「一生に一度は、ビジネスクラスで海を渡ってみたい」。そんな憧れを、今回のシドニー一人旅でついに叶えてきました。羽田からシドニーまで、ANAの国際線ビジネスクラスで往復。フルフラットのシート、こだわりの機内食、そして4月にリニューアルされたばかりの新アメニティまで、往路と復路をまとめて一気にレビューします。到着後のシドニー空港から電車に乗るまでの「迷わない導線」も、写真たっぷりでご案内しますね。
今回は家族はお留守番で、まさかの一人旅。だからこそ「フラットシートで思いっきり眠る」「機内食をじっくり味わう」を全力で楽しんできました。ビジネスクラス、想像以上に良かったです!
羽田発、ANAビジネスクラスで一路シドニーへ
スタートは羽田空港の国際線ターミナル。ビジネスクラスは搭乗時に「Group 2」で優先的に案内されるので、行列に並ぶストレスがありません。この「先に乗れる」だけでも、旅の入り口がぐっと軽やかになります。

機材はボーイング787。席に着くと、木目調のテーブル、大型モニター、独立した収納にコンセント(ユニバーサルタイプ+USB)まで、すべてが自分だけのスペースとして完結しています。窓側の席は、まるで小さな個室のよう。この「囲われている感じ」が、長距離フライトでは本当に落ち着くんですよね。


まずはアメニティから。FRANZI×CULTIの新キットが良い
席に着いてまず目に入るのが、シートに置かれたアメニティキット。ANAは2026年4月から国際線ビジネスクラスのアメニティをリニューアルしていて、ポーチはイタリアの老舗皮革ブランド「FRANZI(フランツィ)」製。往路はミントグリーンの上品なポーチでした。

中身は、アイマスク・耳栓・歯ブラシセットに、スキンケアはイタリア・ミラノのフレグランスブランド「CULTI MILANO(クルティミラノ)」のリップバームとハンド&ボディローション。開けた瞬間にふわっと洗練された香りが漂って、これは持ち帰って自宅でも使いたくなる質感でした。

足元にはふかふかのスリッパも。靴を脱いでこれに履き替えた瞬間、「あ、今から寛いでいいんだ」とスイッチが切り替わります。

FRANZIとCULTIは、航空会社の機内アメニティとしては世界初のコラボなんですよね。素材はリサイクルポリエステルで、季節ごとにデザインが変わる設計。飛行機を降りたあとも使い続けたくなる作りだと思います。
機内食は和食が2回。金目鯛の仙台味噌煮からハーゲンダッツまで
水平飛行に移ると、いよいよ機内食。往路はどちらも和食を選びました。まずはウェルカムドリンクで喉を潤して、離陸後の解放感を味わいます。

ドリンクメニューも本格的で、シャンパンはフィリポナ、ワインはフランス各地からオーストラリア産まで。日本酒・焼酎の銘柄解説まで載っていて、読んでいるだけでも楽しい一冊です。

1回目の和食は、主菜が金目鯛の仙台味噌煮。金の紙で覆われて登場し、開けると味噌の香りがふわり。前菜の彩りも美しく、これが空の上で出てくるのかと、しみじみ感動しました。


食後にはチーズの盛り合わせ(ブルー・ウォッシュ・セミハードにドライフルーツ添え)と、デザートのハーゲンダッツ。この日は「紅茶のタルト」フレーバーで、機内でハーゲンダッツが食べられるのは、地味に嬉しい瞬間なんですよね。


和食の優しい味に、ワインとチーズ、締めのハーゲンダッツ。地上のレストランと変わらない満足感で、思わず「これで空を飛んでるのか…」とニヤけてしまいました。
食事のあとは、シートをフルフラットに。往路の飛行時間は約9時間で、モニターにも「TIME TO DESTINATION 08:50」と表示されていました。しっかり横になって眠れるので、翌朝シドニーに着く頃には体がすっきり。ここがエコノミーとの決定的な差だと感じます。

夜行便でフラットに眠れると、着いた初日をまるまる観光に使えるんですよね。ホテルの1泊分を空の上で先取りしていると考えると、時間の使い方として理にかなっていると思います。
シドニー到着!空港から電車(Airport Link)に乗るまでの導線
おはようございます、シドニー。自分を運んでくれた787が、朝の光の中で駐機しているのを見ると、なんだか愛おしくなります。ここからは、初めての人がいちばん不安になる「到着してから電車に乗るまで」の道のりを、順を追ってご案内しますね。

入国審査と荷物受け取りを終えて到着ロビーへ。ステンドグラスのアート壁や「SYD」のサインが出迎えてくれて、いよいよ来たな、という気分が高まります。

電車(Airport Link)への行き方はシンプルです。到着階を進むと右手にマクドナルドが見えてきて、そのまま「Airport Trains(電車)」の案内サインに従って進むだけ。マクドナルドが良い目印になります。

「Trains」の表示と黄色の改札を目指して進みます。ここまで来ればもう迷いません。

エスカレーターを降りると「International Airport Station」。ここが空港直結の駅で、Mascot、Central、Museum、Circular Quay…と、市内の主要駅まで乗り換えなしで一直線に結ばれています。路線図を見れば、目的地までの距離感が一目で掴めます。

そして地味に一番大事なのがこれ。「No need for an Opal card(Opalカードは不要)」。日本のSuicaにあたる交通カードを買わなくても、クレジットカードやスマホ・スマートウォッチを改札にタッチするだけで乗れてしまいます。海外で券売機と格闘しなくていいのは、本当にありがたい進化です。

「マクドナルドを右手に見ながら電車のサインへ」。これさえ覚えておけば、初シドニーでも空港でまず迷いません。手持ちのタッチ決済カードだけでスッと改札を通れた時は、ちょっと感動しました。
ちょっと待って、この値段!空港のプチ価格ショック
電車に乗る前に、売店をのぞいて軽くのけぞりました。自動販売機のミネラルウォーターが1本4.5豪ドル(約450円)。日本の感覚だと、水にこの値段は驚きます。

さらにプリングルスは「セール中」で5.99豪ドル(約600円)。これでも値引き後というのがオーストラリア物価の洗礼です。飲み物やお菓子は、市内のスーパーで買うほうが断然お得なので、空港では最低限にとどめるのがおすすめです。

空港価格は世界共通で強気なんですよね。タッチ決済で電車に乗って、シティのスーパーで水を数本まとめ買いする——この一手間だけで、旅の細かな出費はけっこう抑えられると思います。
空港の外にはSYDサインと、鳩なみに歩く不思議な鳥
ターミナルの外に出ると、記念撮影の定番「SYD」の巨大サインがあります。到着の高揚感をそのまま一枚に残せる、ちょっとした撮影スポットです。

そして足元を見ると、見慣れない長いくちばしの白い鳥が。最初は「珍しい!」と写真を撮っていたのですが、この鳥(オーストラリアクロトキ、通称アイビス)、シドニーでは鳩なみにそこら中を普通に歩いていました。現地の日常に少し笑ってしまう出会いです。

さあ、いよいよ電車に乗車。二階建てのシドニー・トレインズが入ってきました。空港直結の駅から乗れば、揺られること十数分でシティの中心部です。

車窓には、工事中の高層ビルや街並みが流れていきます。地下から地上に出た瞬間、青い空とシドニーの街が広がって、旅のテンションが一気に上がります。

歴史ある石造りのカスタムズハウスを眺めながら、終点はサーキュラーキーへ。目の前にハーバーブリッジ、停泊する巨大クルーズ船、行き交うフェリー…。空港からたった数十分で、この絶景にたどり着けてしまうのがシドニーの魅力です。


🚆 空港からシティへの移動、どっちを選ぶ?
・Airport Link(電車):乗り換えなしでシティまで十数分。改札はタッチ決済でOK、Opalカード不要。渋滞知らずで時間が読めるのが最大の強み。
・タクシー/Uber:荷物が多い・複数人ならラクだが、料金は電車の数倍。朝夕は渋滞で時間も読みづらい。
一人旅で身軽なら、まず電車が正解。浮いたお金と時間を、そのまま現地の体験に回せます。
帰りはウェルカムシャンパンで乾杯。洋食のステーキと2回目の和食
旅を満喫して、いよいよ帰国便へ。復路のハイライトは、着席してすぐに出てくるウェルカムシャンパンです。この日はアレクサンドル・ボネのブラン・ド・ノワール。滑走路が見えるモニターの前で、まだ飛び立つ前から一杯いただける贅沢に、思わず頬がゆるみます。


離陸前の一杯のシャンパン。これから帰るんだなという少しの寂しさと、旅をやりきった満足感が混ざって、なんとも言えない良い時間でした。乾杯!
復路の座席まわりも、しっかり寛ぎモード。復路のアメニティポーチは往路のグリーンと違い、キャメル色のFRANZI×CULTI。同じキットでも季節・便で色が違うのは、ちょっとした収集心をくすぐられます。


食事は、1回目に洋食、2回目に和食をチョイス。1回目の洋食メインは、牛フィレ肉のステーキ ポルチーニソース。しっかり火の入ったフィレに、ポテトや彩り野菜、別添えのソース。前菜のサーモンとホタテ、2種のパンまで付いて、機内とは思えない一皿です。


そして2回目、到着前の和食は、ハタの塩こうじ焼き。冷やし茶碗蒸しやお味噌汁、香の物まで揃った端正な和定食で、帰国後の胃をやさしく整えてくれます。往路は和食2回、復路は洋食→和食と、変化をつけて楽しめるのも往復ビジネスの醍醐味でした。

食後は、ANAオリジナルのMAISON CACAOショコラと温かい煎茶でひと息。細部まで日本らしいおもてなしが行き届いています。

そして復路もシートをフルフラットに。まっさらなブルーの寝具に包まれて横になると、モニターには日本へ向かう航路図。窓の外には、雲海を染める朝焼けが広がっていました。


復路は「眠るための便」と割り切るのが正解な気がします。ウェルカムシャンパンで力を抜いて、洋食から和食で胃を戻して、あとはフラットで眠る。降りた時のコンディションが、次の日をまるごと左右するんですよね。
まとめ|ANAビジネスクラス往復で見つけた3つの発見
- アメニティは「持ち帰って使える」時代へ。FRANZI×CULTIの新キットは、航空会社アメニティ世界初のコラボ。往路グリーン・復路キャメルと色が違い、飛行機を降りた後の生活でも使える質感でした。
- フルフラットは「時間を生む投資」。約9時間の夜行便でぐっすり眠れると、着いた初日を丸ごと観光に使える。ホテルの1泊分を空で先取りする感覚です。
- シドニー空港→シティは電車が最強。マクドナルドを目印に進み、タッチ決済で改札を通れば乗り換えなしでシティへ。Opalカードすら要りませんでした。
便・路線情報&総合評価
【航空会社】ANA(全日本空輸)/スターアライアンス
【路線】羽田(HND)⇄シドニー(SYD) 国際線ビジネスクラス
【機材】ボーイング787(フルフラットシート)
【所要時間の目安】往路 約9時間(夜発・翌朝着)
【機内食】2回提供/和食・洋食から選択(デザートにハーゲンダッツあり)
【アメニティ】FRANZI×CULTI MILANO(2026年4月リニューアル)
【到着後アクセス】シドニー空港直結「Airport Link」でシティまで乗り換えなし・タッチ決済対応
※運航ダイヤ・機材・機内食の内容は変更になる場合があります。最新情報は必ずANA公式サイトをご確認ください。アメニティの詳細はANA公式リリースをどうぞ。
ひとりの海外フライトは、準備も移動も全部自分で背負う分、ちょっと緊張しますよね。でもその緊張のぶんだけ、フラットシートで迎える朝や、タッチ決済ひとつで改札を抜けた瞬間の「できた!」が、しっかり記憶に残ります。ビジネスクラスは決して安い買い物ではありませんが、特典航空券やアップグレードを活用すれば、体験の密度はぐっと上がります。ちなみに、この便を実際に“お得に”乗った方法(金浦発券)はANA金浦発券・修行の完全ガイドにまとめました。気になった方は、ぜひ早めにANAの空席や特典枠、最新の運賃をチェックしてみてくださいね。素敵な空の旅になりますように。
★ 総合評価(ANA国際線ビジネスクラス/羽田⇄シドニー)
機内・シートの快適さ ★★★★☆(B787のフルフラットで約9時間ぐっすり。翌日の体調が段違い。全席が通路直結の最新型ではない点で★4)機内食・アメニティの満足度 ★★★★☆(金目鯛の和食やステーキの完成度が高く、FRANZI×CULTIの新キットは航空会社アメニティ世界初コラボで持ち帰り価値も。突出まではいかずとも満足度は高い)
コスパ ★★★☆☆(正直枠。現金運賃だと相応に高い。特典航空券やアップグレードで乗れば価値は一気に跳ね上がる)
空港での利便性・アクセス ★★★★☆(シドニー空港直結のAirport Linkでタッチ決済・乗り換えなし。改札まで徒歩数分で迷いにくい)
よくある質問(FAQ)
Q. ANAの羽田〜シドニー線の機材とフライト時間は?
A. ボーイング787で運航され、往路の飛行時間は約9時間(夜発・翌朝着)でした。フルフラットシートなので、しっかり横になって眠れます。実際の運航ダイヤは時期により変わるため、必ず公式でご確認ください。
Q. ビジネスクラスのアメニティは持ち帰れますか?
A. FRANZI×CULTI MILANOのポーチや中身は持ち帰って使えます。海外発の便ではANAオリジナルのエコバッグも付いてきます。イタリアブランドのスキンケアの香りが良く、自宅でも活躍しますよ。
Q. シドニー空港から市内へのおすすめの行き方は?
A. 空港直結の電車「Airport Link」が便利です。到着階でマクドナルドを右手に見ながら「Trains」の案内に従えば駅に着きます。Opalカードを買わなくても、クレジットカードやスマホのタッチ決済で改札を通れます。
Q. 機内食は和食と洋食どちらがおすすめ?
A. 好みですが、今回は往路を和食2回(金目鯛の仙台味噌煮など)、復路を洋食(牛フィレステーキ)→和食(ハタ塩こうじ焼き)と変えて楽しみました。デザートにはハーゲンダッツも用意されています。往復で和洋を切り替えると飽きずに満喫できます。
このクラスターの全体まとめはシドニーソロ旅まとめ|ANA修行×お得ビジネスで巡る世界遺産1泊2日でまとめています。あわせてどうぞ。


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