SFC修行の解説記事は羽田起点のものが大半です。でも関西ベースの修行僧にとっては「伊丹と関空、どちらが有利か」「羽田を経由するメリットは」という問いのほうが現実的です。関西在住でダイヤモンドまで経験した修行経験者として、関西発修行の選択肢をPP単価で徹底比較します。
のんたん修行を始めた当初、関西発の情報が少なくて苦労しました。「那覇タッチって伊丹からがいいの?関空からがいいの?」と悩んでいた頃の自分への回答が、この記事です。


関西発修行の基本ルート3選
関西を起点とした場合、修行ルートは大きく3パターンに分かれます。PP単価(フライト費用÷獲得PP)が10円以下になるかどうかが選択基準です。
関西発修行ルート3選(スタンダード運賃・参考値)
① 伊丹(ITM)↔ 那覇(OKA)直行往復
区間基本マイル:739マイル(片道・「大阪—沖縄」区間)
PP目安:約2,760PP(往復)
特徴:最短所要時間・最もシンプルな修行スタイル
② 伊丹(ITM)→ 羽田(HND)→ 那覇(OKA)→ 伊丹(ITM)経由往復
区間基本マイル:ITM-HND 280マイル、HND-OKA 984マイル(各片道)
PP目安:約4,840PP(往復・4区間合計)
特徴:費用は高くなるが1往復でのPP獲得量が大幅増
③ 関西(KIX)発 国際線(クアラルンプール等)+ 国内乗り継ぎ
特徴:国内線修行より高単価PP獲得が可能なケース。海外発券と組み合わせると効率最大化。詳細は後続記事で解説予定。


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PP単価で比較する——どのルートが得か
ルート比較の基準は「PP単価(円/PP)」です。修行向きの基準は10円以下。以下は参考試算です(実際の運賃は日程・購入タイミングで変動するため、ANA公式シミュレーターで確認してください)。
| ルート | 概算費用(往復) | 獲得PP概算(往復) | PP単価目安 |
|---|---|---|---|
| ITM↔OKA 直行(スタンダード) | 20,000〜30,000円 | 約2,760PP | 7〜11円 ◯〜△ |
| ITM→HND→OKA→ITM(スタンダード) | 30,000〜45,000円 | 約4,840PP | 6〜9円 ◎ |
| ITM↔OKA 直行(フレックス) | 30,000〜45,000円 | 約3,760PP | 8〜12円 ◯〜△ |



実際の運賃は購入タイミングで大きく変動するので、この表はあくまで目安なんですよね。ANA公式の「国内線PP・マイルシミュレーション」に実際の運賃を入力してPP単価を算出してから予約する習慣が大切だと思います。
シミュレーションはANA公式のプレミアムポイントについてのページから利用できます。
伊丹発 vs 関空発——どちらが有利か
関西の修行僧が最初に迷うのが「伊丹か関空か」です。PP計算の観点では以下の違いがあります。
- 伊丹(ITM)の特徴
那覇への直行便は本数が多く、日帰り修行(OKAタッチ)がしやすい。区間基本マイルはKIXと同じ「大阪—沖縄」739マイル扱いでPP面の差はない。アクセスは梅田から30分圏内で使いやすい。 - 関西(KIX)の特徴
那覇への直行便本数はITMより少ないが、国際線接続が充実している。将来的に国際線修行(クアラルンプール等)を視野に入れるなら、KIX起点で設計するほうが連携しやすい。PP面はITMと同条件のため、判断軸は便数と国際線接続になる。 - 結論:フライト修行のみならITM優先・国際線連携視野ならKIX
OKAタッチを繰り返す純粋なフライト修行ならITMのほうが使いやすい。国際線修行(ルート③)を組み合わせる場合はKIXを起点に設計する。
乗り継ぎ経由の有効活用——1往復でPPを最大化する
「日程が多く取れない」「修行回数を減らしたい」という場合は、ルート②(ITM→HND→OKA→ITM)のように乗り継ぎを組むことで1往復あたりのPP獲得量を増やせます。
ITM→HND→OKA→ITM 乗り継ぎルートのポイント
メリット:直行往復と比べてPP数が約1.75倍。日程1日で4区間のPPが取得できる。
デメリット:羽田乗り継ぎの待ち時間が発生する(最低60〜90分程度)。運賃は直行より高くなる傾向。
向いている人:忙しくて月1〜2回しか修行日が取れない/日帰りで効率よくPPを稼ぎたい/PLATINUMまでの残PPが多い時期に集中して積みたい。



私は修行の途中で「月に1回しか修行日が取れない」という状況になって、乗り継ぎルートに切り替えました。羽田の乗り継ぎ時間も、空港内のラウンジでのんびり過ごせるのでむしろ快適で、修行そのものが楽しくなりました。
年間計画の立て方——プラチナ50,000PPを逆算する
プラチナのフライトのみルート(50,000PP)を関西発で達成する場合の目安です。
プラチナ(50,000PP)逆算シミュレーション
【ケースA】ITM↔OKA直行×19往復
1往復あたり約2,760PP × 19回 = 約52,400PP
費用目安:1往復2〜3万円 × 19回 = 38〜57万円
【ケースB】乗り継ぎルート×11往復
1往復あたり約4,840PP × 11回 = 約53,200PP
費用目安:1往復3〜4.5万円 × 11回 = 33〜49.5万円
【ケースC】ライフソリューション条件B(30,000PP+400万決済)
必要フライト回数をITM↔OKA直行で換算:約11往復(乗り継ぎルートなら6〜7往復)
費用:フライト代22〜33万円+ライフソリューション決済コスト
→ フライト回数をAの半分近くに減らせる。仕事と家事が多い家庭ならCが現実的
ケースCのライフソリューション条件の詳細は「ANA上級会員をカード決済で目指す」、400万円決済の作り方は「ANAカード400万・500万決済の達成法」で解説しています。
関西発SFC修行のよくある質問
OKAタッチとは何ですか?日帰りで修行できますか?
OKAタッチとは、那覇空港に到着したのち、ラウンジや空港内グルメを楽しみつつすぐに折り返し便に乗る「日帰り修行」のスタイルです。那覇での滞在時間は1〜2時間程度。伊丹から早朝便で飛べば夕方には帰宅できます。那覇空港内の様子と過ごし方は「OKAタッチ修行の完全ガイド|那覇でANAラウンジ+グルメを楽しむ手順」で詳しく紹介しています。
修行は1年でまとめてやる必要がありますか?
はい。PPは1月〜12月末でリセットされるため、同一年内に必要PPを達成することが条件です。逆に言うと「2年に分けて積む」はできません。年初(1〜3月)から計画的にスタートし、余裕を持って達成するスケジュールを立てることが鉄則です。特に家族旅行の日程と修行日を組み合わせると、交通費の二重払いが避けられます。
神戸空港(UKB)からも修行できますか?
神戸空港(UKB)発着のANA便は現時点では那覇便がなく(スカイマーク等他社のみ)、ANA修行の起点としては使えません。ANA修行は伊丹または関西空港が関西からの現実的な起点です。
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