ジョージタウンの街歩きの途中で見つけた、行列のできているお店の話です。ブルーマンションを見たあと、チュリア通りをぶらぶら歩いていたら、一軒だけ、店の中に人が並んでいる。何の店だろうと近づいたら、クッキー屋さんでした。

CookieCrumbs Bake Shop(クッキークラムス)。下調べゼロ、行列だけを手がかりに選んだ店です。2026年7月、家族3人で並んできました。
のんたん街を歩いていて「人が並んでいる店」を見つけると、つい吸い寄せられませんか。今回は完全にそれでした。マップにも予定表にも、一行も入っていなかった店です。
並ぶ前に|値段とサイズを先に知っておくと迷いません


店の中はこんな感じです。レンガの壁の棚に、赤いギフトボックスがずらり。奥にイートインのスペースが続いていて、ショーウィンドウにはチュリア通りの景色が映り込んでいます。列はこの通路にできていました。


店頭のガラスに、メニューが3枚並んでいます。左がフレーバー一覧、真ん中が値段、右が「SKIP THE QUEUE(列を飛ばす)」のQRコード。
🍪 メニューの値段(2026年7月・店頭表示)
単品(Single) RM10.9
6個入りボックス RM62(1個あたり約RM10.3)
12個入りボックス RM119(1個あたり約RM9.9)
一部フレーバーは追加料金あり(ピスタチオ・クナーファは+RM2、その他は+RM1)
正直に書くと、クッキー1枚にRM10.9は、この街の物価だとけっこう強気です。すぐそばのホーカーなら、これで麺が1杯食べられます。
ただ、出てきた現物を見ると納得しました。この話は後半で。



「SKIP THE QUEUE」のQRが列のいちばん見えるところに貼ってあるのがうまいんですよね。並んでいる時間そのものを、注文を先に進めてもらう時間に変えている。
フレーバーは12種類。ガラスに手書きで名前が書いてあります


店内のショーケース。ガラスに直接、白いペンでフレーバー名が手書きされています。写真に写っているのは「INJEOLMI mochi(きな粉餅・+RM1)」と「White Choc Macadamia」。奥に「Pistachio Kunafa(+RM2)」「Red Velvet Cheesecake」も並んでいました。
定番から変わり種まで、フレーバーは全部で12種類。「BEST SELLER」の赤いリボンが付いていたのは、シーソルト・トリプルチョコ、シーソルト・ウォルナッツ、ザ・OG(ダークチョコチップ)、そしてピスタチオ・クナーファの4つでした。
きなこもち味のクッキーってどういうこと?ここマレーシアだよね?
いい質問です。きな粉餅(インジョルミ)は韓国のお菓子。マレーシアの店で、韓国のお菓子の味をアメリカ式のクッキーに乗せて、中東由来のクナーファも隣に並んでいる。棚を眺めているだけで、いまの東南アジアの都市がどんな味の交差点なのかが分かってしまいます。
2階に席はありますが、テイクアウトをおすすめします
この店は2階がイートインになっています。ただ席数がかなり少ないので、混んでいる時間に「座って食べよう」と考えると待つことになります。


私たちはテイクアウトにしました。紙袋がしっかりしていて、持ち歩いても形が崩れません。ジョージタウンは歩いて回る街なので、この選択は正解でした。
実食|手のひらに乗らないサイズでした


私たちが選んだのはホワイトチョコ・マカダミア。追加料金+RM1のフレーバーなので、1枚RM11.9です。
袋から出した瞬間の感想がこれです。厚い。日本のコンビニで買うクッキーの、たぶん3〜4枚分の体積があります。表面はしっかり焼き色がついているのに、割ると中はまだしっとり。生地の中からホワイトチョコとマカダミアの粒が次々に出てきます。


上から見ると、真ん中に大きなマカダミアが1粒どんと乗っています。ホワイトチョコの甘さに、ナッツの香ばしさと塩気が混ざって、生地はバターの香りが強め。端を持って歩きながらかじる——チュリア通りを眺めながらの、行儀は悪いけれど最高のおやつ時間です。
これ1枚でおなかいっぱいになるやつだ。半分あげる!
実際、小3のメイには1枚が明らかに多すぎました。家族で分け合って、それでも十分な食べ応えです。ここが値段の見方を変えるポイントで、「1枚RM10.9〜のクッキー」ではなく「1枚でおやつ2人分」と考えると、印象がだいぶ変わります。



マイも「これは分けて食べる用だね」と言っていました。人数分買わなくていい、というのが結果的にいちばんの節約です。
ノリスのワンポイント|箱で買うと単価が下がります



単品RM10.9に対して、12個入りは1個あたり約RM9.9。1割ほど下がります。バラマキ土産にちょうどいい設計だと思います。
ただし、これだけ大きくて中がしっとりしたクッキーなので、日本まで持ち帰る土産としては正直おすすめしにくいです。箱で買うなら、滞在中に食べきるか、その日のうちに配れる相手がいるときだと思います。
今回のおもしろ発見(旅育)
🌏 今回のおもしろ発見(旅育)
① 1軒のクッキー屋に、世界のお菓子が集まっていた— 韓国のきな粉餅、中東のクナーファ、日本の宇治抹茶、イタリアのティラミス。「ここマレーシアだよね?」という疑問から、いまの街の味の混ざり方に気づいた
② 「並んでいる店」は自分で見つけられる— ガイドブックにもマップにも入れていなかった店を、人の列だけを手がかりに家族で選んだ
③ 値段は「1個いくら」だけでは決まらない— 1枚が大きすぎて半分こになったことで、量あたりで考える見方を自分で発見した
パパのワンポイント|行く前に知っておきたいこと
✅ CookieCrumbs 攻略メモ
① 店頭のQRから先に注文できます。「SKIP THE QUEUE」の掲示がそれです。列が長いときは試す価値があります
② 2階の席は少なめ。テイクアウトが無難です。紙袋がしっかりしているので持ち歩けます
③ 1枚が大きいので、人数分買わなくて大丈夫。わが家は分け合って十分でした
④ 一部フレーバーは追加料金(ピスタチオ・クナーファ+RM2、その他+RM1)。ショーケースのガラスに手書きで書いてあります
⑤ 営業は10:00〜23:00(売り切れ次第終了)。夜遅くまで開いているので、夕食後のデザートにも使えます
★総合評価
★ CookieCrumbs Bake Shop(チュリア通り店) 総合評価
料理のクオリティ ★★★★☆(厚みがあり、外は焼き色・中はしっとりという焼き分けができている。ホワイトチョコ・マカダミアは甘さとナッツの塩気のバランスがよく、量産のクッキーとは明確に別物。フレーバーも12種類と幅広い。ただし製法や素材で唯一無二と言い切れる要素までは見当たりませんでした)
コスパ ★★★☆☆(1枚RM10.9はこの街の物価では高めで、すぐ近くのホーカーなら麺が1杯食べられます。ただし1枚が大人でも持て余すサイズなので、人数分買わずに分ければ価格相応に落ち着きます)
子連れのしやすさ ★★★☆☆(テイクアウトなら問題なく利用できます。一方で2階のイートインは席数が少なく、キッズ向けの配慮や設備は特にありません。混雑時は店内で待つことになります)
アクセス・利便性 ★★★★☆(チュリア通りという世界遺産エリアの目抜き通り沿いで、ブルーマンションやストリートアートから歩いて行けます。夜23時まで開いているのも街歩きと相性がいいです)
コスパを★3にしました。おいしくなかったからではなく、正直に「価格相応」だからです。安さで選ぶ店ではありません。
それでも、偶然見つけた行列に並んで、家族で半分こして食べたクッキーは、しっかり記憶に残りました。予定に入れていなかった店ほど、あとで思い出すのはなぜなんでしょうね。
店舗情報
【店名】CookieCrumbs Bake Shop(クッキークラムス)チュリア通り店
【所在地】475, Chulia Street, 10200 George Town, Penang, Malaysia
【営業時間】10:00〜23:00(毎日/売り切れ次第終了)
【料金目安】単品 RM10.9/6個入り RM62/12個入り RM119。一部フレーバーは+RM1〜2
【フレーバー】12種類。シーソルト・トリプルチョコ、シーソルト・ウォルナッツ、ザ・OG(ダークチョコチップ)、ミルク&ホワイトチップ、レッドベルベット・チーズケーキ、スモア、宇治抹茶、ティラミス、ホワイトチョコ・マカダミア、ヘーゼルナッツ・クランチ、ピスタチオ・クナーファ、シーズナル・スペシャル
【席】2階にイートインあり(席数は少なめ)。テイクアウト可
【注文】店頭のQRコードから事前注文して列を短縮できる仕組みあり
【店舗展開】マレーシア国内に複数店舗を展開するブランドで、ペナンではこのチュリア通り店のみ
【アクセス】ジョージタウン世界遺産エリアのチュリア通り沿い。ブルーマンション、ストリートアートの壁画群から徒歩圏
※価格・営業時間・フレーバーの構成は変更されることがあります。ハラル食材の使用を掲げていますが、認証の有無や詳細は店頭でご確認ください。最新情報は公式サイト・公式SNSをご確認ください。
旅の予定表って、埋めれば埋めるほど良い気がしてしまいますよね。でも今回いちばん盛り上がったのは、予定に一行も書いていなかったクッキー屋さんでした。メイが「半分あげる!」と差し出してきたあの顔は、たぶんずっと覚えています。ジョージタウンはこういう寄り道が向いている街なので、宿を街区の中にとれるかどうかで歩ける密度が変わります。気になった方はぜひ以下のリンクから、空室状況や最新のプランを確認してみてくださいね。素敵な旅になりますように!
CookieCrumbs(ペナン)のよくある質問
クッキーの値段はいくらですか?
2026年7月の店頭表示で、単品がRM10.9、6個入りボックスがRM62、12個入りボックスがRM119でした。ピスタチオ・クナーファは+RM2、ホワイトチョコ・マカダミアなど一部フレーバーは+RM1の追加料金がつきます。
行列に並ばずに買う方法はありますか?
店頭のガラスに「SKIP THE QUEUE(列を飛ばす)」と書かれたQRコードが貼ってあり、そこから先に注文できる仕組みになっています。列が長いときはまずこれを試してみてください。
店内で食べられますか?
2階がイートインになっていますが、席数が少なめです。混雑する時間帯はテイクアウトのほうがスムーズでした。紙袋がしっかりしているので、持ち歩いて街歩きの途中で食べることもできます。
おすすめのフレーバーはどれですか?
わが家が食べたのはホワイトチョコ・マカダミア(+RM1)です。ホワイトチョコの甘さとマカダミアの塩気・香ばしさのバランスがよく、家族3人とも満足でした。店側が「BEST SELLER」のリボンを付けていたのは、シーソルト・トリプルチョコ、シーソルト・ウォルナッツ、ザ・OG(ダークチョコチップ)、ピスタチオ・クナーファの4つです。
クッキーはどれくらいの大きさですか?
かなり大きく、厚みがあります。小学3年生の娘には1枚が明らかに多すぎる量でした。家族で分け合って十分だったので、人数分を買う必要はありません。
日本へのお土産にできますか?
あまりおすすめしません。中がしっとりした焼きたてタイプのクッキーなので、持ち帰りの土産よりは滞在中に食べるほうが向いています。箱で買う場合も、その日のうちに配れる相手がいるときがよさそうです。
このクラスターの全体まとめはペナン3泊4日まとめ|空港到着からKLへの陸路移動まで全19記事でまとめています。あわせてどうぞ。








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