ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、2026年9月2日にリニューアルされました。年会費は34,100円から42,900円(税込)に上がり、そのぶん特典が積み増しされています。ネット上にはまだ改定前の情報が混ざっているので、このページは改定後の内容だけで書きます。
そしてもうひとつ。ANAの上級会員を「ライフソリューション」経由で狙う場合、ANAカードを持っていること自体が条件に組み込まれています。ここは他のクレジットカードでは代わりがききません。数字と条件を、確認できたものだけ並べます。
① 特典・メリットの一覧(何が受けられるか・条件つきで一覧表に)
② 入会キャンペーンの中身(紹介経由と公式サイトの差・内訳・期限)
③ ライフソリューションでステータスを狙うとき、このカードが必要になる理由
④ そのために必要なことの一覧(3条件・必須サービス・対象外の決済・締め日)
⑤ 2026年9月2日の改定で何がどう変わったか(利用ボーナスマイルの移行期間に注意)
入会特典:ご紹介経由は合計148,000マイル相当、公式サイトからは128,000マイル相当。条件はどちらもご入会後3ヶ月以内に合計200万円以上、期限も同じ2026年11月4日(水)お申し込み分まで(2026年9月3日確認)。差は20,000マイル相当です。
この148,000マイルは、家族3人のハワイ往復(エコノミー)に届きます——ハイシーズンでも43,000マイル×3人=129,000マイル。年会費42,900円に対して、これが初年度に取れるものの実像です(必要マイル数はANA公式のチャート。後述)。
ステータス狙いなら「ANAカードであること」が要件:ライフソリューション経由でプラチナ・ダイヤモンドを取るルートは、ANAカード・ANA Payの年間決済額が条件のひとつです。プロパーのアメックスやその他のカードで何百万円使っても、ここには1円も入りません。
マイルの出口が広い:アメックスのプロパーカードはANAマイルへの移行が年間40,000マイルまでですが、ANAアメックスにはその年間上限がありません(公式FAQの表記は「999,000ポイント/日」)。
壁は「3ヶ月で200万円」:月あたり約66.7万円です。ここに届かない使い方なら、入会特典は取り切れません。
年会費:42,900円(税込)。これから申し込む方は最初から新年会費です(2026年9月1日までにお持ちの方が11月請求分から順次、という話とは別です)。
特典一覧——このカードで何が受けられるか
申し込むかどうかを決める前に、結局なにが付いてくるのかを一箇所で確認できるようにまとめます。数字と条件はすべて公式サイトの記載です(2026年9月3日確認)。「条件・注意」の列まで含めて見ていただくと、自分に効く特典かどうかが判断しやすいと思います。
| 特典 | 内容 | 条件・注意 |
|---|---|---|
| マイルを貯める | ||
| 通常のポイント | 100円=1ポイント 1,000ポイント→1,000マイル |
加算対象外、または200円=1ポイントになる支払いあり。年間300万円を超える国税の支払いは加算対象外 |
| マイル移行の上限・手数料 | 年間上限なし/移行手数料無料 ポイントの有効期限も無期限 |
一般カードは年6,600円の移行コース登録が必要・有効期限3年。プロパーカードは年40,000マイルが上限 |
| ANAグループでの利用 | ボーナスポイント通常の2倍 ANAでの航空券購入は100円=合計3マイル相当 |
一般2.5マイル相当/プレミアム4.5マイル相当 |
| 入会・継続ボーナスマイル | 入会2,000マイル 継続2,000マイル(毎年) |
年会費を期日までに支払うことが条件。入会分は支払月の翌々月末まで、継続分は翌月末までに積算 |
| 利用ボーナスマイル | 年400万円で15,000マイル | 新プログラムは2027年1月開始。2026年は移行特別期間(9/2〜12/31に100万円で5,000マイル)。年会費・分割/リボ手数料は集計対象外 |
| フライトボーナスマイル | 区間ごとに+25% | 一般+10%/プレミアム+50% |
| 空港・旅行 | ||
| POWER LOUNGE PREMIUM (羽田空港第2ターミナル国際線) |
無料・回数制限なし 同伴者1名まで無料(通常4,400円) |
2026年9月2日から。出国エリア3階・6:30〜25:30。ANAラウンジとは別の施設。カードと当日の搭乗券を提示 |
| プライオリティ・パス | 年2回まで無料 | 3回目以降は1回35米ドル。同伴者は毎回有料(プレミアムは回数制限なし・同伴1名無料) |
| 国内線ANAラウンジ | —(付きません) | カードで入れるのは上位のプレミアムのみ。ゴールドは上級会員資格が必要 |
| 手荷物無料宅配 | 1個 | 海外旅行の帰国時のみ(プレミアムは出国・帰国で2個まで) |
| 旅行傷害保険(海外・国内) | 付帯 | 利用付帯=旅行代金をカードで決済することが条件(持っているだけでは適用されません) |
| 日常・安心 | ||
| ダイニングキャッシュバック | 対象店で20% 年間最大20,000円 |
2026年10月29日から。Amex Offersでの事前登録が必要・家族カード会員は登録不可・未使用分の翌期間への持ち越し不可 |
| プロテクション各種 | スマートフォン/ショッピング/オンライン/リターン/キャンセル | スマートフォン・プロテクションは一般カードには付きません |
| 家族カード・ETCカード | 家族カード1枚21,450円(税込) ETCカードは年会費無料 |
家族会員の利用分は本会員に合算(マイルもステータス条件の決済額も)。ETCは発行手数料あり |
このほかにも、旅行予約の優待(一休.com・Expedia・アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン)、空港クロークサービス、ゴルフ・デスク、会員限定イベントなどが公式のサービス一覧に掲載されています。全項目は公式のサービスガイドでご確認ください。
年会費42,900円と釣り合うか——毎年もらえるものだけで数える
入会特典は1回きりなので、それを除いて毎年くり返しもらえるものだけを並べます。金額は「使い切った場合の上限」なので、使わなければゼロになる欄があることを前提に見てください。
・継続ボーナスマイル 2,000マイル(年会費を払えば確定)
・利用ボーナスマイル 15,000マイル(年400万円を使った場合/2027年〜)
・ダイニングキャッシュバック 最大20,000円(対象店で年10万円使い切った場合)
・マイル移行手数料の差 6,600円(一般カードなら必要な費用がかからない)
・POWER LOUNGE PREMIUM 1回4,400円相当×利用回数(同伴者1名も無料)
・プライオリティ・パス 年2回まで無料
ここが分かれ目:ダイニングもラウンジも使わなければ0円です。年400万円を使わない方の場合、確実に残るのは継続2,000マイルと移行手数料の差だけになります。「年会費42,900円ぶんの価値があるか」は、ダイニング枠を使い切れるかとANA便に乗るかでほぼ決まります。
3券種のどれを選ぶか(公式のサービス比較)
| 項目 | ANAアメックス | ゴールド | プレミアム |
|---|---|---|---|
| 年会費(税込) | 7,700円 | 42,900円 | 187,000円 |
| 家族カード | 1枚2,750円 | 1枚21,450円 | 4枚まで無料 |
| 継続ボーナスマイル | 1,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル |
| 利用ボーナスマイル | — | 15,000マイル (年400万円) |
30,000マイル (年600万円) |
| 搭乗ボーナスマイル | +10% | +25% | +50% |
| ANAでの航空券購入 | 100円=2.5マイル相当 | 100円=3マイル相当 | 100円=4.5マイル相当 |
| ポイントの有効期限 | 3年間 | 無期限 | 無期限 |
| マイル移行手数料 | 年6,600円 | 無料 | 無料 |
| プライオリティ・パス | — | 年2回まで | 回数制限なし |
| 国内線ANAラウンジ | — | — | 利用可 |
| 手荷物無料宅配 | 1個(帰国時) | 1個(帰国時) | 2個(出国・帰国) |
| ダイニングキャッシュバック | — | 年最大2万円 | 年最大4万円 |
| 無料宿泊券(フリー・ステイ・ギフト) | — | — | あり |
| スマートフォン・プロテクション | — | あり | あり |
ここでいちばん効くのは家族カードの行だと思います。ゴールドは1枚21,450円、プレミアムは4枚まで無料。家族の決済を合算して大きな金額を作りたい方は、年会費の差だけでなくこの行まで含めて比べてください(ANAアメックス・プレミアムのページ)。
ノリス年会費の比較は「上位のほうが得か」で語られがちなんですが、実際に差が出るのは自分が毎年必ず使う欄がいくつあるかだけなんですよね。使わない特典は何個並んでいても0円のままなので、表は上から順に「これは使う/使わない」で塗り分けていくのが早いと思います。
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本会員は妻です。私はプロパー側から、40,000マイルの壁を踏んでいます
最初に立場を書いておきます。わが家でANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの本会員になっているのは妻のマイで、私自身のプロパーカードはアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファードです(私名義のANA系カードはANA JCBプレミアムを使っています)。同じ家計の中に1枚ある状態なので、券面が届いてからの扱いや、どういう支出を寄せると条件に効くのかは見えています。ただし妻名義のカードですから、利用明細に踏み込んだ細かい使用感までは書きません。このページで書くのは、公式サイトで確認できる数字と、プロパーカード側から見た比較、そしてANAの上級会員条件を実際に走っている立場からの読み方です。
ただ、ひとつだけ実感を持って言えることがあります。プロパーカードのANAマイル移行には、年間40,000マイルという上限があります。アメックスの公式FAQにはこう書かれています——対象は「グリーン、ゴールド、ゴールド・プリファード、プラチナ、スカイ・トラベラー、スカイ・プレミア」、そして「40,000マイル/年(1月1日〜12月31日)が上限です。カードが複数ある場合は、各カードの合算になります」。複数枚持っていても合算、というのが地味に効きます。
一方、同じFAQでANAアメックスカードの上限は「999,000ポイント/日」と書かれています。日あたりの処理上限であって、年間の枠ではありません。つまりマイルの出口の広さが、そもそも別設計なんです。



ポイントをたくさん積んでも、蛇口が細ければ出てくる量は変わらないんですよね。プロパーの年40,000マイルは、家族旅行の特典航空券を1回組むと消える水準です。貯める力より出す力のほうが効いてくる、というのはカード選びであまり語られないところだと思います。
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ライフソリューションで上級会員を狙うなら、ANAカードは「部品」として必要です
ここが、このページでいちばんお伝えしたいところです。ANAの上級会員(ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド)には、搭乗のプレミアムポイント(PP)だけで到達する通常ルートのほかに、日常の支出とANAのサービス利用を組み合わせて、必要PPを下げるルートがあります。これがライフソリューションを使ったステータス獲得条件です。
2027年度のステイタス獲得に向けた条件は、ANA公式サイトに次のとおり掲載されています。条件1〜3は、すべて達成する必要があります(どれか1つでも欠けると、通常ルートに戻ります)。
| ステイタス | 条件1:PP (ANAグループ運航便のみ) |
条件2: ライフソリューション利用数 |
条件3:ANAカード・ ANA Pay決済額 |
|---|---|---|---|
| ブロンズ | 15,000ポイント | 4サービス以上 | 300万円 |
| プラチナ | 30,000ポイント | 7サービス以上 | 400万円 |
| ダイヤモンド | 80,000ポイント または 50,000ポイント |
7サービス以上 | 400万円 または 500万円 |
| ダイヤモンド+More特典 | 150,000ポイント | 7サービス以上 | 600万円 |
ダイヤモンドが2通りあるのは、決済額を積むほど必要PPが下がる設計だからです(80,000PP+400万円/50,000PP+500万円)。通常ルートのダイヤモンドは100,000PPなので、後者は飛ぶ量をおよそ半分にできる計算になります。
ANAカードが必要になるのは、実は2か所です
「決済額の条件があるから」だけではありません。ANAカードは、3つの条件のうち2つに関わります。
対象は「券面に『ANA CARD』と記載のある日本国内発行のANAカード」+ANA Payの決済額です。会員本人が本会員として持っている必要があります。プロパーのアメックス・ゴールド・プリファードやプラチナで年400万円使っても、この条件には反映されません。
② 条件2(サービス数)— 「ANAカードマイルプラス」は、ANAカードがないと取れない1つ
条件2で数える対象サービスの中に「ANAカードマイルプラス」(加盟店でANAカード払いをすると100円または200円につき1マイルが別途貯まるサービス)が含まれています。ANAカードを持っていない人は、この1サービスを最初から取れません。7つ集める前提だと、これは小さくない差です。
正直に付け加えると、この2か所を埋めるだけなら、ANAアメックスの一般カード(年会費7,700円)でも成立します。「ゴールドでなければ条件を満たせない」わけではありません。ゴールドを選ぶ理由は条件の可否ではなく、この後に書くマイルの貯まり方と出口の広さのほうにあります。ここを混ぜて語ると判断を誤るので、分けて書いておきます。
ゴールドを選ぶと、400万円が二重に効きます
ひとつだけ、きれいに重なる数字があります。プラチナ(およびダイヤモンドの80,000PPルート)の条件3が「400万円」。そしてANAアメックス・ゴールドの利用ボーナスマイルの達成条件も「年間400万円(税込)以上で15,000マイル」です(新プログラムは2027年1月1日開始)。
つまり、ステータス条件のために通した400万円が、そのまま15,000マイルのボーナス条件も満たします。同じ支出で、ステータスの条件とマイルの両方が進む——年会費42,900円を判断するとき、ここは計算に入れていい部分だと思います。ただし対象期間は別物です(ステータス側は12月16日〜翌12月15日、利用ボーナスマイル側は1月1日〜12月31日)。



同じ400万円という数字が別々の制度に置かれているのは、たぶん偶然なんですよね。ただ、使う側からすると「どうせ通す支出をどこに乗せるか」だけの話になるので、乗せ先を間違えないだけで結果が変わってきます。カード選びで効くのは還元率よりこういう重なりのほうだったりします。
私が去年落としたのは、決済額ではなくサービスの数でした
私はANAのSFC本会員で、2026年4月からはプラチナです。2025年はダイヤモンドを狙って、ライフソリューションの7項目のうち1項目が未達で認定を逃しました。決済額は足りていたのに、必須サービスの判定日がずれて1つ足りなかった、という落とし方です。



金額はカードを使えば積み上がるので、実は管理しやすいんです。怖いのはサービスの数のほう。「利用した日」の定義がサービスごとに違っていて、私は宿泊の判定日が期間の外に出てしまいました。今年の復帰作戦では、必須のANA MallとANAトラベラーズを先に確定させるのを鉄則にしています。
だからこのページでは、カードの話と同じ分量で「それ以外に必要なこと」を書きます。カードだけ作っても、条件は埋まりません。
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必要なことチェックリスト(ライフソリューション編)
2027年度のステイタス獲得を狙う場合に、実際にやることを順番に並べます。すべてANA公式サイトに掲載されている条件です(2026年9月3日確認)。
- ANAカードを本会員として持つ:券面に「ANA CARD」とある日本国内発行のカード。ANAカード〈法人用〉と海外発行カード(ANAカード U.S.A. 等)は対象外です
- ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)を各サービスに登録する:利用履歴に番号の登録が確認できないサービスは、使っていてもカウントされません。ここが最初の落とし穴です
- ANA Mall と ANAトラベラーズは「必須」:この2つは、他で数を揃えても代わりになりません。先に確定させるのが安全です
- 残りを対象15サービスから埋める:プラチナ・ダイヤモンドは合計7サービス、ブロンズは4サービス
- 同じサービスは何回使っても1カウント:ANA Mallで10回買っても1つです。数を稼ぐには「種類」を増やす必要があります
- 全額マイル払い・マイル積算されないクーポン払いは対象外:支払い方法まで含めて条件だと考えてください
- 決済額は自分で数える:ANAカードの利用金額は各カード会社の明細から自分で集計する必要があります(アメックスはオンラインサービスで確認)
- 締め日が二重であることを把握する:条件1のPPは1月1日〜12月31日、条件2・3は前年12月16日〜当年12月15日。年末の使い方が変わります
- 期間ぎりぎりの決済を当てにしない:加盟店からカード会社への決済データ到着が期間を過ぎると、翌年度分に回されます
対象の15サービス(2025年12月16日〜2026年12月15日)
| 区分 | サービス |
|---|---|
| 必須(2つ) | ANA Mall/ANAトラベラーズ |
| カード・決済系 | ANAカードマイルプラス/ANAマイレージクラブ モバイルプラス/ANAマイレージクラブ・Sony Bank WALLET |
| 生活インフラ | ANAでんき/ANAガス/ANAモバイル/ANAの保険/ANAの住まい・ANAの住宅ローン |
| 買い物・空港 | 空港内店舗(空港売店・空港免税店)/ANAショッピング A-style ほか/マイルが貯まるその他加盟店 |
| アプリ・その他 | ANA Pocket/ANAリサーチ |
公式のお知らせに、「ANAリサーチ」のサービス終了に伴い、2026年7月31日(金)までに新規登録または継続してモニター登録し、アンケートポイントを獲得済みの方がカウント対象と明記されています。今から登録して1サービス増やす、という使い方はできません。実質的に選べるのは残り14サービスから、と考えて設計してください。
決済額に「入らないもの」も条件のうちです
条件3でカウントされない支払いが、公式に列挙されています。ここを知らずに数えると、集計が数十万円ずれます。
- 年会費・各種手数料・キャッシング(付帯カード発行手数料、マイル移行手数料、リボ・分割・スキップ払いの手数料など)
- カードに付帯する電子マネーへのチャージ・利用分(楽天Edy、PASMO、Suica、nimoca など)
- ANAカードからANA Payへのチャージ金額(家族カードからのチャージも本会員のチャージ分とみなされます)
- 払い戻した金額:期間中に払い戻しのデータが届くと、その分は差し引かれます
- カードブランドを変更した場合の、変更前のカード利用分(原則対象外)。紛失・切り替え・再発行・退会でカード番号やお客様番号が変わった場合も対象外になることがあります
逆に、加算される側で押さえておきたいのはこの3つです。①家族会員の利用分は本会員に合算されます。②対象カードを複数枚持っていても、マイル口座が統合されていれば合算されます(別ブランドのANAカードを併用していても大丈夫、ということです)。③リボ・分割・ボーナス一括払いも、利用日が期間内なら金額は対象に含まれます(手数料部分は除く)。
ここで、ゴールドを選ぶかどうかに関わる現実的な話をひとつ。ANAアメックス・ゴールドの家族カードは年21,450円(税込)です。家族の決済を合算して400万円を作る戦略を取るなら、この年会費が乗ります。家族カードが4枚まで無料なのは上位のANAアメックス・プレミアムのほうなので、家族で決済を寄せて条件を作る前提なら、そちらまで含めて比べる価値があります。
制度そのものの詳しい解説と、わが家の実際の進み方は別記事にまとめています。このページはカード側の話に絞っているので、条件の作り方はこちらを併せて読んでいただくのが早いと思います。
- ANA上級会員をカード決済で目指す|ライフソリューション活用で必要PPが半分に——制度の全体像
- ANAカード400万・500万決済の達成法|固定費集約から特需まで完全ガイド——決済額の作り方
- ANAダイヤモンド復帰作戦|ライフソリューション×シドニー修行の全設計——1項目落として認定を逃した実例
- ANAカード比較2026年版|SFC修行に向くグレードとブランドの選び方——JCB・VISA・アメックスの選び分け
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入会キャンペーンの中身(2026年9月3日確認)
入会特典のマイル数・達成条件・年会費は、アメリカン・エキスプレスによって予告なく改定されます。実際にこのカードは2026年9月2日に年会費と特典が改定されたばかりです。当ページの数字は「2026年9月3日時点で公式サイトに掲載されていた内容」であり、将来を保証するものではありません。お申し込み時点で申込画面に表示される条件が、常に最終的な正です。必ずご自身の目でご確認ください。
ご紹介経由:合計 148,000マイル相当
公式サイト経由:合計 128,000マイル相当
達成条件(共通):ご入会後3ヶ月以内に合計200万円以上のカード利用
申し込み期限(共通):2026年11月4日(水)お申し込み分まで
148,000マイル相当の内訳
「合計◯◯マイル相当」は、いくつもの特典を足し上げた数字です。中身を分解しないと、自分が全部取れるのか判断できません。公式のご紹介プログラムのページに書かれている内訳はこうです。
| 内訳 | 条件 | 獲得数 |
|---|---|---|
| ご入会ボーナスマイル(カード付帯) | 入会・年会費の支払い | 2,000マイル |
| ボーナスポイント① | 3ヶ月以内に合計75万円 | 23,000ポイント |
| ボーナスポイント② | 3ヶ月以内に合計150万円 | 40,000ポイント |
| ボーナスポイント③ | 3ヶ月以内に合計200万円 | 50,000ポイント |
| 通常ご利用ポイント | 200万円を利用した場合 | 20,000ポイント |
| ANA新規入会特典 | 3ヶ月以内に合計200万円 | 最大13,000マイル |
| 合計 | 148,000マイル相当 | |
読み方のポイントは3つです。ひとつめ、「マイル相当」はポイントをANAマイルに移行した場合の数字です(1,000ポイント→1,000マイル)。ふたつめ、ボーナスポイントは75万・150万・200万の3段階で、全部通過して初めて満額です。逆に言えば200万円に届かなくても、75万円で23,000ポイントまでは取れます。みっつめ、通常ご利用ポイントは満額前提の計算で、公式の注意書きにも「年会費などの加算対象外、または200円=1ポイントとなる場合があります」とあります。税金や一部の支払いで200万円を作った場合、ここは目減りします。
申込画面で確認できる条件も、あわせて書いておきます。50,000ポイントの枠は「ご紹介プログラム 期間限定」と明記されている分で、ここが公式サイト経由との差になります。ANA新規入会特典の最大13,000マイルは累積ではありません——75万円で11,000、150万円で12,000、200万円で13,000のうち、達成した一段階に対してだけ付きます。3ヶ月という期間の起点は「カード承認日」で、申し込んだ日でもカードが届いた日でもありません。そしてこの13,000マイルの付与は2027年6月末頃、有効期限は積算月から12ヶ月後の末日(グループ3:用途・期間限定マイル)です。用途は限られますが、ANA公式の一覧ではグループ3も国際線・国内線の特典航空券に使えますので、下の計算からは外していません。
148,000マイルで何が取れるか——家族3人のハワイ往復に届きます
「148,000マイル相当」と書かれても、それが多いのか少ないのかは交換先を見ないと判断できません。1マイルを2円と見積もれば約296,000円相当ですが、これは前提を置いた計算です。確かなのは何と交換できるかのほうなので、ANA公式の必要マイルチャート(国際線特典航空券・往復・エコノミー・日本発)をそのまま置きます。
| 行き先 | ロー | レギュラー | ハイ | 家族3人ぶん(レギュラー) |
|---|---|---|---|---|
| 韓国(ソウル) | 12,000 | 15,000 | 18,000 | 45,000(3往復してもまだ余ります) |
| アジア1(台北・香港・上海など) | 17,000 | 20,000 | 23,000 | 60,000 |
| アジア2(バンコク・シンガポール・クアラルンプールなど) | 30,000 | 35,000 | 38,000 | 105,000 |
| ハワイ(ホノルル) | 35,000 | 40,000 | 43,000 | 120,000(ハイシーズンでも129,000) |
| 北米(ロサンゼルス・ニューヨークなど) | 40,000 | 50,000 | 55,000 | 150,000(わずかに届きません) |
出典:ANA公式「特典航空券(ANA国際線)必要マイルチャート」(2026年9月5日確認)。日本発の往復・エコノミークラス。2025年6月24日以降の予約・発券に適用される改定後の数字です。
これを踏まえると、こう言えます。入会特典を取り切れば、年会費42,900円で家族3人のハワイ往復に届きます。ハイシーズン(お盆・年末年始などの繁忙期)でも129,000マイルなので、148,000マイルなら19,000マイル残る計算です。子どもの学校の休みに合わせると繁忙期になりがちなご家庭にとっては、ここが効きます。アジア2(バンコク・シンガポール・クアラルンプール)なら105,000マイルで、残りで国内線をもう一往復できます。
マイルの貯まり方だけを見るなら、年会費に対して受け取るものが大きいカードです。我が家で妻のマイが本会員になっているのも、この一点が理由です。ANAの上級会員を狙わない方でも、入会特典だけで検討する価値があると思います。
① 3ヶ月で200万円の決済(月あたり約66.7万円)。ここに届かなければ満額にはなりません。段階ごとの合計は、75万円で43,500マイル相当(入会2,000+ボーナス23,000+ANA新規入会11,000+通常7,500)、150万円で92,000マイル相当(2,000+63,000+12,000+15,000)が目安です。通常ポイントが200円=1ポイントになる決済が混ざると、ここはさらに目減りします。
② ポイントをANAマイルに移行する手続きと費用。「メンバーシップ・リワード ANAコース」の年間参加費5,500円(税込)が別途かかります。
③ 特典航空券の座席が取れること。必要マイル数が足りることと、希望の日程に空席があることは別の話です。繁忙期は特に早く埋まります。
紹介経由と公式サイト、どちらが得か
公式サイトのANAカード改定ページには、3券種の新規入会キャンペーンが並べて掲載されています。いずれも2026年11月4日(水)お申し込み分までです。
| 券種 | 達成条件(3ヶ月以内) | 公式サイト経由 | ご紹介経由 |
|---|---|---|---|
| ANAアメックス(一般) | 75万円 | 38,000マイル相当 | 48,000マイル相当 |
| ANAアメックス・ゴールド | 200万円 | 128,000マイル相当 | 148,000マイル相当 |
| ANAアメックス・プレミアム | 350万円 | 242,000マイル相当 | 252,000マイル相当 |
ゴールドは差が20,000マイル相当です。あわせて、ご紹介プログラムのページには「ベストオファー」という表示があり、その定義が「表示されているご入会特典が本日時点で最も高い特典です(ただし、その他の入会方法と同一の場合がございます)」と明記されています。このカードにはその表示が付いています。紹介経由が他の入会ルートを下回ることはないけれど常に上回るとも限らない、というのがアメックス自身の書き方です。今回は公式ページ側が128,000だったので、この2つを比べるかぎり紹介経由が20,000マイル相当だけ上、という結論になります。
なお、アメックスが不定期に出す「特別入会キャンペーン」(先着で観戦チケットが付くもの等)は、そのキャンペーンページ経由の申し込みだけが対象と明記されるのが通例です。紹介経由と併用はできません。どちらか一方になるので、そのときどきで内容を見比べてください。
入会特典を取り切るために必要なこと
- 3ヶ月で200万円(月あたり約66.7万円)を、もともと出ていく予定の支出で組めるか数える。車検・保険の年払い・家電・リフォーム・学費・税金の大口納付・旅行代金の前倒しが現実的な材料です。ただし年間300万円を超える国税の支払いは通常ポイントの加算対象外と公式に明記されています(金額は積めても、内訳の「通常ご利用ポイント」が目減りします)
- 200万円に届かない場合の着地点を先に決めておく:ボーナスポイントは積み上がるので、75万円までで23,000ポイント、150万円までで累計63,000ポイント(23,000+40,000)が取れます。「全部取れないなら申し込まない」という判断も含めて、先に決めておくと迷いません
- 他のアメックスを持っていても、ANAアメックスは別枠:ご紹介プログラム利用規約 第5条5項3号が名指ししているのはグリーン/ゴールド/プラチナ(プロパーカード)だけで、ANA提携カードはこの一覧に入っていません。ただし家族カード・追加カードでの入会や、いま持っているカードからの切り替えは対象外です
- マイルへの移行手続きは自分で行う:ポイントは自動でマイルにはなりません(ゴールドは移行コースの登録が不要・無料で、1,000ポイント→1,000マイル)
条文が名指ししているのはプロパーカード(グリーン/ゴールド/プラチナ)だけなので、プロパーやヒルトン・マリオットのアメックスをお持ちの方でも、ANAアメックスはそれとは別のカードとして特典の対象になります。注意が要るのは同じANA系列の中での話で、ANAアメックスの一般カードからゴールドへの切り替えは「切り替え」に当たります。過去にANAアメックスを持っていた方も、申し込む前に申込画面の表示か、アメックスのカスタマーサービスでご確認ください。入会してから「特典が付かなかった」と気づくのがいちばんつらいので、先にお伝えしておきます。
ちなみに、紹介した側(当ブログ運営者またはその家族)にもポイントが入ります。金額も隠さずに書いておくと、このカードはご紹介お一人につき15,000ポイントです(公式ページに、2026年4月1日から10,000ポイントより引き上げられたと明記されています)。券種ごとに年間の上限があるため、家族名義のカードからご案内することがあります。利益関係があることは先に開示しておきます。
・ご紹介経由の入会特典・内訳・申し込み期限・「ベストオファー」の定義・紹介者ボーナス … <ご紹介プログラム>期間限定キャンペーン一覧
・公式サイト経由の新規入会キャンペーン(3券種)・年会費・改定内容・利用ボーナスマイルの移行特別期間 … ANAアメックスの提携カード 2026年9月2日リニューアル
・カードの基本情報(年会費・家族カード) … ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
・ライフソリューションのステイタス獲得条件・対象サービス・対象となるANAカード・対象外の決済 … ANA公式「ライフソリューションサービス利用が多い方のステイタス獲得条件」
・マイル移行の条件(登録の要否・レート) … ANAカードのポイント
・マイル移行の上限 … よくあるご質問「ANAマイルに移行できるポイントの上限がありますか?」
・入会/継続ボーナスマイル・フライトボーナスマイル … ANAカードの継続特典 / ANAのボーナスマイル
キャンペーンおよびステイタス獲得条件は予告なく改定されます。お申し込み時点で申込画面に表示される条件が最終的な正です。
2026年9月2日のリニューアルで変わったこと
年会費が上がったぶん、何が増えたのかを並べます。数字はすべて公式の案内ページに掲載されているものです。
| 項目 | 改定前(〜2026年9月1日) | 改定後(2026年9月2日〜) |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 34,100円 | 42,900円 |
| 家族カード(税込) | 17,050円 | 21,450円 |
| 利用ボーナスマイル | — (ANA SKY コイン獲得プログラム) |
年間400万円以上で15,000マイル (新プログラムは2027年1月開始) |
| 空港ラウンジ | — | POWER LOUNGE PREMIUM(羽田第2) 同伴者1名まで無料・回数制限なし 2026年9月2日から |
| ダイニング | — | 20%キャッシュバック (年間上限20,000円) 2026年10月29日から |
ラウンジについて、ひとつ誤解が起きやすいところを補足します。追加されたPOWER LOUNGE PREMIUMは羽田空港第2ターミナルの国際線出国エリアにあるラウンジ(通常4,400円)で、ANAラウンジとは別物です。公式にも「本ラウンジはANAラウンジとは異なります」と明記されています。国内線のANAラウンジが使えるのは上位のANAアメックス・プレミアムのほうです。
⚠ 利用ボーナスマイルは「いつ申し込んだか」で中身が違います
ここは他サイトの解説でも混ざりやすいところなので、公式の書き分けをそのまま整理します。旧特典の「ANA SKY コイン獲得プログラム」は2026年12月31日で終了し、2027年1月から「利用ボーナスマイル」に切り替わります。そのあいだに移行特別期間が挟まります。
| 対象 | プログラム期間 | 達成条件 | もらえるもの |
|---|---|---|---|
| 2026年9月1日までに お持ち・お申し込み |
2026年1月1日〜12月31日 | 300万円以上 | ANA SKY コイン10,000コイン |
| 2026年9月2日以降に お申し込み(=これから入る方) |
2026年9月2日〜12月31日 | 100万円以上 | 5,000マイル |
| 2027年1月1日から(全員) | 毎年1月1日〜12月31日 | 400万円以上 | 15,000マイル |
つまりこれから申し込む方は、2026年内は「9月2日〜12月31日に100万円で5,000マイル」、2027年からは「年400万円で15,000マイル」という順番になります。進呈は翌年3月末まで。年会費や、分割・リボの手数料などは集計の対象外と明記されています。入会特典の3ヶ月200万円とは別カウントですが、期間は重なるので、同じ支出が両方に効きます。
新年会費の請求タイミングについても補足を。「2026年11月ご請求分から順次」というのは2026年9月1日までにカードをお持ち・お申し込みの方の話です。これから申し込む方は最初から42,900円になります。なお、この改定はANAアメックス・スーパーフライヤーズ・ゴールド・カードも対象と明記されています(SFC取得後に切り替える方は、ここも同じ条件になります)。
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マイルの出口——プロパーカードとの決定的な差
貯まり方の数字は前半の特典一覧にまとめたとおりです。ここでは貯めたあと——マイルに換えるところだけを取り出します。カード選びで後から効いてくるのは、実はこちらだからです。
- 移行手数料:ゴールドとプレミアムは「登録不要で、ANAのマイルに移行できます」と明記。一般カードは年6,600円(税込)の「ポイント移行コース」登録が必要です
- 年間の移行上限:ANAアメックスは年間上限なし(公式FAQの表記は999,000ポイント/日)。プロパーカードは年40,000マイルで、複数枚持っていても合算されます
- ポイントの有効期限:ゴールドは無期限(一般カードは3年間)。貯めてから使い道を決められます
- プロパーカードの追加コスト:ANAマイルを狙うなら「メンバーシップ・リワード ANAコース」の年5,500円(税込)が別途必要です
まとめると、ANAアメックス・ゴールドは参加費も年間上限もなし。年会費の差をどう見るかは、この「出口の広さ」を自分が使い切るかどうかで決まります。年40,000マイルは、家族分の特典航空券を1回組むと消える水準です。
⚠ マイルとプレミアムポイントは別物です
ここは間違えてほしくないので、もう一度書きます。カード決済で貯まるのは「マイル」であって、上級会員資格の判定に使う「プレミアムポイント(PP)」ではありません。148,000マイル相当を獲得しても、それでANAプラチナやダイヤモンドになれるわけではないんです。
このページの前半で書いたライフソリューションのルートも、PPをゼロにしてくれる制度ではありません。プラチナなら30,000PP、ダイヤモンドなら最低でも50,000PPをANAグループ運航便で積む必要があります。カードが効くのは「必要な搭乗量を減らす」ところまでです。
ステータス取得のほうに関心がある方は、先にこちらを読んでいただくほうが遠回りになりません。
- SFC修行2026年版|ANAプラチナ取得の全手順と関西発着対応
- ANA上級会員をカード決済で目指す|ライフソリューション活用で必要PPが半分に
- ANA SFC・プラチナの全特典とメリット|「永続ステータス」を目指す理由
- プレミアムポイント(PP)とは|ANA修行に必要な計算式と仕組み
- 関西(伊丹・関空)発SFC修行ルート|那覇タッチのPP効率比較2026年版
申し込みルートは3つ。入口はひとつしか選べません
同じカードでも、どこから申し込むかで受け取れるものが変わります。選択肢は大きく3つです。
| ルート | もらえるもの | 注意 |
|---|---|---|
| ① 公式サイト | 公式サイトに掲載されている入会特典 | いちばん手数がかからない基準の水準です |
| ② ポイントサイト経由 | 公式の入会特典+ポイントサイト独自のポイント | 掲載の有無・還元額は日々変わり、カード発行案件が出ていない時期もあります。サイト側にも独自の成果条件(発行後の利用など)が付くことがあるので、そちらの条件も読む必要があります |
| ③ ご紹介プログラム | 入会特典そのものが上乗せされます(紹介限定のボーナス) | 既存会員から個別にURLを受け取るひと手間がかかります |
ここで大事なのは、3つを足し合わせることはできないということです。アメックスの案内には「お申し込み時にご確認いただいたページに記載されているご入会特典が適用されます。お申し込み後に他の特典へのご変更はできません」と明記されています。つまり最後に通った入口の条件でその後が決まり、あとから乗り換えられません。不定期に出る「特別入会キャンペーン」も、そのキャンペーンページ経由の申し込みだけが対象と明記されるのが通例です。
選び方はシンプルで、「紹介限定で上乗せされる分」と「ポイントサイトの還元額」を、申し込む時点で見比べるだけです。当ブログでご案内できるカードでは、紹介限定の上乗せがポイントサイトの還元を上回っていることが多いのですが、これは時期によって逆転します。断定はしないので、申し込む直前にご自身で並べてみてください。
利用条件を無理なく達成するには
入会特典でいちばん多い脱落は、ポイント数ではなく期限内に利用金額が届かないことです。考え方はひとつで、新しい支出を作るのではなく、もともと出ていく支出を期間の中に寄せられるか。順番に見ていきます。
まず「予定されている支出」を数える
- 年払いにできるもの:保険料、通信費、サブスク、各種会費。月払いを年払いに変えるだけで窓の中の金額が増えます
- 時期が決まっている大口:車検、タイヤ交換、家電の買い替え、リフォーム、学費、引っ越し
- 税金の納付:固定資産税・自動車税など。国税のカード納付は1万円ごとに決済手数料がかかるので、手数料と獲得ポイントを見比べて判断してください
- 旅行費の前倒し:航空券・宿泊の事前決済。旅程が決まっているなら、支払いのタイミングだけを窓に合わせられます
- 家族カードの合算:家族会員の利用分は本会員の利用額に合算されます(家族カードが無料の券種なら、ここがいちばん効きます)
ギフトカードや電子マネーで嵩上げする方法について
Amazonギフトカードや百貨店ギフトカードの購入、電子マネーへのチャージで金額を積み上げる方法が紹介されているのを見かけます。手段としては存在しますが、当ブログはおすすめしていません。理由は2つです。
- 対象外になることがある:入会特典の注意事項には「年会費など一部対象とならないご利用分があります」と書かれており、換金性の高い商品や電子マネーへのチャージは、ポイント加算やボーナスの集計から外れる場合があります。実際にANAのステータス判定では、カード付帯の電子マネー(楽天Edy・PASMO・Suica等)へのチャージが対象外と明記されています
- 失敗が静か:決済自体は普通に通るため、対象外だったことに気づくのは特典が付かなかったときです
やるとしても、使い道が確実に決まっている範囲だけにとどめてください。条件を満たすために不要なものを買うのは本末転倒です。数えて届かないなら、それは「今は申し込むタイミングではない」というだけの話だと思います。
期限の数え方にも注意
達成期間の起算はカードの承認日です(申し込んだ日でも、カードが届いた日でもありません)。また利用金額の集計はカード会社に決済データが到着した日が基準で、加盟店によっては到着が1ヶ月以上あとになることがあります。締め切り間際の大口決済は当てにしないのが安全です。
向いている人・向いていない人
- ライフソリューション経由で上級会員を狙っていて、決済を1枚に寄せたい
- ポイントの行き先がANAマイルに決まっている
- 年40,000マイルの上限に不満がある
- ANA便に年に何度も乗る(区間25%が効く)
- 3ヶ月200万円を、予定の支出で組める
- 3ヶ月で200万円に届かない
- ステータス条件を満たすだけが目的(一般カードでも条件は満たせます)
- 家族の決済を合算したい(家族カードが年21,450円。無料が必要ならプレミアム)
- ポイントを年会費充当やホテルにも回したい
- 国内線のANAラウンジをカードで使いたい(それはプレミアムの特典です)
プロパーカードと、どちらを選ぶか
マイル目線で3枚を並べます。年会費だけを見ると比較しづらいので、マイルの出口を軸にしました。
| 比較項目 | ANAアメックス・ゴールド | ゴールド・プリファード | プラチナ |
|---|---|---|---|
| 年会費(税込) | 42,900円 | 39,600円 | 165,000円 |
| ANAマイルの年間移行上限 | 年間の上限なし (999,000pt/日) |
年40,000マイル | 年40,000マイル |
| マイル移行の年間参加費 | 登録不要(無料) | 5,500円 | 5,500円 |
| ライフソリューションの 決済額条件に算入 |
算入される | されない | されない |
| 入会特典 (紹介経由/公式サイト) |
紹介 148,000マイル相当 (3ヶ月200万円) 公式 128,000マイル相当 |
紹介 140,000 pt (3ヶ月50万+6ヶ月100万) 公式 120,000 pt |
紹介 250,000 pt (3ヶ月100万+6ヶ月250万) 公式 225,000 pt |
| ポイントの使い道 | ANAマイル中心 | 年会費充当・ホテル・マイル | 年会費充当・ホテル・マイル |
ポイントを年会費充当やホテルにも回したい方はゴールド・プリファードのページ、年間の決済額が大きく特典を総取りしたい方はプラチナのページもあわせてご覧ください。マイルに加えて国内線のANAラウンジや無料の家族カード4枚まで求めるなら、上位のANAアメックス・プレミアムという選択肢もあります。いずれも同じように、確認できた数字だけで書いています。
紹介での入会は「危険」なのか——規約を読んで整理します
「アメックスの紹介は危険」と書かれているのを見て不安になった方へ。ご紹介プログラムはアメリカン・エキスプレスが公式に提供している制度です。ただし利用規約にルールがあり、それを守っていない紹介のほうが危険、というのが実際のところです。当ブログがどうしているかも含めて書きます。
・ご家族・ご友人・お知り合いなど、連絡可能な状態にある方へのご紹介であること
・ご紹介を受けることについて、ご本人の同意が得られていること
当ブログは、お問い合わせページからご連絡をいただき、メールのやりとりをしたうえでご案内しています。この2つを満たす形です。
逆に「危険な紹介」はこちらです
ご紹介プログラム利用規約の禁止事項には、ブログ・SNSなど不特定多数が閲覧できる場所に紹介URLやコードを公開することが挙げられています。ペナルティはポイントの没収から会員資格の停止まで。note・X・Instagramにコードが直接貼られているのを見かけますが、あれは紹介する側がリスクを負っている状態です。当ページにご案内用のURLを載せていないのは、この理由です。
お送りするURLについて
ご案内用のURLは、上に書いた理由からページには載せず、ご依頼をいただいた方へ個別のメールでお送りしています。券種によっては手配が必要になるため、お時間をいただくことがあります(いつまでに、というお約束はしていません)。
また、キャンペーンが切り替わったあとの古いURLをお送りしないよう、取得から一定の期間を過ぎたものは使わない運用にしています。とはいえ入会特典の内容は予告なく改定されますので、最終的にはお申し込み画面に表示される条件をご確認ください。適用されるのは申し込み時に表示されていた条件で、あとから変更できません。
こちらの個人情報は、紹介者に伝わりますか
伝わりません。氏名・住所・電話番号・年収・審査の内容が紹介者に共有されることはありません。当ブログがいただくのもニックネームとメールアドレスだけです。
ご入会が成立したときにアメリカン・エキスプレスから当ブログに届くのは、「ポイントが加算されました」という通知だけです。お申し込みになった方のお名前も、ご連絡先も含まれていません。つまりどなたがご入会されたかを、当ブログが確認する手段はありません(同じ時期のご依頼が1件だけであれば時期から見当がつくことはありますが、分かるのはそこまでです)。否決だった場合に、その理由が伝わることもありません。
紹介した側にも特典があります(利益開示)
あります。ご紹介から入会いただくと、当ブログ運営者またはその家族(紹介者)にポイントが付与されます。券種ごとに年間の紹介人数・獲得ポイントに上限があるため、家族名義のカードからご案内することがあります。隠す話ではないので先に書いておきます。
すでにアメックスをお持ちの方へ(プロパーと提携カードは別枠です)
ご紹介プログラム利用規約 第5条5項が対象外として挙げているのは、①家族カード・追加カードでの入会 ②いま持っているカードからの切り替え ③グリーン・カード/ゴールド・カード/プラチナ・カードを現在お持ちの方、または過去にお持ちで再入会される方の3つです。③で名前が挙がっているのはプロパーカードだけ(申込画面の募集条件では、これにゴールド・プリファードが加わります)。
ヒルトン・マリオット・ANA・デルタなどの提携カードは、この名指しの一覧に入っていません。提携カードはブランドごとに別のカードとして扱われるため、たとえばプロパーカードをお持ちの方がマリオットやヒルトンのアメックスに入会する場合、そのカードの特典は別に受けられます(逆も同じです)。一方で同じブランドの中でのグレード違い(一般↔ゴールド↔プレミアム)は同じカードとみなされることがありますので、そこは注意が必要です。心当たりのある方は、申し込む前に申込画面の表示かアメックスのカスタマーサービスでご確認ください。お申し込みの資格(年齢・収入の条件)も、申込画面でご確認いただくのが確実です。
ご紹介用URLの受け取り方
ここで、どうしてもワンクッション必要になります。ご案内用のURLは規約でブログなどに掲載できないため、このページに貼っておくことができません。お手数ですが、ご希望の方には個別にお送りする形をとらせてください。
お問い合わせフォームからご連絡いただければ、ご案内用URLを個別にメールでお送りします。お名前欄はニックネームで構いません。住所・電話番号はいただきませんし、お聞きすることもありません。審査の内容や、否決だった場合のことが紹介者に伝わることもありません(ご入会が成立した際にアメックスから届くのはポイント加算の通知だけで、お名前・ご連絡先は含まれません)。券種によっては手配が必要になるため、返信までにお時間をいただくことがあります。
ANAアメックスは一般・ゴールド・プレミアムの3種類があり、いずれもご案内できます。ご希望のカードが違う場合は、お問い合わせ本文の「ご希望のカード」を書き換えてください。プロパーカード(グリーン/ゴールド・プリファード/プラチナ)、マリオット ボンヴォイ、デルタ スカイマイル、ビジネスカード(グリーン/ゴールド/プラチナ)も対象です。迷っている段階のご相談も、同じ欄に書いていただければ分かる範囲でお答えします。
・本ご紹介により、当ブログ運営者またはその家族(紹介者)に特典(ポイント等)が付与されます。利益関係がありますので、あらかじめ開示します。
・ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの本会員は筆者本人ではなく配偶者です。カードのスペックに関する記載は公式サイトで確認できる事実に基づくもので、配偶者名義の利用明細に踏み込んだ使用感は含みません。ライフソリューションのステータス条件に関する記述は、実際に条件に挑戦している立場からの経験を含みます。
・記載の特典内容・年会費・入会条件・ステイタス獲得条件は2026年9月3日時点で公式サイトで確認した情報です。改定される場合があるため、お申し込み前に必ず公式サイトおよび申込画面の最新条件をご確認ください。
・カード決済で貯まるのはマイルであり、上級会員資格の判定に用いるプレミアムポイントではありません。
・当ページは特定のカードへの申し込みを強制するものではありません。ご自身の利用額・生活スタイルに照らしてご判断ください。