 第1ターミナルは、チェックインや入国審査があるメインターミナルと、飛行機が実際に着くサテライト棟が分かれています。日本からの長距離便はサテライト棟に着くので、まずここから本館へ移動しなければいけません。

KLIA Aerotrainのホーム。ホームドアに「Ketibaan Arrivals」「Pintu Gates ABGH」の表示

その移動手段がKLIA Aerotrain(エアロトレイン)。空港の中を走る無人運転の連絡列車です。「Ketibaan / Arrivals」「Pintu Gates A B G H」と書かれたホームドアが並んでいて、案内どおりに進めば自然とたどり着きます。

エアロトレインのホームドアが並ぶ通路。黄色い乗車位置の線と免税店の看板が見える

正直に書くと、最初は「これに乗っていいのかな?」と一瞬迷いました。空港の中に電車があるという発想がなかったからです。でも、到着した乗客がみんな吸い込まれていくので、素直についていけば大丈夫でした。

ホームに停車したKLIAエアロトレインの車両。車体番号203とマレーシア航空のラッピング

ホームに掲示されていた運行案内がこちら。5時〜24時は2編成で約3分間隔、24時〜5時は1編成で約6分間隔と明記されていました。私たちが乗ったのはまさに深夜帯。それでも10分待つことはなく、体感では5分ほどで来ました。

KLIA Aerotrainの運行案内モニター。5時〜24時は2編成で約3分間隔、24時〜5時は1編成で約6分間隔と表示

車内はこんな感じで、座席は少なめの立ち乗り主体。乗車時間は3分もありません。あっという間に本館に着きます。

エアロトレインの車内。青い内装と吊り革が並ぶ立ち乗り主体の空間
ノリス

このエアロトレインは2025年7月に新型で運行を再開したばかりなんですよね。空港の規模が大きくなるほど、歩かせずに運ぶ仕組みが体験の質を決めると思います。

入国審査はMDAC+自動化ゲートで一瞬|身長120cm以上なら子どもも通れる

本館に着いたら、そのまま入国審査へ。ここが今回いちばん驚いたポイントでした。

マレーシアは外国人向けにMDAC(Malaysia Digital Arrival Card/マレーシア電子入国カード)という事前申請をオンラインで受け付けています。これを出発前に済ませておけば、あとはパスポートをかざすだけの自動化ゲートを使えます。日本のパスポートは対象で、私たちは3人とも行列に並ばずに入国できました。

そして、これが子連れにとって大きかったのですが——メイも自動化ゲートを通れました。マレーシア側の条件は年齢ではなく身長120cm以上。顔認証カメラの高さの都合です。120cmに届かないお子さんは有人カウンターやファミリー優先レーンに回ることになります。

え、身長で決まるの? 年齢じゃなくて背の高さで「機械を使っていい人」が決まるって、なんか変な感じ! でもわたし、自分でパスポート出せたよ

この「年齢ではなく身長」という基準に、メイはずいぶん引っかかっていました。カメラが顔を撮るには一定の高さが要る——理由を説明すると、ものすごく納得した顔をしていたのが印象的でした。

ノリス

MDACは事前登録がすべてで、出発の3日前から出せます。子どもも1人ずつ必要なので、家族分をまとめて出しておくと当日の詰まりがなくなるんですよね。

手荷物受取は少し長め|深夜でも免税店は開いている

入国審査を抜けたら手荷物受取所へ。正直、荷物が出てくるまでは他の空港より長く感じました。サテライト棟から本館まで荷物も運ばれてくるぶん、距離があるからだと思います。ここは焦らず待つのが正解でした。

KLIA第1ターミナルの「Ketibaan / Arrivals」到着案内サインと到着ロビーの入口

受け取った後の税関検査は、並ぶこともなくあっさり通過。そして到着ロビーに出て驚いたのが、深夜0時を回っているのに免税店が煌々と営業していたことです。

深夜も営業する免税店Candy Party。カラフルなお菓子の売り場がネオンで照らされている

「Candy Party」というお菓子の免税店では、HERSHEY’Sが「TRAVEL #SWEET」という撮影スポットまで設置していました。ペトロナスツインタワーとKLタワーのイラストに「LOVE from KUL」の文字。深夜なのに旅の入口の空気がきっちり作られています。

HERSHEY'Sの撮影スポット「TRAVEL #SWEET」。ペトロナスツインタワーとKLタワーのイラストに「LOVE from KUL」の文字
のんたん

日本の感覚だと、深夜の空港は照明が落ちて静まり返っているイメージなんですよね。ここは真夜中でも普通に買い物ができる。海外の空港のスケールを、いきなり体で感じた瞬間でした!

第2ターミナルへの行き方|無料シャトルバスとKLIAエクスプレスの2択

さて本題の移動です。KLIA 第1ターミナルと第2ターミナルは数km離れていて、歩いて行くことはできません。館内の案内サインに、そのまま答えが書いてありました。

KLIA第1ターミナルの館内案内サイン。第2ターミナル行きシャトルバスとKLIAエクスプレスがレベル1と表示されている

注目したいのが真ん中あたりの2行です。

  • Bas Ke Terminal 2 / Shuttle to KLIA Terminal 2 → L1(第2ターミナル行きシャトルバス=レベル1)
  • KLIA Ekspres / Transit → L1(空港鉄道=レベル1)

つまり「電車」か「バス」かの2択で、どちらもレベル1(1階)に降りればあります。ちなみにこの看板には「Kabin Tidur & Bilik Mandi(仮眠キャビン&シャワー)」「Hotel Sama-Sama」も並んでいて、第1ターミナル側にも仮眠できる場所があることが分かります。

KLIA ekspresの乗り場入口。ピンクの看板に第2ターミナルとクアラルンプール行きの案内

電車の方は「KLIA ekspres」。第2ターミナルとクアラルンプール市内を結ぶ空港特急で、ターミナル間の移動だけなら4分ほど・RM2程度と安く、速さでは最強です。ただし深夜帯は運行がありません。

ノリス

時間帯で最適解が入れ替わるのが面白いんです。日中は4分の電車、深夜はバス。片方だけ調べていくと、着いた瞬間に選択肢を失うんですよね。

深夜は無料シャトルバス一択|紫の看板が目印

私たちが使ったのは無料シャトルバスです。1階まで降りて建物の外に出ると、こんな紫の看板が立っていました。

無料シャトルバスの乗り場。紫の看板に「FREE SHUTTLE SERVICE TO klia2 & LTCP」と書かれている

「PICK-UP POINT / FREE SHUTTLE SERVICE TO klia2 & LTCP」。klia2は第2ターミナル、LTCPは長期駐車場のことです。24時間運行で、およそ10分間隔。深夜でもちゃんと動いていました。

KLIAの第2ターミナル行き無料シャトルバスの車体。紺と白のカラーリング

やってきたのは紺と白の路線バスタイプ。運賃は本当に無料で、乗るときに何かを見せる必要もありませんでした。車内はこんな感じで、前方にスーツケース置き場がしっかり確保されているのがありがたいところ。

シャトルバスの車内。前方にスーツケース置き場が設けられている

そしておよそ10分で第2ターミナルに到着。降ろされたのは「Pintu 3 / Door 3 / Tingkat 1 / Level 1」と書かれた入口の前でした。

KLIA第2ターミナルの入口。「Pintu 3 / Door 3 / Tingkat 1 / Level 1」の表示

中に入ると、そこはもうgateway@klia2という空港直結のショッピングモール。深夜だというのにファミリーマートが開いていて、フライト情報板が煌々と光っていました。

深夜のgateway@klia2の館内。フライト情報板とファミリーマートが営業している

「Bas」ってバスのことでしょ? 「Teksi」はタクシー、「Pintu」はドア……マレー語って、声に出して読むと意味が分かるのがあるんだね!

これは移動中ずっとメイが続けていた遊びです。マレー語の案内表示には、英語の音をそのまま文字にした単語がたくさんあります。Bas(バス)、Teksi(タクシー)、Limosin(リムジン)、Aras(レベル)、Kaunter(カウンター)。読めない文字列だと思っていたものが、声に出した瞬間に意味を持つ——空港の看板が、そのまま言葉の教材になっていました。

今回の「おもしろ発見(旅育)」まとめ

🛫 深夜の空港で見つけた3つの発見
  • マレー語は「声に出すと分かる」言葉がある。Bas、Teksi、Limosin、Kaunter、Aras——英語の音をそのまま綴った単語が案内表示にあふれています。メイが自分で法則を見つけて、以降ずっと看板を読み上げていました。文字が読めなくても意味にたどり着けるという発見です。
  • 「機械を使っていい人」の条件は年齢ではなく身長だった。自動化ゲートの条件は身長120cm以上。顔認証カメラの高さという物理的な理由で線が引かれていることを知って、メイは「ルールには理由があるんだ」という顔をしていました。
  • 空港が大きすぎて、中に電車とバスが走っている。ターミナル内はエアロトレイン、ターミナル間は無料シャトルバス。「空港=建物ひとつ」だと思っていたメイが、地図を見ながら「これ、もう街だね」と言ったのが今回のいちばんの一言でした。

KLIAの乗り継ぎ情報とアクセスまとめ

【空港名】クアラルンプール国際空港(KLIA/KUL)
【所在地】マレーシア・セランゴール州セパン(Sepang, Selangor)
【ターミナル構成】第1ターミナル(KLIA Terminal 1/フルサービス系)と第2ターミナル(KLIA Terminal 2=klia2/LCC中心)の2つ。両ターミナルは離れており徒歩移動は不可
【ターミナル内の移動】第1ターミナルはメインターミナルとサテライト棟をKLIA Aerotrainが結ぶ(無料・所要3分弱/5時〜24時は約3分間隔、24時〜5時は約6分間隔・現地掲示より)
【T1⇄T2の移動】①無料シャトルバス:24時間運行・約10分間隔・所要約10分。第1ターミナルはレベル1の屋外、紫の「FREE SHUTTLE SERVICE TO klia2 & LTCP」看板が目印 ②KLIA Ekspres/Transit:所要約4分・RM2程度(深夜帯は運休)
【入国手続き】MDAC(電子入国カード)の事前オンライン申請が必要。子どもも1人ずつ登録。日本のパスポートは自動化ゲート利用可(身長120cm以上)
【第2ターミナルの施設】gateway@klia2(空港直結モール)にコンビニ・飲食店・ホテルが集まり、深夜も営業している店舗あり
※運行時間・料金・入国要件は変更されることがあります。最新情報は必ずMalaysia Airports公式サイトおよびMDAC公式サイトをご確認ください。

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この記事を書いた人

関西在住の40代。妻マイ・娘メイとの家族旅行を「旅育」として綴る、ブログ「のんたん家のはなし」の筆者です。夫婦そろって大手小売・流通グループのフルタイム管理職。ANAプラチナ(SFC)・ヒルトンダイヤモンド・マリオットプラチナの上級ステータスを活かしたVIP体験と、47都道府県制覇の旅の記録を、パパ目線でお届けしています。現在はANAダイヤモンドへの復帰を目指して修行中です。

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