ヒルトン・クアラルンプールに泊まると決めたとき、正直プールにはあまり期待していませんでした。KLセントラル直結の都市型ホテルですから、屋上に細長い水面があるくらいだろうと。
実際に8階に上がってみて、完全に認識を改めました。ヒルトンのプールとジムは、隣のル・メリディアン・クアラルンプールと完全に共用になっていて、南国のリゾートみたいな空間が広がっていたんです。

のんたんエレベーターの扉が開いた瞬間、椰子の木とプールの水面が目に飛び込んできました。「ここ、駅の真上だよね?」と家族で顔を見合わせました。
ヒルトン・クアラルンプールのプール|ル・メリディアンと共用で実質2つ分
ここの最大の特徴は、これに尽きます。プールは一応ヒルトン側とル・メリディアン側の2つに分かれているのですが、外でつながっていて、宿泊者はどちらにも入れます。
ヒルトンとル・メリディアンは、そもそも運営しているチェーンが違います。それなのにプールもジムも一緒に使えるというのは、なかなか見ない構成でした。


岩を組んだ滝が水音を立てていて、都会のど真ん中にいることを完全に忘れます。





2つのホテルが共用にすると、片方だけでは持てない規模の施設が成立するんですよね。土地の限られた都心で、これは合理的な解だと思います。
浅いエリアには「4.0ft 1.2M」と深さが表示されていました。客室に置かれていた日本語の館内案内によると、プールの利用時間は8階で6:00〜23:00、12歳未満の子どもは必ず大人の同伴・監督が必要と明記されています。
ウォータースライダーでメイが止まらない
そして、小3のメイが完全に持っていかれたのがウォータースライダーでした。
「もう1回!ねえ、もう1回だけ!」
この「もう1回」を何度聞いたか分かりません。滑っては上り、滑っては上りを延々と繰り返していました。親としては、プールサイドの椅子に座って眺めていられるので、これはこれでありがたい時間でした。
プールサイドには、水以外の遊び場も用意されていました。卓球台(このときは巨大な蛇と梯子のボードゲームが乗っていました)、大きなチェスの駒、アーチェリーの的まであります。





泳ぎ疲れたら陸で遊べる、という導線がよくできています。子どもが飽きるタイミングで次の選択肢があるのは助かりました。
タオルは色違い|どちらのホテルの客か一目で分かる仕組み
共用施設なので、当然こういう疑問が湧きます。「どっちのホテルの客か、どうやって見分けているんだろう?」
答えはタオルでした。ヒルトン側とル・メリディアン側で、貸し出されるタオルの色が違います。ヒルトン側は紺と白のストライプでした。





身分証を確認するでもなく、タオルの色だけで運用を成立させているのは面白いんですよね。現場のスタッフが一瞬で判断できる仕組みだと思います。
プールサイドバーは両ホテルに1軒ずつ
プールサイドのバーも、ヒルトン側とル・メリディアン側にそれぞれ1軒ずつあります。ヒルトン側が「Boardwalk」、ル・メリディアン側が「Au Soleil」です。








プールサイドで飲むフレッシュライムジュースが、暑さのなかでは最高でした。




参考までに、この滞在でBoardwalkでの会計は43.50 MYR(約1,700円)でした。街の食堂に比べれば当然高いのですが、プールから上がってそのまま座れる価値を考えると、納得できる水準だと思います。
ル・メリディアンに移ったら、子どもにアイス・大人にコーヒーの引換券
ここで先に書いておくと、我が家はヒルトンに2泊したあと、隣のル・メリディアンに移ってもう1泊しています。そのル・メリディアンのチェックインでもらえたのが、この引換券でした。子どもにはアイスクリーム、大人にはコーヒーの2種類が用意されています。


「WE APPRECIATE YOUR LOYALTY/You’ve Won」と書かれた券で、アイスクリームは「Le Scoop」の2すくいと引き換えられます。引き換え場所にはプールサイドの PoolBar & Grill@8 も入っているので、泳いだあとにプールから上がってそのまま使えます。メイは当然、大喜びでした。
「泳いだあとのアイス、いちばんおいしいやつや」
そんなわけでこのプールには、ヒルトン滞在中も、ル・メリディアンに移ってからも、まったく同じ場所として通いました。この2軒は建物の作りまで同じ兄弟ホテルで、泊まる棟を変えたのにプールだけは何も変わらない——この体験がいちばん、共用の意味を実感させてくれました。
ジムは8階・24時間|ヒルトン側の建物にあります
ジムとスパは同じ8階、「THE GYM/THE SPA」の看板が出ている一角にあります。






館内案内によるとジムは24時間営業、スパは6:00〜22:00でした。マシンの台数はしっかりあり、有酸素系も筋トレ系も一通り揃っています。


ここでひとつだけ実用的な注意点を。ジムはヒルトン側の建物にあります。ル・メリディアン側に泊まっている場合は、プールサイドを歩いて移動することになるので、そのつもりで支度をしておくとスムーズです。



時差ぼけの朝に走れるかどうかって、けっこう効くんですよね。24時間開いているだけで、旅程の組み方の自由度が変わると思います。
夜のプールが一番きれいだった
そして、意外な発見。このプール、夜がいちばん良かったんです。


水中のライトが点いて、水面がエメラルドグリーンに光ります。日中の暑さが引いて、風が通るようになった時間帯。ここで足だけ浸けて座っているのが、この滞在でいちばん贅沢な時間でした。


- ホテルが違うのに同じプールを使えることに気づき、メイが「なんで別のホテルなのに一緒なん?」と質問。土地が限られた街なかで施設を分け合う仕組みを、自分の目で確かめた。
- タオルの色でどちらの宿泊者か見分けていることを発見。「名前も見てないのに、色だけで分かるんや」と、仕組みで解決するという考え方に触れた。
- ウォータースライダーを繰り返し滑るうちに、姿勢で速さが変わることを自分で見つけた。何度も試して確かめる、という体の使い方の学び。
プール・ジムの利用時間とアクセス
【施設名】スイミングプール/THE GYM/THE SPA(ヒルトン・クアラルンプール)
【所在地】3 Jalan Stesen Sentral, 50470 Kuala Lumpur, Malaysia(ヒルトン・クアラルンプール 8階)
【電話番号】+60 3-2264 2264
【営業時間】スイミングプール 6:00〜23:00/ジム 24時間/スパ 6:00〜22:00
【利用条件】宿泊者は無料。12歳未満の子どもは必ず大人の同伴・監督が必要
【共用について】プールとジムは隣接するル・メリディアン・クアラルンプールと共用。2つのプールは屋外でつながっており、どちらの宿泊者もどちらのプールを利用できる。貸出タオルはホテルごとに色が異なる
【プールサイドバー】Boardwalk(ヒルトン側/8階 7:00〜23:00)、Au Soleil(ル・メリディアン側)
【アクセス】KLセントラル駅と直結。ホテルのエレベーターで8階へ。ジムはヒルトン側の建物にあり、ル・メリディアン側からはプールサイドを経由して移動する
※最新の営業状況等は、必ず公式HPをご確認ください。
子連れの海外旅行って、観光を詰め込みすぎると全員が消耗するんですよね。だからこそ「ホテルに戻れば水がある」という状態は、想像以上に旅を助けてくれます。メイも「もう1回!」を何十回と繰り返して、夜はぐっすりでした。我が家は、宿はいいところをできるだけ納得できる条件で押さえて、そのうえで現地の体験にもしっかり飛び込む、という組み立てが好きです。プールの有無や子どもの利用条件は宿によってかなり違うので、見比べるときに一緒に確認しておくと当日が楽になりますよ。素敵な旅になりますように!
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プール・ジムの総合評価
★ 総合評価(プール・ジム編)
施設の充実度 ★★★★★(ヒルトンとル・メリディアンという運営チェーンの異なる2ホテルでプールとジムを完全共用し、屋外でつながった2つのプールを行き来できる。この構成自体が都市型ホテルとしてかなり珍しい。加えてウォータースライダー、岩組みの滝、卓球・巨大チェス・アーチェリーの遊び場まで揃い、KLセントラル直結という立地でこの規模は頭一つ抜けている)
子連れのしやすさ ★★★★☆(スライダーと浅いエリア、水以外の遊具が揃い、ル・メリディアン側に泊まればアイスクリームの引換券をプールサイドのバーでそのまま使える。ただし12歳未満は大人の同伴・監督が必須で、親が完全に離れて休むことはできないため★4)
コスパ ★★★★☆(宿泊者は追加料金なしで両ホテルのプールとジムを利用可能。プールサイドバーの実会計は43.50 MYRで、街の相場より高いが動かずに座れる価値を考えれば妥当。相場の半額以下といった数値は示せないため★4)
アクセス・利便性 ★★★☆☆(正直枠。エレベーター一本で8階に上がれるのは楽だが、ジムはヒルトン側の建物にあり、ル・メリディアン側に泊まるとプールサイドを歩いて移動することになる。共用ゆえの構造で、屋外を通る動線は雨の時間帯だと不便)
ヒルトン・クアラルンプールのプールについてよくある質問
ヒルトン・クアラルンプールのプールは何階で何時から使えますか?
8階にあり、客室に置かれていた日本語の館内案内では6:00〜23:00でした。ジムは同じ8階で24時間、スパは6:00〜22:00です。
ル・メリディアン側のプールも使えますか?
使えます。プールは2つに分かれていますが屋外でつながっていて、どちらの宿泊者もどちらのプールに入れました。ジムも共用です。貸し出しタオルの色がホテルごとに違うので、それで見分けているようでした。逆に言うと、プールとジムは2軒を選ぶ決め手になりません。我が家がヒルトン側を選ぶ理由は、共用していない33階のエグゼクティブラウンジのほうにあります。
ウォータースライダーはありますか?
あります。小3の娘は何度も繰り返し滑っていました。プールサイドには卓球台や大きなチェスの駒、アーチェリーの的もあり、泳ぎ疲れたあとに陸で遊べる場所も用意されています。
子どもだけでプールに入れますか?
入れません。館内案内に、12歳未満の子どもは必ず大人の同伴・監督が必要と明記されています。親がプールサイドで見守る前提で計画しておくのが安心です。
このクラスターの全体まとめはヒルトン・クアラルンプール宿泊記|KLセントラル直結の2泊でまとめています。あわせてどうぞ。











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