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ANA JCBカード プレミアムは旅行でどこまで使えるか|保険・マイル・ラウンジを実体験レビュー

ANA JCBカード プレミアム
年会費77,000円
基本還元率
海外旅行保険自動付帯
空港ラウンジあり
国際ブランドJCB

最終確認日: 2026年6月18日

結論から。ANAに年3回以上家族で乗るなら検討の価値あり。年1回なら年会費77,000円(税込)は回収できません。わが家はANAで全国を回る家庭で、このカードは「マイルのエンジン」です。ただ、家族旅行目線で一番大事な注意点を先に言います——家族カードでは国内線ANAラウンジに入れません。わが家がそれでも困っていない理由も含めて、正直に書きます。※記載の条件は2026年6月時点です。必ず公式サイトでご確認ください。

わが家でのこのカードの役割

ANA搭乗まわりの主役。毎年の継続ボーナス10,000マイルと搭乗ボーナス50%で、家族の特典航空券の原資を作る係です。ラウンジは、のんたん(本会員)+マイ(SFC会員)の二人体制でカバーしています。

目次

こんな人に向いている / 向いていない

こんな人に向いている
  • 帰省や家族旅行で年3回以上ANAに乗る
  • 「貯めたマイルで家族3人の特典航空券を取る」という明確な目標がある
  • 国内線ANAラウンジを搭乗前の定位置にしたい(本会員)
こんな人には向いていない
  • ANA搭乗が年1回あるかどうか → 回収できません。空港ラウンジ目的なら三井住友カード ゴールド(NL)のカードラウンジで十分です
  • 「家族みんなでラウンジ」を期待している → 家族カード会員はANAラウンジに入れません(別途料金でも不可)
  • マイルよりホテルの上級ステータスが欲しい → ヒルトンマリオットのホテル系カードへ

詳細スペック

年会費(2年目以降)77,000円
家族カード4,400円
家族カードの備考家族カード4,400円(2026年6月時点)
海外事務手数料1.6%
ポイントJ-POINT(2026年1月にOki Dokiから移行)
還元率の備考200円ごとに通常1pt(=2マイル)+ボーナス1pt(=0.6マイル)。通常利用で実質1.3%相当
海外旅行保険自動付帯
海外治療費用1,000万円
家族特約あり
家族特約の内容本会員と生計を共にする19歳未満の子が対象。治療費用200万円限度(2026年6月時点・JCB公式)
国内空港ラウンジあり
プライオリティ・パス無制限
ラウンジの備考国内線ANAラウンジ利用可(本会員のみ・家族カードは不可)。プライオリティ・パス(プレステージ相当)付帯
航空会社ANA
マイル還元率1.3%
マイルの備考通常1.3%(200円=2.6マイル)。年間利用ボーナスで最大1.37%(2026年6月時点)
ボーナスマイル入会・継続ボーナス各10,000マイル
搭乗ボーナス: 区間基本マイレージの50%

最終確認日: 2026年6月18日

メリット・デメリット

メリット: 「乗る家庭」への還元が分厚い

  • 継続ボーナス毎年10,000マイル: マイルの価値を1.5〜2円とみる目安なら15,000〜20,000円相当が毎年自動で入ります。年会費の重さを和らげる土台です
  • 搭乗ボーナス50%: 同じ便に乗っても貯まり方が違います。家族でまとまって乗る回数が多いほど効きます
  • 海外旅行保険に子どもの家族特約が付く: 本会員の治療費用1,000万円に加え、生計を共にする19歳未満の子が対象の家族特約(治療費用200万円限度)。海外旅行保険は利用付帯で、出発前に公共交通機関の乗車券や募集型企画旅行(パッケージツアー)の代金を、このカードまたは家族会員のカードで決済しておくことが適用条件です(2025年10月の改定以降は出発前の決済が必須)。子ども自身がカードを持てなくても補償の対象にできる点は、家族特約のないカードにはない強みです(仕組みは家族特約とはで解説)。なお家族特約は海外旅行保険のみで、国内旅行ではカードを持たないお子さんは補償対象外です
  • ANA航空券の購入は100円=3マイル相当(約3%還元): 通常のカード決済分に、ANAカードマイルプラスの上乗せ(プレミアムは100円=2マイル)が加わります。「ANAに乗る家庭がANAの航空券を買う」という一番自然な使い方で、いちばん貯まる設計です
  • 固定資産税などの税金支払いもマイル付与対象: 大口の納付が通常と同じ1.3%相当で貯まり、しかもこの決済額はすぐ後で触れるライフソリューションルートの年間決済条件にそのまま算入されます。国税のカード納付手数料(1万円ごとに99円・約0.99%)を還元が上回るので、「どうせ払う税金」がマイルとステータスの両方に化けます
  • プライオリティ・パス(プレステージ相当)付帯: 海外の提携ラウンジを無料・回数無制限で使え、同伴者も1名2,200円(税込)と通常料金(35米ドル前後)の半額以下。わが家のホテル系アメックス2枚にはプライオリティ・パス自体が付かないので、海外ラウンジはこのカードの独壇場です
  • 海外事務手数料1.6%は、わが家の保有カードで最安: 円換算は基準レート+1.6%(例: 基準レート1ドル160.4円なら請求は約163円)。ホテル系アメックス(3.5%)やゴールドNL(3.63%)より大幅に低く、海外の現地決済はこのカードの係です

もう一つ、ANAの上級会員(ダイヤモンド等)を狙う方へ。このカードの決済額は、必要プレミアムポイントが半分になる「ライフソリューションルート」の決済条件(ダイヤモンドなら年500万円・家族カード合算可)にそのまま算入されます。必要PPと条件の全体像はANA上級会員をカード決済で目指すで詳しく整理しています。

年会費77,000円の元は取れるのか(わが家の目安計算)

1年の使い方受け取る価値(目安)年会費との差し引き
家族で年3往復+生活決済継続10,000マイル(1.5〜2万円相当)+搭乗ボーナス+ラウンジ約9千円+決済マイル1.3%際どい〜均衡
上記+貯めたマイルで特典航空券を発券家族の国内旅行をもう1回(3〜4.5万マイル消化)発券できた年は黒字感
搭乗が減った年継続ボーナスのみ▲5万円超の持ち出し感

数字だけ並べると正直「際どい」ラインです。決め手は、貯まったマイルで「家族3人分の旅をもう1回」作れるかどうか。それができる搭乗頻度の家庭には、数字以上の価値があります。

回収を早めるコツがもう一つ。ANAの航空券は必ずこのカードで買うことです。前述のとおり航空券は100円=3マイル相当なので、家族3人で年3往復・航空券代が年30万円なら、それだけで約9,000マイル。継続ボーナスと合わせれば、特典航空券1回分にぐっと近づきます。

デメリット: 「家族カードのラウンジの壁」は想像以上

  • 家族カード会員はANAラウンジ不可(有料でも不可)。「本会員だけラウンジ、家族は外で待つ」という気まずい構図になりがちです
  • 年会費77,000円は、搭乗回数が減った年に一気に重くなります
  • 2026年1月にポイントがJ-POINTへ移行。通常利用の還元は実質1.3%相当ですが、計算の仕組みが変わったので移行前の感覚のままだと誤解しやすいです

実際に旅行で使ってみた

わが家のANA旅は、伊丹空港のANAラウンジから始まります。仙台への搭乗記で書いたとおり、静かな席で旅程を最終確認して、娘は窓の外の飛行機を眺める——この「旅の準備室」があるおかげで、搭乗前のバタバタがなくなりました。ラウンジの市価を1人1,000〜1,500円とすると、家族で使えば1回3,000円前後の価値。これを毎回享受できるかどうかは、年会費の体感をかなり変えます。

ANAラウンジの窓際で、駐機中の飛行機を眺めながらいただく紅茶。搭乗前の静かな準備時間

ただし注意してほしいのは、わが家で家族全員がラウンジに入れているのはマイがSFC会員だからで、このカードの家族カードの力ではありません。もしSFCがなければ「パパだけラウンジ」になっていました。家族旅行のためにこのカードを検討している方は、作る前にぜひ家族会議を。

よくある質問

家族カードでもANAラウンジに入れますか?

入れません。国内線ANAラウンジを利用できるのは本会員のみで、家族カード会員は別途料金を払っても利用できません(2026年6月時点)。

マイルはどのくらい貯まりますか?

通常のショッピングで実質1.3%相当(200円=2.6マイル)、年間利用ボーナスを含めると最大1.37%です(2026年6月時点)。これに入会・継続ボーナス各10,000マイルと搭乗ボーナス50%が加わります。

海外旅行保険は何もしなくても適用されますか?

利用付帯です(2026年6月時点)。出発前に公共交通機関の乗車券や募集型企画旅行(パッケージツアー)の代金を、このカードまたは家族会員のカードで支払っておくことが適用条件です。2025年10月の改定以降は出発前の決済が必須になりました。出発前にJCB公式の付帯保険ページで最新の適用条件をご確認ください。

子どもの保険はどうなりますか?

本会員と生計を共にする19歳未満のお子さんが家族特約の対象で、治療費用は200万円限度です(2026年6月時点)。本会員より低い点にご注意ください。

固定資産税などの税金の支払いでもマイルは貯まりますか?

貯まります(2026年6月時点)。税金も通常のショッピングと同じ実質1.3%相当の付与対象で、ANA上級会員を目指すライフソリューションルートの年間決済額にも算入されます。なお国税のカード納付には1万円ごとに99円(約0.99%)の決済手数料がかかるため、還元との差し引きはご自身の納付額でご確認ください。

結論: 申し込む価値があるのはこんな家庭

最終チェック
  • 帰省や家族旅行で年3回以上ANAに乗る
  • 貯めたマイルで「家族の旅をもう1回」作る目標がある
  • ラウンジは本会員中心の運用で納得できる(または家族のSFC等で補完できる)

3つ当てはまるなら、継続ボーナスと搭乗ボーナスが効いて年会費77,000円は働きます。年1〜2回の搭乗なら、まず三井住友カード ゴールド(NL)で空港ラウンジだけ確保して様子を見るのが現実的です。

ホテル系・低コスト系との使い分けの全体像は旅行で得するクレジットカード比較まとめで整理しています。

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